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2009年08月28日

LIFE 井上陽水~40年を語る~第四夜

「LIFE 井上陽水~40年を語る~」

第四夜 NHK教育 平成21年8月27日(木)夜 11時00分~11時54分

  昨晩でした。「ディラン」「創作」「少年時代」

  陽水の場合は曲って自然に降ってきたり湧いてきたりするのかと思っていた。だから、「少年時代」や「リバーサイドホテル」の創作秘話(笑い)は意外。
  前者は4週間スタジオにこもってできたと依頼者の藤子不二雄Aさんが言っておられた。後者については前回だが、アレンジの星勝さんによると、「斜め感」と伝えられていたという。大勢に愛される曲は、意図して、(言い方は悪いが狙って)創られたのだろうか。
  でも、ふっと思いつくメロディをためておく、という話を読んだこともある。そこからが大変なのだろう。
  歌詞についても、「曽根崎心中」というタイトルがなぜいいのかと例にあげて、気軽に創作の秘密を話してくれていた。リズム感や言葉の音を理論的に(?)考慮して創るのですね。いい言い回しや言葉もコレクションしてあるのでしょうか、頭の中に。

  「ワカンナイ」誕生のときの沢木耕太郎さんのお話で、陽水が息子さんが20歳になったからとバーに連れて来ていたと。絵に描いたようないい親子さんではありませんか!自分では違う状況のように言っていたけれど、沢木さんにばらされてましたね。このような家庭的な陽水像は一般的にはない。

  番組の最後に1990年から2009年までのdiscographyが出る。何かしら毎年リリースされているのですね。2009年は「Love Rainbow」
  いま書いて気づいたが、カナにすると「ラブ レインボウ」ラ行同士が対応し、ハ行の濁音同士が対応している。ははあ(笑い)

  今日観た映像の演奏では、「なぜか上海」と「ワカンナイ」が嬉しかった。自分の好みを再認識。特にジャズアレンジの「ワカンナイ」、前はオリジナルがいいと思っていたけれど、いまはとても好き。何回も聴きそうです。

  初回にもあったけれど、宮崎の熱演、聴衆の熱狂、私服姿など見られて、行けなかった土地だけにいっそう嬉しい。

  ボブ ディランの歌の世界観、阿佐田哲也さんの人生観の影響で・・・みたいにまとめられていた。
  とてもよくわかったけれど、それは受ける陽水に基盤があったからこそと、マイノリティーとしては思うのであります。

  充実した四夜連続の井上陽水でした。ちゃんと書き留めておかねばとも思うけれど、あまりに盛りだくさんで書き切れない。凄い!と思うのみです。


歌詞はこちらでお読みになれます

  

投稿者 きさら先 : 23:20 | コメント (15)

2009年08月27日

LIFE 井上陽水~40年を語る~第三夜

「LIFE 井上陽水~40年を語る~」

第三夜 NHK教育 平成21年8月26日(水)夜 11時00分~11時54分

  昨夜です。
  楽しかった。
  りりー・フランキーさんとの気の合う対談を軸に、若い方々のメッセージがはいって。
  水谷豊さんとの交流は初耳。初対面のエピソードはまったく意外な一面で笑いました。

  見返す時間がないので、キーワードは書けない。第一、陽水の字、NHKの方はよく読めますね。わたしには難しい。

  「笑ってもらいたい」と言われましても、例えば「とまどうペリカン」を聞いては笑えない。しみじみ、のほうですね。
  でも、トークは、会場ではみなさん、何か面白いことを言うかもと笑う準備をしているみたい。”シーン”と「間」があくだけでも笑う。ポロンとギター鳴らして、やめて「あのー」でもう笑う。大丈夫です。

  懐かしい番組の映像がバンバン出てびっくり。
  民放のあの伝説の?お笑い番組出演の映像も!垣根越えちゃってますね、凄い!

  あ、大変。第4夜が始まってしまう。今夜はどんな?

