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2008年05月02日

井上陽水コンサート2008上越

  2008年5月2日(金)
  上越文化会館(新潟県上越市) 18:30開演

 
  高岡から日本海沿いを東へ。どこからか新潟県になる。海が遠くまた近く、いくつもの川を渡る。小川が小川のままで海に入るのを、わたしの人生はこのくらいかと思う。天国へ行かなくてもよいけれど、なんとか海にはたどりつきたい。
  直江津から内陸に入る。水田にはまだ水はなく、遠い山にはまだ残雪が。高田の町を歩いてみると、昔からの問屋街が残っている。庇の深い造りは、豪雪の冬も町の人がその下を歩けるようにとのこと。私有地の提供です。永い冬に耐えながらの思いやりの慣わし、優雅です。

  ホールは春日山という駅にあって、上杉謙信の居城という春日山城址があるらしい。歴史に強そうな陽水も今日は触れなかったが。隣の駅である高田にも城址があって、お城っていったいいくつあったのか。
  春日山駅の近くにはホールのほかに市役所がありいわば上越市の中心なのに、ここを通る信越線は線路が一本だけ。駅員さんも夜はいなくなる。列車が来ると「村の鍛冶屋」のメロディが鳴る。無駄話はさておき。

  去年の夏フェスを報じたスポーツ紙に「陽水降臨」の文字が躍っているのを見て、いつから人間ではなくなられたのだろうと恐れ入ったのだったが、「と~かいで~は~」のひと声にはたしかに、人ならぬものを感じる。
  もう作者の手を離れて、「傘がない」という曲の魂が存在するのかもしれない。その魂に唄わされているような。昨年はあまり聴けなかったこの曲の復活を喜ぶ。
  ドラマチックなこの曲とは逆に淡々とした「結詞」は、それだけにいっそうこめた気持ちが感じられて、おいしいものを惜しみながらいただくように聴く。
  わたしは何度でもうれしいが、札幌で会った方は、2日のうち1回は「虹のできる訳」を聴きたかったと言っておられた。そうかもしれませんね。わたしも「まもってあげるから」も聞きたいです。欲張り?

  今日は「Power Down」より「Just Fit」。
  人生が300年あるのなら、いいですとも、Just Fit!(笑い} それは冗談だが、疾走するアンサンブル、快感でした。
  

  01.Make-up Shadow
  02.娘がねじれる時
  03.闇夜の国から
  04.Power Down
  05.ワインレッドの心
  06.リバーサイド ホテル
  07.新しいラプソディー
  08.The STANDARD (奥田民生)
  09.5月の別れ
  10.背中まで45分
  11.バレリーナ
  12.嘘つきダイヤモンド
  13.Just Fit
  14.限りない欲望
  15.氷の世界
  16.傘がない
  17.結詞
    
アンコール

  18.少年時代
  19.心もよう      
  20.夢の中へ      
  21.いっそ セレナーデ 

   
   Piano & keyboards 小島良喜、Bass TOKIE、Percussion 三沢またろう、Guitar 今堀恒雄

  井上陽水公式WEBサイトhttp://www.y-inoue.com/

投稿者 きさら先 : 2008年05月02日 23:59

コメント

What a lovely day for a 4895475! SCK was here

投稿者 4895475 : 2011年05月19日 11:27