« 井上陽水コンサート2008須崎 | メイン | 井上陽水コンサート2008いわき »

2008年06月01日

井上陽水コンサート2008名取

 2008年5月31日(土) 雨
 名取市文化会館(宮城県) 18:30開演

  昨夜は興奮冷めやらず宿に帰り、ここに打ち込んだのだけれど、アップしたら消えてしまった。飲まず食わずの2時間が無駄に(涙)
  今日の仙台は雨はあがって曇り空。早く街を歩きたいが昨夜の心残りを片付けないと。


  仙台駅から空港へ向かう電車で約15分の杜せきのした駅徒歩8分の名取文化会館。近くに法務局や市役所や、駅そばに大きなジャスコのモールがあるが、あとは住宅地らしい。その中に出現するガラス多用の現代的なホールにびっくり。エントランスや中庭が透明感があって美しい。
  名取駅からもアクセスできて、陽水は♪名取の駅で待ってる♪と唄っていた(大拍手)。

  席はアルファベットのI列で前が通路。左寄り角度25度(笑い)という好ポジション。だが、この辺までは傾斜がないので、伸び上がってTOKIEさんの今日のドレスを鑑賞していた(グリーンの段ギャザーにブーツ。お髪は下げて)。3曲目「飾りじゃないのよ~」のときのことです。よそ見しているほほにパンチを食らったような気がして、陽水に目を戻す。それからはもう心掴まれて・・・・。

  最近の旅の友は「バッテリー」で新幹線で最終巻6巻を読み終わったところ。主人公は中学生たちだが、作者の筆力は大人をも虜にする。(あさのあつこ作 角川文庫)
  ボールを投げる、その一事にとらわれて、そのまれな才能ゆえに周りを熱くする少年の話。正確な引用ができなくて作者には失礼だが、自分でも制御できない力をボールがもつ、というふうな描写があった。そんなとき、彼はその力に抗えない。抗おうとも思わない。

  こんなことを書いているのは、唄うということにも、自然に噴出す力があるのではないかと思ったから。暴れるうたごころ、とでもいうのだろうか。
  昨夜の陽水は、そんな力に身を任せているように見えた。話は戻るが「バッテリー」のピッチャーは直球しか投げない。もちろん陽水は多彩な変化球を使いこなす。「ワインレッド・・・」は正直いってわたしには心を込めて聴く曲ではないが、低く抑えて唄われた昨夜は聴き入った。一節終わって大きな拍手が起こっていた。

  こんな夜の「バレリーナ」は当然圧巻で、靄のような光の中で唄う陽水は、何にたとえたらよいのだろうか。幻のよう。この世のものではない姿。寒気が襲う。
  照明が最後にまたろうさんを映して消えたとき、陽水が向こう側に行ってしまったような気がした。とても寂しかった。だから、「嘘つき・・・」を聴いてほっとしたのでした。

  (サーバーの機嫌が相変わらず悪い。ここまで保存できたら、途中だが終わっておこう。)

2008年6月9日 追記
  デビューの頃からの自己紹介があり、遡って小学校で“罰として”歌を歌ったお話。
  ♪いまは山中いまは浜~♪  タイトルわたしも思い出せません。
  そのほか「若いおまわりさん」も。

  「黒田節」  隣の女性が“素晴らしい!”とつぶやいていた。大拍手。

  「嘘つきダイヤモンド」のあと、TOKIEさんに何かささやく。そして、“ぼちぼち終わりですよ~”の意味のMC。次は好きな曲、と聞いて、「Just Fit」ね、と思うのが、リピーターのヤなところです。
  ところがベースが奏でるメロディは、「クレイジーラブ」!新バンドにしっくり馴染んで。

  杜せきのした駅からの道、県北から来たといわれる若い女性と一緒になった。広く県内から集まっておられるのでしょうか宮城県のみなさん、素晴らしい聴き手ですね。
  アンコールの「アジアの純真」は、陽水がメンバーに告げて演奏。手拍子から次第に立つ人たちも。
  最後はメンバーを前に呼んで、みなさん並んでご挨拶。聴衆にも拍手をされて、この心に残る宵は終わったのでした。

  01.Make-up Shadow
  02.東へ西へ
  03.飾りじゃないのよ 涙は
  04.Power Down
  05.ワインレッドの心
  06.リバーサイド ホテル
  07.新しいラプソディー
  08.The STANDARD (奥田民生)
  09.5月の別れ
  10.背中まで45分
  11.バレリーナ
  12.嘘つきダイヤモンド
  13.クレイジーラブt
  14.限りない欲望
  15.氷の世界
  16.傘がない
  
  アンコール

  17.少年時代
  18.心もよう
  19.アジアの純真
  20.夢の中へ     
  21.いっそ セレナーデ 

  正しくは、08 に「黒田節」がはいり、その後ずれて22曲。(白パネの表示によると)
 
   
   Piano & keyboards 小島良喜、Bass TOKIE、Percussion 三沢またろう、Guitar 今堀恒雄

  井上陽水公式WEBサイトhttp://www.y-inoue.com/


  歌詞はこちらでお読みになれます 

投稿者 きさら先 : 2008年06月01日 11:59

コメント

What a lovely day for a 1239914! SCK was here

投稿者 1239914 : 2011年05月19日 11:46