2011年08月27日

「濱田庄司スタイル展」

                          2011年8月26日(金)(1)

  東急BEの建築史講座のつもりで二子玉川ライズへ行ったら、なかった。
  変更になった・・・のではなく手帖への記入間違い。ボケもここまで来たか!

  折角重い腰をあげて家から出たので、気になっていた新橋の展覧会へ方向転換。

  「濱田庄司スタイル展」パナソニック電工汐留ミュージアム
   9月25日まで。一般500円、シニア400円、大学高校生300円、小中学生200円

  陶芸だけでなく、ライフスタイルということなので、観たいと思っていたのだ。でも、陶芸もさすがに力があって心を惹かれた。洋の東西を問わず収集した陶芸品、家具などもある。イームズのラウンジ チェアとオットマンがアジアの民芸に違和感なく置かれていた。

  大勢で集った写真の前に、再現された大きな食卓、照明を見る事ができる。ギターまたは三線を抱えて端に写っているのは何方だろう?

  正方形で高さのある器がよく使われていたらしい。大鉢のような用途で。サービススプーンは「朝鮮匙」(たしかそう書いてあった)細い柄で先が丸い。これはどこかで売っていたっけ。西荻窪かな?
  この組み合わせが気に入って、久しぶりにモノが欲しいと思った。震災で多数の食器を失って以来、購買欲が絶滅していたのだが。

  濱田庄司という芸術家の、生活全般にわたってのセンスが観られる展覧会だった。こちらの気持ちも豊かになった気がする。

  ミュージアムで頂いた半額券で2階でコーヒーを。200円では申し訳ないような折り目正しい接客を受ける。
  ここからは戸外の地上1階を通して地下1階も見える。グリーンに彩られた重なった街が素敵だ。前の高層ビルを上り下りするエレベータの動きも楽しい。

  次の予約まで時間があったので、もうひとつ寄り道をして帰ったのだが、朝から大きな予定ミスをしたくせに、この日のわたしはとてもついていた。
  あとでわかったことだが、往路で乗った田園都市線がそのあと事故で遅れたとか。また、帰路の小田急線が、雨でやはり遅れたとか。うまく避けて帰れたわけで、ラッキー!
  まあ、駅からは大雨で、娘の迎えで助かったのだが。

  「濱田庄司スタイル展」パナソニック電工汐留ミュージアム  9月25日まで。

  「東日本大震災による益子参考館損壊について」
   登り窯を含めて大きな被害を受けたとのこと。5月のGWにとりあえず再開したがまだまだで、“少しでも早い復旧にお力をお貸しいただきたい”とのこと。
  
  「東日本大震災緊急募金」

   〇口座名義 財団法人益子参考館
   〇振込口座 ゆうちょ銀行  00180-7-512585

   〇口座名義 益子参考館震災再建基金 代表濱田晋作
   〇振込口座 足利銀行 益子支店 (普通)3009661


  財団法人益子参考館
  

  

投稿者 きさら先 : 13:03

2010年10月09日

上野でシャガール

  雨で寒い10月9日、三連休の最初の日。天気に恵まれた昨日の日記を書く。

  10月8日(金)
  「シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」展を見に行く。招待券があるのにもう終わりが近いので重い腰をあげた。

  家を出るまでは遠いなぁと思うが、上野公園はいつ行っても、気持ちがいい。祝祭気分とでも言おうか。平日でも人がそこそこ多く、楽しげな表情で歩いている。この日は手作りの木琴を弾く大道芸さんが演奏していて、立ち止まって聞く人の輪ができていた。

  当てにしていた国立西洋美術館のレストランすいれんが、休館でお休み。この美術館で展示を見ないときも、中庭に面したその場所が好きなのでよく食事をする。かわりにその向かい側、東京文化会館のセルフサービスのテラスでカジュアルランチ。

  暑くなく寒くなく、晴れて風も穏やか、貴重な初秋の午後。ややお粗末感のあるテラスだが、とても気持ちがいい。サンドイッチも結構おいしいのである。ビールなどお酒を飲んでいるテーブルも多い。コルビュジェ建築を見ながらのんびりと、目的を忘れそうになる。

