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2010年09月30日

「ヒッチコック劇場」にコロンボ刑事が!

  正しく書くと、ピーター・フォークが! であるが。
  
  まず「ヒッチコック劇場」を放映していることに驚いた。知らなかった。ヒッチコック本人が出てきて皮肉めいた口調で何か言う、白黒のあれ。懐かしい。
  連ドラが終わった谷間で見るものがない。ひとりの食事にテレビがないと、でもバラエティよりドラマ。といういわけで、J-comマガジンを丹念に見て発見した。

  録画しておいた9月27日の「狂信の炎」を観た。なんと、9月9日からシリーズを放映していたらしい。残念!
  その主人公、狂信の伝道師役が「刑事コロンボ」にそっくり。ずいぶん若いし、吹き替えの声が違うので、印象はだいぶ異なる。役もしょぼくれた刑事とは逆で押しが強く2枚目風。

  でもやっぱり似ている、年代的にはどうなのか、気にしながら観ていた。

  エンド ロールでピーター・フォーク と出た。やっぱりね!

  AXNミステリーチャンネル 平日午後。

  

投稿者 きさら先 : 23:28

2010年09月26日

お墓参り

  今日は相模メモリアルパークへ、久しぶりのお墓参りである。

  先日終わった連続ドラマ「夏の恋は虹色に輝く」の初めのほうの回を観た娘たちから、お父さんのお墓だったね、とメールが来ていた。主役松本潤がその父伊東四朗のお墓に参るというシーンだ。生意気にも嵐ファンという次女の娘(小学生)の熱心な希望でお墓見学が実現した。

  うちのお墓の場所がちょうどテレビで使われた辺りである。ここかな、もう少し上かな、きっとまだ空いている区画を使ったんだねなどと、その話ばかり(笑い)

  傾斜があるので、見下ろすと丹沢の山なみまで、広々とした眺め。なかなかいいところである。昔はお弁当持参で子供たちとピクニック気分で来たものだ。すぐそばを相模川が流れていて、広い河原がある。気候のいい頃は川で遊んで帰った。

  まだお彼岸のうちなのか、混んでいるというほどではないが、駐車場はいっぱい。休憩所でお弁当を食べているグループも多かった。

  このお墓に、わたしは入る気はないと常々娘たちに言っている。どこかに散いてねと。しかし、天気に恵まれた今日、改めて明るくて気持ちのいいところと思い、ちょっと決心がゆらいだのだった。

  

投稿者 きさら先 : 22:27

2010年09月23日

深津絵里さん

  どこぞの映画祭で「最優秀女優賞」とかで、深津絵里さんが話題であるが、わたしに言わせれば、今更?である。
  深津ちゃんは大好き、そして信頼している。このひとが演るなら安心という信頼。「踊る大捜査線」だって、見たいのは青島でもスリーアミーゴスでもなく、深津ちゃん演じるすみれ刑事といまは亡きいかりや長介だった。

  先々週に“いいとも!”に出たのを見た。気取らず飾らない方ですよね。笑わせようとしないのも好ましい。
  沢山の作品に出ている有名女優なのに、あまり話題にならないのはこの性格のせいだろうか。

  何度か思い出す1本のドラマがある。
  旅先でコンサートを聴いてホテルの小さな部屋に帰り、つけたテレビで偶然観た。
  松本清張原作、出演者は他に、石坂浩二、役所広司、十朱幸代、ちょい役で唐十郎がいたから、相当力が入っていたドラマだったのだろう。

  石坂は銀行を定年退職し、その後旅に出たまま行方不明になる。妻の十朱が届け出て、調査にあたる刑事が役所ともうひとり。
  元から旅が好きだったということで、アルバムを見る。写真は風景ばかりで、ひとり旅であることを裏付ける。自身も写真好きの役所は、その上手さに感心する。

  京都(だったと思う)で事務員をしている深津を調べに行ったのはなぜか忘れた。2階を間借りしている家の夫婦は、真面目で地味な生活ぶりを伝える。が、深津も行方がわからない。
  何度目かに訪れたとき、体が不自由でしゃべりも聞き取りにくい夫のほうが、「しゃしん」と言う(記憶あやふや)

  深津の部屋で探し出された何十枚もの写真が、このドラマのハイライトだ。石坂の撮った深津絵里のなんと美しいことか!
  
  石坂とのことで相談に乗ってくれていた従姉妹(?)に裏切られ、悲しい結果で終わる。
  
  「悪人」も見なきゃね。きりっとした深津ちゃんではない彼女を見られそうだものね。

  

投稿者 きさら先 : 14:36 | コメント (4)

ドラマ「うぬぼれ刑事」終了

  TBS系で金曜10時に放送していた「うぬぼれ刑事」、2010年9月17日に終わってしまった。

  宮藤官九郎脚本、長瀬智也主演、タイトル「うぬぼれ刑事」と聞いて、見ないうちから笑ってたわたし。もちろん期待度1位。

  2話あたりで、毎回「手錠と指輪どっちがいいですか?」とやるのかな、ちょっと飽きるなと心配したけれど、趣向を変えてくれてクリアー。そのうち逆に、そろそろ?こんどはどんな?と待つようになり、どんどん面白くなってきた。

  もうひとつ心配だったのは、刑事ドラマなら毎回事件がないとならないだろうってこと。第1話はトリックがちゃんとあって、安心したのだけれど、その後は・・・えーと・・・どうだったか。ミステリー的要素があった回もありそうでもないときもあったような。つまりどうでもよくなって来たのだった。観る者としては。
  
