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2007年10月25日
井上陽水コンサート2007松戸
2007年10月6日(土) 晴
松戸森のホール21 18:30開演
01.闇夜の国から with今堀(guitar)
02.断絶
03.Power Down
04.限りない欲望
05.人生が二度あれば
06.海へ来なさい with今堀(guitar)&小島(piano)
07.少年時代
08.飾りじゃないのよ涙は
09.Make-up Shadow with the band members
10.新しい恋
11.ワインレッドの心
12.リバーサイドホテル
13.恋の予感
14.5月の別れ
15.クレイジーラブ
16.嘘つきダイヤモンド
17.長い猫
18.氷の世界
[アンコール]
19.アジアの純真
20.渚にまつわるエトセトラ
21.夢の中へ
22.いっそセレナーデ
Piano & keyboards 小島良喜、Drums 山木秀夫、Bass 美久月千晴、Guitar 今剛、Guitar 今堀恒雄
歌詞はこちらでお読みになれます
07年11月4日 追記
秋のツアー開始からもうひと月、明日は那須黒磯ということなので、慌てて書き足している。
千葉県松戸市。都内から江戸川を渡ってすぐのところ。地下鉄は乗り入れているし、駅前にどんどんバスが来るし、終演後はホールの前に増発のバスが待っている。足の便がよいのがありがたい。駅から十分足らずでその名の通り森に囲まれたホールだ。
黒にピンストライブのジャケット、中は赤にやはり細い縞のシャツと秋らしい装いは昨日と同じ。“来年着る色を今年着てみました”とのこと。それを言うんだぁと思う。できれば、年齢不詳、性別不明の存在でいて欲しい。もちろん、メディアでいやでも知らされているのだけれど。
年齢でもそのほかのことでも、あまりはっきりさせると、規定されてしまう。“なのに”とか、“だから”とか、ラベルどおりの中味を要求されるでしょう?そんなものから自由でいたい。かといって、物理的な変化を受け入れないわけではないのですが。
もう日が経ってしまって記憶が定かでないが(それなら書かなきゃいいのだけれど)、この日はのびのびした印象。わたしもリラックスして楽しく聴いた。開始当初は心配な多少の不調も、最後にはいつも忘れている。
前日に比べると端で気楽な席だったが、そうなるといつの間にか陽水の視線の行く先を調べている自分に気づく。勝手なものです。だから、2階3階に向けて手を振る姿はとても嬉しい。
前日もこの日も、ペリカンが「渚にまつわるエトセトラ」にしかいないのが、淋しかったです。
井上陽水コンサート2007桐生
2007年10月5日(金) 晴
桐生市市民文化会館(シルクホール) 18:30開演
01.東へ西へ with今堀(guitar)
02.断絶
03.Power Down
04.カナリア
05.人生が二度あれば
06.少年時代 with今堀(guitar)&小島(piano)
07.娘がねじれるとき
08.手引きのようなもの
09.Make-up Shadow with the band members
10.新しい恋
11.ワインレッドの心
12.リバーサイドホテル
13.恋の予感
14.クレイジーラブ
15.5月の別れ
16.感謝知らずの女
17.嘘つきダイヤモンド
18.氷の世界
[アンコール]
19.アジアの純真
20.渚にまつわるエトセトラ
21.夢の中へ
22.いっそセレナーデ
Piano & keyboards 小島良喜、Drums 山木秀夫、Bass 美久月千晴、Guitar 今剛、Guitar 今堀恒雄
歌詞はこちらでお読みになれます
07年11月4日加筆
秋のツアーが始まっている。といっても、もう一ヶ月も前のことで、いまごろ記憶を探って書いている、まぬけなだけの書き手です。
桐生は歩くと面白い街らしいが、この前もこんども早く発つことができず残念。この前とは、たしか4年前の11月、もっと秋が深まっていて、大通りからそれる暗い道を落葉を踏んで歩いた。
商店街は駅の反対側にあるのだろうか、出会う人もいない大通りを行くと巨大な円盤のような屋根がのった白い建物が見える。「シルクホール」という愛称から想像すると、丸いのは繭なのだろう。思ったより早くまだ明るいうちに着いて、エレベーターで繭の上に出るとそこもホールと展望スペース。遠くに山なみ、近くに市街と川(渡良瀬川か桐生川か)が見える。落ち着いた盆地の風景だ。
「Power Down」はアルバム『九段』に入っていると思い込んでいたが、調べると『UNDER THE SUN』(1993)で、今日はこのアルバムから3曲演奏されたわけです。
例えば“最近徹夜がきつくなってねー”などと言ってみたいお年頃だったのでしょうか。“いまなら実感する”というふうなMCがあったが、夏フェスの映像を観ると、まだまだそうは思えない。
久しぶりに聴いた曲だが、“弾き語り”で丁寧に唄われると、シニカルというよりちょっと身に沁みました。
今日も気力は充分だが、ちょっと緊張しているような気がしたが、多分それは聴き手のわたしのほう。
よくわからぬままに2時間が過ぎ、その中で、やおらとりあげた12弦ギターの豊かな音色と共に唄われた、「人生が二度あれば」の強い手触りが、確かに皮膚に残っているのみです。