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2011年08月30日

手紙「筑紫哲也から井上陽水へ」

  たまたま今日、図書館で文藝春秋を見つけて、筑紫哲也から井上陽水への手紙を読んだ。
  文藝春秋2011年9月特別号 「大型企画 運命を変えた手紙」
  
  筑紫哲也から井上陽水へ「癌は退屈しない病気」 
  
  冒頭に「味わい深い“陽水文字”を久しぶりに懐かしく拝見」とあり、陽水の見舞いの手紙への返信とわかる。その陽水の手紙も前置きに引用されていた。

  筑紫氏は優しい。陽水には年上の友人が多いから、つらい想いをすることが多々あるだろうのに自分まで、と思いやっておられる。
  陽水作品とがん治療について考察をし、初期には効かない、強すぎるなどと述べているあたりを興味深く読んだ。最近は「手引のようなもの」が面白いとも書いている。
  興味を持つ、考える。それをやめない筑紫氏を見習いたい。
  

  たまに「陽水は癒しですね~」と言う方がいるが、それは違う!
  陽水に癒されるのではなく、陽水の曲が聴ける、受け止められるということは、元気になってきた証拠なのかもしれない。
  病床の筑紫氏が書いて送った素晴らしい文章をわたしなりに読んで、そんなことを思った。


  井上陽水さま

  お誕生日おめでとうございます。

  また来年もこの頁にこの言葉を書けますように。

           2011年8月30日  きさら先

投稿者 きさら先 : 2011年08月30日 23:55