歌詞はこちらでお読みになれます

  

投稿者 きさら先 : 22:40 | コメント (8)

2009年08月26日

LIFE 井上陽水~40年を語る~第二夜

「LIFE 井上陽水~40年を語る~」

第二夜 NHK教育 平成21年8月25日(火)夜 11時00分~11時54分

  昨夜の放映。
  「麻雀」「亡き人々」「最後のニュース」  
  1974年から1989年のリリース曲が最後に出るが、主として30代の陽水。

  生きていると、まわりで、また心の師匠で、いなくなるひとが増える。そのたびに心に穴があく。わたしの中は穴ぼこだらけだ。
  
  色川武大(阿佐田哲也)さんの存在感が圧巻。
  その眼光、偽者はすぐ見破られそうだ。
  ご本人へのインタビュー映像(貴重)などで人となりを見せてくれて、親切な構成だ。

  この方の作品は短編を1冊か2冊、それと「ラインダンス」の「前座で一言」ぐらいしか読んでいない。短編は、実はエッセイかと思って読んでいた。創作か実体験かわからない、というふうなところがある。

  沢木耕太郎さんの話だったか、「若いときにヒットを1本打てば、あとはノーヒットでも4打数1安打で2割5分。でも打席に立たなければダメ」という色川さんの言葉。このところノーヒットらしいに娘に教えてやりたい。
  沢木さんは「生きるゆるさ」を教わったというふうにも言っておられた。このころの陽水のまわりには素晴らしい先達、いい友達がたくさんいたのですね。

  忌野清志郎さんの映像も沢山観られた。ほら貝を吹くのはあのときだったのか。
「Yeah!」と清志郎が聴衆をあおってみせるシーンに、今年5月9日市川のコンサートで、陽水が最後に「ありがとう!ありがとう!Yeah!」と叫んだ姿が重なる。
  デュエットの「帰れない二人」はちゃんと最後まで放映され、食いつくように観る。そんなこんなで、もう笑い泣きです。


歌詞はこちらでお読みになれます

  

投稿者 きさら先 : 12:00 | コメント (3)

2009年08月25日

LIFE 井上陽水~40年を語る~

「LIFE 井上陽水~40年を語る~」

第一夜 NHK教育 平成21年8月24日(月)夜 11時00分~11時54分
第二夜 NHK教育 平成21年8月25日(火)夜 11時00分~11時54分
第三夜 NHK教育 平成21年8月26日(水)夜 11時00分~11時54分
第四夜 NHK教育 平成21年8月27日(木)夜 11時00分~11時54分


昨夜が第一夜でした。
 
 キーワードは「石炭」「ビートルズ」「氷の世界」

 幼少のころの写真やら、根っことなる(らしい)筑豊の風景、エピソード。

 1969年アンドレ・カンドレとしてデビューから井上陽水1973年まで。

 一夜で4年間?あと36年あるのに?と思うけれど、導入部だし、根っこは大事(多分)。

 「氷の世界」の大ヒットが続いた時のお話は、ぞくっとした。「虚」って思うのって、神経が反応しちゃうのってすごいと思った。バランス感覚?それだけではないのでしょう。まだうまく言えないけれど。

 「傘がない」は、年々凄みを増してきている。このいわゆる解釈についての陽水の言い方もとっても"らしい”。「そこにいましたから・・・」
 深く頷きました。

 さて、73年のライヴ映像では、まだサングラスをかけていない。アンドレさんの丸めがねは別として、井上陽水はいつからサングラスを使用するのか。
 
 夏疲れの身には一晩で結構こたえた。四夜連続って、やってくれますね。
 謎の解明を楽しみに乗り切りましょう。

 宮沢りえさんのナレーションにも誘われて。 


歌詞はこちらでお読みになれます

投稿者 きさら先 : 20:55 | コメント (3)