  東京芸大の美術館はかなり奥。工事中の東京都美術館を経て、奏楽堂を立ち止まって眺めるとその先すぐだ。

  上演している映像を見たかったが、どの回も立ち見になるので断念。それを見られたらこの展覧会の意図がもっとよくわかっただろう。

  オペラ「魔笛」の舞台装置や衣装のデザインが興味深かった。

  「イカルスの墜落」はおのれを描いたと言われている。そう思っていたのだろうか、自身は。

  一生絵を描いて、様々な潮流を通り過ぎ、何にも属さない「シャガール」になった人。わたしは観るたびに幸せな気分になる。

  帰りは裏側に出て、地下鉄の根津まで歩いた。帰りなら下りだし、この道もなかなかよい。

  

投稿者 きさら先 : 23:57

2009年04月08日

美術館 as it is

2009年4月3日(金)

  坂田和實氏(パンフレット等に氏のお名前はないが)の美術館 as it is へやっと行くことができた。千葉へのついでがあって、とはいえ、千葉よりだいぶ遠い。

  東京駅から京葉線の特急で茂原へ。体調不良で遠出は久しぶりのせいか、この沿線風景が楽しい。ディズニーランドあり船橋のイケアあり、もちろん海あり、田圃あり。
  茂原からバスで25分。そこからまたタクシーで10分ほど。

  「as it is」は、山の中。
  木々の繁る中にひっそりとある。入口もさりげない。
  いま観られるのは、入口のあるいわばホール、ロフトのような2階、奥の和室。(お手洗いも必見)
  お庭にさびた鉄のテーブルが出されていて、そこで駅弁の残りを食べさせていただいた。中村好文さん設計の建物をぐるっと廻る。壁は土壁で、それも中のわら(?)が見えるような。触ると崩れそう。雨戸もさびた感じの鉄。ピカピカの物はひとつもない。

  幸い穏やかな桜日和、弧を描く竹垣(細い竹を割ってつないだものが二重になっている)に囲まれて青空を見上げる。なんと気持ちのよいことか!

  展示物はさりげないものたち。選ぶ目と置き方と場所によって、「美」は生まれるんだね。

  入館料 800円  コーヒーかお茶を供してくださる。日本茶をいただいたら、濃い目のお茶にお白湯が添えられて、心遣いがありがたい。器も素敵でした。

  行き方はサイトに詳しいが、茂原から小湊鉄道バスで長南三叉で降りるとすぐタクシー会社があり、美術館まで2000円弱。

  museum as it is

  

投稿者 きさら先 : 18:57 | コメント (2)

2008年10月20日

展覧会「ヴィルヘルム・ハンマースホイ」

「ヴィルヘルム・ハンマースホイ-静かなる詩情-」展 国立西洋美術館 2008年9月30日~12月7日

  この展覧会は「デンマーク家具プロモーションセンター」のメールマガジンで知った。
  このセンターとは、“デンマークの家具やインテリア製品をご紹介す ることを目的に、デンマーク大使館商務部が運営して”いるものだそうで、だから、最初はインテリア関係の展覧会かと思った。
  だが、内容を読み、また、つい最近朝日新聞の「水曜アート」で紹介されたので、19~20世紀のデンマークの画家と知った。(Vilhelm Hanmmershoi)

  86枚もの本人の作品と20枚ほどの同時代で影響を受けた画家の作品が来日している。生涯コペンハーゲンに住み、自宅の室内の絵が多い。同じ主題の絵をくりかえし描いたものもある。
  室内には家具やピアノや置物やストーブが見られるが最小限である。ある室内をそのまま描くのではなく、描きたいものだけを描いているのだ。白い扉や陰影が落ち着きと、逆にいささかの不安を感じさせる。室内にいる人物は画家の妻で、多くは後姿。何をしているの?どこへ向かっているの?見るものを絵の奥へ誘う。着ている服はほとんどが黒、全体に抑えた色調。

  多分初期のものだが、真正面から妻だけを描いた一枚がある。その眼差しはうつろだ。見ているのは自分の内側なのだろうか。また、三人の女性を描いた一枚、彼女たちは一緒にいながら、その視線は交錯しない。

  短い解説がたまにあって、理解を助けてくれる。絵というものをどの程度理解できるのかわからないが。そのひとつに、どの絵だったか、リルケが大変気にいって、コペンハーゲンまで画家に会いに行ったとある。
  それを読んで、腑に落ちた。この絵から感じられる孤独感、それも都会の。また、にもかかわらず、そこに射すかすかな光。リルケ、読んでから何十年も経つ名だった。

