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2010年09月23日

ドラマ「うぬぼれ刑事」終了

  TBS系で金曜10時に放送していた「うぬぼれ刑事」、2010年9月17日に終わってしまった。

  宮藤官九郎脚本、長瀬智也主演、タイトル「うぬぼれ刑事」と聞いて、見ないうちから笑ってたわたし。もちろん期待度1位。

  2話あたりで、毎回「手錠と指輪どっちがいいですか?」とやるのかな、ちょっと飽きるなと心配したけれど、趣向を変えてくれてクリアー。そのうち逆に、そろそろ?こんどはどんな?と待つようになり、どんどん面白くなってきた。

  もうひとつ心配だったのは、刑事ドラマなら毎回事件がないとならないだろうってこと。第1話はトリックがちゃんとあって、安心したのだけれど、その後は・・・えーと・・・どうだったか。ミステリー的要素があった回もありそうでもないときもあったような。つまりどうでもよくなって来たのだった。観る者としては。
  
  西田敏行の存在がドラマを安定させていた。うぬぼれ5が5人かかってもかなわないほど。長瀬君とふたりで踊っちゃったときなんか、大笑い。リズム感あるし。

  回を追って「うぬぼれ刑事のテーマ」を長瀬君が踊る、唄う、ファイヴも踊る、とうとう歌詞がつく。ミュージカルだったのか、これは。
  ドラマの中で「あと3回となり」なんて、ナレーション&父親役の西田が言う。長瀬が一瞬「タイガー&ドラゴン」の虎児になる。なんでもありなんだな、と楽しかった。
  枷がはずれていって気持ちがラクになる。コメディってこういう効果があるんですね。

  現実なのか、本の中なのか、はたまたドラマ化された話か、同時進行の三つの世界がごっちゃになったような錯覚に陥ったりもした。

  最終回、結婚式に出席したうぬぼれ5のひとりと同じことを、画面に向かって言ってました。「その手があったか!」

  クドカン氏は演出も担当。日記を読むと超人的な多忙のようなのに、よくやりますよね。多分面白いことに目がないのだろう。

  期待たがわぬ1位でありました。
  踊りながらときにふざけてる長瀬君を思うと今もまだ笑えます。 

  

投稿者 きさら先 : 2010年09月23日 00:00