2009年08月20日

続2009年の井上陽水

  身体表現といえば、「氷の世界」でギターを持たなくなったのはいつからだろうか。弾かないギターを盾のように抱えていた頃がたしかあった。「バレリーナ」においても。今年はギターをはずして身をさらし、手の動きとステージで踏む身軽なステップ。その姿は、何かから解放されたようだ。
  そして発散される「気」が、見るものの心の枷をはずす。
  「自由」
  トシをとるってことは、どんどん自由になることなのだと思う。

  あんなにたくさんの人々の心を満たし、ある意味掴んでいるのに、陽水は決してアジテートしない。ひとこと言うだけで、容易に従う状況かもしれないのに、むしろそれを避けているように思う。
  それは、聞き手の自由をも尊重しているから。って勝手な思い込みか。

  そんな勝手なイメージを持っているわたしは、来週に予定されている番組を1%の心配(「教育」テレビで何か諭されるのか?)と99%の楽しみで待っているところです。


歌詞はこちらでお読みになれます
    

投稿者 きさら先 : 23:40 | コメント (3)

2009年08月17日

聴きたかった名古屋の「夢の中へ」

  モバイルサイトで「10組20名様」に"招待券プレゼント”した東海ラジオのイベントは昨日だったのですね。井上陽水は6人のゲストのひとり。

  東海ラジオ開局50周年記念特別イベント 8月16日 愛知県芸術劇場大ホール

  イベントに行かれた幸運な方が、詳しい報告を書いて下さっていて、いまそれを読んだところ。
  「夢の中へ」と「傘がない」を唄われたとか。わたしも聞きたかった、お話も。

  この東海ラジオの番組への何回かの出演も、40年間のうちの大事なひとこまなのでしょう。

  詳しいご報告はこちらのBBS
http://www.geocities.jp/sorairo04514/

投稿者 きさら先 : 20:02 | コメント (1)

2009年08月12日

2009年の井上陽水

  2009年7月14日「井上陽水 40th Soecial Thanks Tour」が鹿児島で春夏の部の幕を閉じて、もうすぐ1ヶ月経つ。でも、ふとしたはずみで、そのときに戻ってしまう。切り替えは早いはずのわたしだが、どうも今度はうまくいかない。

  昨日読んでいた本に「フェイク」という文字があった。そこで想いは本を脱け出す。
  「フェイクまたはスキャットとかいうんですが・・」と陽水が話したのは、たしか周南市で「自然に飾られて」をうたったあと。その曲の最後の長いスキャットのこと。
  「おおよそのメロディはあるんですが、言葉はでたらめで適当にうたう」
  こんなふうなコメントだった(多分)。

  ときにマイクから離れてうたわれるこの"フェイク”は大好きで、利き耳の右の耳を大きく向けて聴く。
  嬉しいことに今年のツアーでは「自然に飾られて」はとても恵まれていた。ときには「my favorite」とまで言ってもらえたし、春夏ラストの鹿児島でも登場した。
 あまり自己主張のないこの曲。メロディの思いがけない展開も不吉な気配もない。歌詞もわかりやすい。
  ところが、意外に歌いにくい。リズム感のないわたしは、絶対、出のタイミングが合わない。徒競走の、ヨーイ!のあとのドン!がつかめないのだ。
  なので、結構スリルのある曲でもある。わたしだけかもしれないが。


  2009年7月14日
  鹿児島市民文化ホールへ行ったのは2回目で、最初は2006年10月、秋晴れの日だった。そのときわたしは、初めて桜島の威容に会う。海からそそり立ち眼前にある山は、美しいけれど猛々しく、また生々しく、我を見よ!と命じていた。その強い印象はわたしの脳を占拠し、実はコンサートの記憶はおぼろなのだった。
  今回は桜島に負けまい、と思った。宿も、山が見えない中心街にとり、バスでホールに向かう間もチラッと見るだけにした(笑)。だが、そんなことはいらぬ用心だったのである。
  今年の陽水はとりわけ大きい。力強い。
  
