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2012年05月27日

井上陽水LIVE2012渋谷 2nd(2)

井上陽水LIVE 2012 Hello,Goodbye
NHKホール (東京都渋谷区) 2nd
2012年5月25日(金)19:00開演 

(続き)
  「ジェラシー」に続く3曲で幸福感を味わったあと、「最後のニュース」でいうなれば深刻な現実に立ち戻るわたしたちに、今夜はもう1曲用意されていた。疑問形で終わる「最後のニュース」の、あたかも答えのように。

  仙台と盛岡で聴いた「積み荷のない船」、会場では涙をこらえ、または流している方も居られた。創られたときには何の意味もなかったかもしれない歌詞が、胸を突く。例えば
  ♪間に合えば~  とその一節だけでも・・・・。

  涙、それは“泣ける映画”とかのうわっつらの”涙”ではない。人間の奥底から出るもの。
  そんな感情を陽水が引き出すのは、深い想像力を使って懸命に同じところへ行っているからではないだろうか。そこで「オロオロアルイテ」いるからではないだろうか。
  声も含めて全身がかもす存在感、または非存在感にそんなふうに思う。

  さすがにプロフェッショナル!たちどころに現実のホールに戻って「氷の世界」に突入する。不条理をも輝きに変える永遠の定番。“軽いうそでも”“みんな笑って”。

  今回の曲順にはうねりが何回もあって、多分はじめて聴く方も退屈するヒマがないことだろう。このあとのアンコールもそうだった。

  「結詞」 アンコールの3曲目。せめて最終日には聴きたいと思っていたので、 嬉しい驚き。一語一語を大切に聴く。

  大盛況のNHKホールで陽水の存在の大きさを改めて感じる。 
  世界的テナーが何?
  日本に井上陽水あり! ってね。

  贅沢な二日間でありました。

  その中ではまったく小さなことだけど、「氷の世界」で投げられるハーモニカが完璧マイボールだった、角度も距離も。でも前の方が手を伸ばしてキャッチしてしまった。うまいなぁと感心したのは負け惜しみで、その方が「御免」で立ったとき、イスに置いた袋をちょっとのぞいて見たりしたわたしです(笑い)  
  

01.東へ西へ
02.アジアの純真
03.Make-up Shadow
04.俺の事務所はCAMP

05.MAP
06.自然に飾られて
07.なぜか上海
08.海へ来なさい

09.夏まつり (弾き語り)

10.Hello,Goodbye (The Beatles)

11.リバーサイドホテル
12.ジェラシー
13.5月の別れ
14.クレイジーラブ
15.新しいラプソディー
16.最後のニュース  
17.積み荷のない船
18.氷の世界
19.少年時代

アンコール
20.御免    New!
21.渚にまつわるエトセトラ
22.結詞    New!
23.夢の中へ


次は5月31日(木)舞鶴市総合文化会館 6月1日(金)フェニックス・プラザ(福井)

投稿者 きさら先 : 2012年05月27日 13:24