  同じ上野で開催されている“フェルメール”展も人並みに観たが、わたしはこのハンマースホイの絵たちに深い共感を覚えた。展示の仕方、ひとがあまり多くないことなど、観る環境の影響もあるかもしれないが。

  ピアノの上に描かれているロイヤルコペンハーゲンの大きなパンチボウルの実物が、もっと後年のものだが展示されていて、興味深かった。

  夜間開館の金曜日に訪れた国立西洋美術館は、入口のレリーフがライトアップされ、エントランスも美しい。チラシ類の中に「建築探検マップ」があって、ル・コルビュジエのこの建物の詳細を紹介している。
  ハンマースホイ展は地下なので、吹き抜けの入口を見なかった。会期中にもう一度訪れて、あの気持ちのいい場所に滞在し、常設展も見よう。
  向かいの東京文化会館も前川国雄の名建築。お昼はあのレストランでなどと再訪の楽しみを抱いて帰った。

  訪問日 2008年10月17日(金)17時過ぎ。
  観客はそれほど多くなく、作品と1対1で見られた。

  国立西洋美術館


  デンマーク家具プロモーションセンター

  
 


  
  

投稿者 きさら先 : 00:53 | コメント (2)

2008年10月19日

展覧会「百寿を超えて」で奥村土牛を観る

「百寿を超えて」展 山種美術館 2008年9月13日(土)~11月3日(月)

  100歳を超えるまで活躍した3人の日本画家、奥村土牛、小倉遊亀、片岡珠子の作品展。
  特に奥村土牛の作品が多いときいて、あしを運んだ。夏に長野県佐久の美術館で観て以来、心を惹かれていた。

 チケットにもなっている代表作「醍醐」は桜。
 京都醍醐の枝垂桜が、太い幹を中心にふわりと垂れ下がる様が描かれている。向こうに白壁がある。写真なら、桜の木を丸ごと写すだろうに、根元から途中までしか描かれていない。がっしりとした幹が花の妖艶を感じさせる。

  会場で販売している冊子に、「昭和38年」に見て「写生をし、何時か制作したいと考えて・・」「昭和47年、今年こそと思って」行き制作したとある。10年もの間、最初の印象を温めていることに、画家の心を思った。

  NHKの新日曜美術館で取り上げていた「門」も同様、時を経て制作したらしい。姫路城の門のひとつ、「は」の門だという。
  門のみを描くのではなく、開いている部分から向こうの土塀をも描いている。古びた木材の様子、外にある塀の屋根など、丹念にリアルに描かれているのに、門の全景はわからない。
  この構図によって、とてもモダンな印象を受ける。そんなところが好きなのかもしれない。

  購入した「奥村土牛ー作品と言葉」は小さな冊子でたしか何百円かだった。重い図録よりこのような冊子はありがたい。絵は小さいが色はなかなかよいし。

  山種美術館は初めて訪れた。九段のお堀も近くいい場所にあった。
  
  地下鉄からの途中に、有名なうつわの店「花田」があり、素敵な器がみられます。


  訪問日  2008年10月11日(土)

  山種美術館

  くらしのうつわ花田

  


 

投稿者 きさら先 : 20:23

2008年09月12日

村野藤吾 建築とインテリア

「村野藤吾 建築とインテリア-ひとをつくる空間の美学-」展 2008.8.2→10.26
松下電工 汐留ミュージアム

  2008年9月12日

  このミュージアムはショールームのあるビルの中にあって小さいが、たびたび足を運ぶ。建築関係の展覧会が多いからだが、もうひとつ、場所が好きという理由も。
  新橋駅からすぐ、都会の中にありながら、このビルと旧新橋駅舎に囲まれた中庭的な空間が気持ちがいい。浅い池もありも樹も植えられていて、落ち着く。今日も、置かれた簡素な椅子にひとびとが坐って涼しい風に吹かれていた。