  西田敏行の存在がドラマを安定させていた。うぬぼれ5が5人かかってもかなわないほど。長瀬君とふたりで踊っちゃったときなんか、大笑い。リズム感あるし。

  回を追って「うぬぼれ刑事のテーマ」を長瀬君が踊る、唄う、ファイヴも踊る、とうとう歌詞がつく。ミュージカルだったのか、これは。
  ドラマの中で「あと3回となり」なんて、ナレーション&父親役の西田が言う。長瀬が一瞬「タイガー&ドラゴン」の虎児になる。なんでもありなんだな、と楽しかった。
  枷がはずれていって気持ちがラクになる。コメディってこういう効果があるんですね。

  現実なのか、本の中なのか、はたまたドラマ化された話か、同時進行の三つの世界がごっちゃになったような錯覚に陥ったりもした。

  最終回、結婚式に出席したうぬぼれ5のひとりと同じことを、画面に向かって言ってました。「その手があったか!」

  クドカン氏は演出も担当。日記を読むと超人的な多忙のようなのに、よくやりますよね。多分面白いことに目がないのだろう。

  期待たがわぬ1位でありました。
  踊りながらときにふざけてる長瀬君を思うと今もまだ笑えます。 

  

投稿者 きさら先 : 00:00

2010年09月20日

ドラマ「GOLD」終了

  フジテレビ系で木曜10時に放送していた「GOLD」、2010年9月16日が最終回だった。

  このドラマ、始まる前のわたしの期待度は4位。1位「うぬぼれ刑事」2,3がなくて「GOLD」。

  野島伸司脚本、天海祐希主演。これだけなら堂々の(笑い)2位なのだが、金メタルを取るための云々、というあらすじの文句がどうもいただけなかった。巨人の星の母親版?みたいな。

  誤解でしたね。嬉しい誤解です。回を追うごとに面白くなって。
  思いがけない展開(とも君て実は、にびっくり、エドはるみの存在)、小さな感動的なエピソード、感情の行き違いと和解、最後の逆転劇・・・。
  ハラハラドキドキ、講演に思わずうなずき、次は何を見せてくれるのかと木曜日が楽しみだった。

  久々ではないだろうか。こういうドラマらしいドラマを観たのは。さすがです、野島伸司。そして長いセリフを説得力をもって聞かせた天海祐希もさすが。
  キャストでは、この人がなぁ、という男優がひとりいたけれど、人気があるらしいし、個人的な好みなので書かない。
  子供たちもよかったし、ほっと一息の役どころ、長澤まさみも適役。
  注目したのがカメラマン役の綾野剛。「Mother」にも出ていたらしい。

  野島伸司の理想の母親像ってこうなのだろうか。
  息子のひとりが言っていた。母さんを恨んだことはない。一緒に闘っていたからと(引用は正確ではない)。

  一種のホームドラマ、あるいは母親ものかもしれないが、湿っぽくなかったのが嬉しい。

  繰り返される回想シーンと、あまりのハッピーエンドぶりがなかったら、「うぬぼれ刑事」を抜いて1位だったかもしれないな。まあ、わたしの中でのことだけど。

投稿者 きさら先 : 17:35

2010年09月19日

木皿泉脚本!10月からの日テレ土曜ドラマ

  「Q10」 日本テレビ系
   土曜日 夜9時  10月16日から

  嬉しい!嬉しい!
  木皿泉さん(たち)のファンです。その独特の世界が好き。

  「セクシーボイス アンド ロボ」から3年、お待ちしておりました。お一人の体調が悪いと伺っていましたが、回復されてよかったです。

  主役がかの佐藤健君。“かの”と言っても、実は「龍馬伝」の岡田以蔵までは知りませんでした。歴史に弱いわたしが珍しく観ていた「龍馬伝」で、あれ誰!とびっくり。人気急上昇中だそうですね。
  CMで見る彼は、単にかわいい男の子。でも期待しましょう。

  プロデューサーのお一人が河野英裕さん。名作「すいか」で木皿さんを引っ張り出した方ですね。
  「すいか」が終わったときの、公式サイトに書かれた河野Pのメッセージには、泣かされました。妥協しない木皿さんとのドラマ造りの苦労と、それでも放映したいという愛がつまっていました。

  その後も「野ブタ。をプロデュース」「セクシーボイス・・・・」とコンビは続き、今度もまた。
  「すいか」でさえ、数字はそんなでもなかったと聞いています。果敢に木皿泉さんにこだわり続ける河野さんは素敵です。そして、ご両者の信頼関係も素敵です。

  一視聴者の素人が憶測でこんなことを書くのはナンですが、テレビ局は視聴率を要求するでしょうから、よい作品、本当に面白い作品は、現場の方たちの勇気がなければ生まれないのではないでしょうか。

  知名度でははるかに高いクドカンこと宮藤官九郎さんのドラマでさえ、数字はそうでもないそうです。このクドカンをテレビで知ったのが「池袋ウエストゲートパーク」(TBS)でしたが、そのプロデューサーがたしか磯山晶さんという方。こちらのコンビもずっと続いています。
  「うぬぼれ刑事」面白かった!!!

  何を言いたいのか。
  磯山さんや河野さんのような方たちがおられて、わたしたちはよいドラマを観ることができる、ということでしょうか。

  もちろん脚本ありき、ですね。そして演出。

  新聞のテレビ欄は、よほど有名な方でないと、脚本家を載せない。まして演出をや。映画なら監督の名が大きく出るのに。

  話がそれました。

  日本テレビ 土曜ドラマ「Q10」 (キュート と読むらしい)
  脚本:木皿泉
  演出:狩山俊輔
  出演:佐藤健 前田敦子 他

  10月16日(土) 夜9時スタート!

投稿者 きさら先 : 22:41