  何人もの方から「満たされた」という感想を聞いた。「癒された」のではないのが嬉しい。”癒し”なら、わたしはいらない。
  「満たされる」まったくそのほかに言いようがない気持ちを、あちこちの会場で大勢のわたしたちが抱えて帰った。

  わたしたちを満たしたものは何?歌唱か声か、ユーモアを含む言葉か。それらを含むもっと大きくて高く舞うものの感触。
  その体温を、その手触りを、わたしたちは共有し、声は届き、声は返る。
  なんと素敵な、稀有といっていいほどの体験だったのではないだろうか。


  さっきテレビで中森明菜の唄う「ダンスはうまく踊れない」を聴いた。(NHK SONGS 2009年8月12日)
  明菜を観るのは久しぶり。カヴァーアルバムを沢山出していることも知らなかった。この「ダンスは・・・」は、とてもよかった。けだるい感じ。やはり女性のための曲なのだ、きっと。そしてこのひとは、身体表現が上手だから、なおさら。

  身体表現といえば・・・、とまた陽水のライヴに想いがゆく。このへんでやめておかなければ。

追加公演日程

11月11日  水  東京国際フォーラム(東京都) 19:00 開演
11月12日  木  東京国際フォーラム     19:00
11月16日  月  北海道厚生年金会館    18:30
11月17日  火  釧路市民文化会館(北海道)  18:30
11月22日  日  名古屋国際会議場 (愛知県)  18:00
11月23日 月祝  名古屋国際会議場    16:00
12月15日  火  大阪厚生年金会館   18:30
12月16日  水  大阪厚生年金会館   18:30
12月21日  月  福岡サンパレス   18:30
12月22日  火  福岡サンパレス   18:30
   (6会場 10公演)


各地域のプロモーターが先行販売を行っているようです。
連絡先は、公式サイトの「LIVE」のスケジュールに載っています。

井上陽水公式サイト

歌詞はこちらでお読みになれます


  

  

  

投稿者 きさら先 : 23:57 | コメント (10)

2009年08月08日

モバイルサイトの当選チケット

 「井上陽水 40th Special Thanks Tour」

  11月12月追加公演のチケット。モバイルサイトで購入したものを発券した。
  前回(春夏)にコメントでいろいろ教えていただいた経験から、関心が大きいことがわかったし、前回ここに書いて、今度は書かないのも片手落ちかと思い、書いておく。

  発券数 6枚 のうち (すべて 1階)

  列は、10列から24列 の間  

  席番号は 20番から49番  の間

 
 大雑把に言うとこんなところです。
 会場にもよるので、これらが”良席”かどうか一概には言えないが、
 
 わたしは、個人的には、聞きやすいよい席だと思う。

 春夏のときのモバイルサイトの発言「配券の指示」は、今回は行われているのではないだろうか。

  サンクスなどコンビニに支払う代金は、チケット代のみ 8400円。

  購入者の氏名入り。

 ちなみに、今回発券した6枚に「東京国際フォーラム」は含まれていない。エントリーを完了しなかったのか、ハズレなのか定かでない。近いのにな(笑)。

追加公演日程

11月11日  水  東京国際フォーラム(東京都) 19:00 開演
11月12日  木  東京国際フォーラム     19:00
11月16日  月  北海道厚生年金会館    18:30
11月17日  火  釧路市民文化会館(北海道)  18:30
11月22日  日  名古屋国際会議場 (愛知県)  18:00
11月23日 月祝  名古屋国際会議場    16:00
12月15日  火  大阪厚生年金会館   18:30
12月16日  水  大阪厚生年金会館   18:30
12月21日  月  福岡サンパレス   18:30
12月22日  火  福岡サンパレス   18:30
   (6会場 10公演)


各地域のプロモーターが先行販売を行っているようです。
連絡先は、公式サイトの「LIVE」のスケジュールに載っています。

井上陽水公式サイト

2009年8月9日 追記

チケット 

友人からの情報では  5列目、6列目あり とのこと。 

投稿者 きさら先 : 17:07 | コメント (7)