  村野藤吾(1891-1984)は大きな客船の内装も手がけたそうで、華やかな再現映像が見られる。第二次大戦中に戦艦として使われ2艦とも沈んでしまった。それはそれは贅を尽くした船だった様子、惜しいことです。
  高輪のプリンスホテルや日生劇場など、改めて認識する建物も沢山。建築家としての永い一生の間に、作風が変わって行った様子がわかる。
  たまたま今年、広島の世界平和祈念聖堂(1953)と大阪の新歌舞伎座(1958)は現地で見た。前者は全体的には簡素な印象だが細部に手仕事の趣があり、後者は強烈な外観なのにモダンを感じた。

  最後の作品だという谷村美術館は装飾を廃してシンプル。ゆらぐ曲線が内部へ誘うようだ。新潟県糸魚川市にある仏像のための美術館だという。是非行ってみたい。

  晩年を過ごした自邸は、まるで森の中にある。樹木を選び、手入れを自らされていたという。建物というものの行き着く先はそうなのかと感じ入る。


 松下電工 汐留ミュージアム  月曜休館 一般500円

  次回はアーツ・アンド・クラフツ展 11/8~1/18
  その次(だったと思う)は ヴォーリズ展

  これらも楽しみです。

  

  

  

  

投稿者 きさら先 : 22:39

2008年08月16日

奥村土牛記念美術館

奥村土牛記念美術館  長野県佐久穂町

  三渓園に続いて日本建築。
  大正から昭和にかけて建てられた大きな二階建て。地元の酒蔵の寄贈によるものとのこと。手をいれて美術館になっていて、広い玄関から靴を脱いであがる。余分な装飾はないが風格がある。
  上がるとまず広い部屋に、特別展示の「富士 芦ノ湖」が一枚。きりっとした富士の姿に姿勢を正す。
  
  展示されている絵は、ほとんどデッサン。そこに加えられたほんの少しの色彩が、塗り込められた絵よりむしろ色気を感じさせる。リアルだけれどそれだけではない情緒と空気感。

  絵は観る場所を選ぶのかも。千曲川にも近く静かな佐久の自然の中にあるこの美術館は、土牛の絵に最適な環境ではないか。所蔵の作品は沢山あって、展示替えをしつつ公開しているという。また訪れたい。
  暑さを忘れるひとときだった。

  奥村土牛記念美術館  小海線八千穂駅下車すぐ。休館日は月曜、祝祭日の翌日

  佐久穂町ホームページ


  

  

投稿者 きさら先 : 13:36

2005年09月18日

建築家 清家清展

 関東地方を台風が通過しつつある9月7日のこと、新橋の「清家清展」へ行ってきました。
 「《私の家》から50年」と題したこの展覧会は、今年の4月8日に亡くなった清家清作品の、写真、図面、ビデオ等でなりたっている。
 DOCOMOMO JAPAN の100選展で《森博士の家》の写真等は見たが、総括的な展覧会は初めてで、おおいに楽しんだ。
 まず、処女作《私の家》の原寸大模型があって、入って見られるのに驚いた。浴槽にはいってみたりして、その合理性を実感した。実際に使っていた机、製図台、置かれていた図書などもある。使い込んだ机、棚におかれた何かを測る道具がとても魅力的。
 シンプルで機能的、固定されない使い方、庭へのつながりによって広がりのある家。とてもモダンだ。。この家の隣に息子さんの家も建てられた、のちの姿も写真でみることができる。

 ビデオでは、実際に住まわれた方たちのインタビューが流されていて、興味深かった。多分森博士の家だと思うが、「建具なども最初のままにして暮らしている、そのほうが美しいから」とういふうにおっしゃっていて、家の持つ美しさと人との関係を思わされた。
 広いとは言えないこのミュージアムだが、図面の読めないわたしでも、たっぷり楽しめた。

建築家 清家清 展    2005年7月23日~9月25日(日)

会場/松下電工 汐留ミュージアム
    東京都港区東新橋1-5-1 松下電工ビル4階
休館/月曜日(9月19日は開館)
開館時間/午前10時より午後6時まで(5時30分までに入館)
入館料/一般500円 高大生300円 小中生200円 シニア400円
アクセス/JR及び東京メトロ「新橋」より約5分 都営大江戸線「汐留」より1分

詳しくは松下電工汐留ミュージアムの公式頁をごらんください。

投稿者 蒼木そら : 23:00

2005年03月05日

DOCOMOMO100選展 追加情報2

文化遺産としてのモダニズム建築 DOCOMOMO100選展
2005年3月12日~5月8日
松下電工汐留ミュージアム
NTTハローダイヤル 03-577-8600

(既報の上記展覧会に関連して、見学会の予定もあるようです。)
(詳細はまた、追加情報 でお知らせします。)

詳細が遅くなってすみません。

建築家・建築史家によるガイドツアー
  見る・知る・DOCOMOMO 
      建築見学会

A 3月19日(土)山の手モダニズム探訪 国際文化会館の昼食と普蓮土学園・慶応義塾幼稚舎 講師:大川三雄 参加費8000円

B 4月13日(水)早春の軽井沢・高崎 アントニン・レーモンドを訪ねて 講師:三沢浩 参加費12000円

 4月27日(水)吉田五十八・前川國男を中心に 上野公園の建築を探検する 講師:松隈洋 参加費4000円

 5月2日(月)新緑の皇居周辺をめぐる パレスサイドビル・東京中央郵便局と国立劇場 講師:内田青蔵 参加費4000円

いずれも定員30名
お問い合わせは上記ミュージアムまたは風カルチャークラブ(03-3228-1065)へ

投稿者 蒼木そら : 11:19

2005年02月26日

OZONE 日本人とすまい「住み心地はどうですか?」

OZONE10周年特別企画
日本人とすまい「住み心地はどうですか?」

 リビングデザインセンターOZONEで、上記の展覧会&イベントが開かれるそうです。
 『住宅を多く手がける5人の建築家:中村好文、難波和彦、野沢正光、齊藤祐子、安藤邦廣との対話から導き出された「住み心地のいい家を考える7つキーワード」を提示します』(リビングデザインセンターOZONEより引用)

会 期:2005年2月24日(木)~4月5日(火) ※水曜日休館
時 間:10:30~18:30(4月1日より10:30~19:00)
会 場:』リビングデザインセンターOZONE(3F OZONEプラザ)
     〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー
入場料:無料
問い合せ先:03-5322-6500(10:30~18:30 水曜日休館)

 こんなイベントもあるようです。
トークセッション  予約制 ハガキかEメールで申し込む
           (申込状況はいづれも2月25日現在)
 1.3月20日(日)15:00~16:30
 「建築家と考える住み心地1」 中村好文×鈴木紀慶 
 定員 60名(申込締切)
 2.3月27日(日)15:00~16:30
 「建築家と考える住み心地2」 難波和彦×鈴木紀慶 
   定員 60名(定員を超えているが申込可能。お早く)
 3.4月2日(土) 15:00~16:30
 「住み心地とデザイン」    柏木博×大竹誠
   定員 60名(定員を超えているが申込可能。お早く) 

新宿パークタワーへは、新宿駅西口のエルタワーの前から、青いシャトルバスが10分おきぐらいに、出ています。

投稿者 蒼木そら : 11:14

2005年02月25日

チャールズ&レイ・イームズ展

 昨日2005年2月24日(木)の朝日新聞(東京版)マリオンの頁に、この展覧会の記事が出ていました。

「チャールズ&レイ・イームズ展」
3月3日(木)~14日(月)
大丸ミュージアム・東京(東京駅)03-3212-8011

 記事によると「97年から各国を巡回している過去最大の回顧展」だそうです。
 東京都美術館で、初めてイームズ展を見たのが、2001年でした。沢山の椅子、家具から医療用の副木、担架などまで、びっくりするほど多くの作品が並べられていました。
 「過去最大」というと、その展覧会より、大規模なのでしょうか?凄い!
 そのとき、美術館のショップで、DCWのミニチュアを買ったのが、ミニチュア・チェアとの出会いだったことを思い出す。(家が狭くて本ものは買えないので)。
 そのころは、探し方が悪かったのか、Vitraのミニチュアシリーズなどを日本で買うことができず、しばらく停滞していたのだが。

 マリオンの記事には、イラストが書かれているアームシェルチェアの写真が載っている。これも観れるのでしょうか。是非行かなければ。

投稿者 蒼木そら : 14:20

2005年02月04日

DOCOMOMO100選展 追加情報

文化遺産としてのモダニズム建築 DOCOMOMO100選展
2005年3月12日~5月8日
松下電工汐留ミュージアム
NTTハローダイヤル 03-577-8600

既報の上記展覧会に関連して、このようなイベントがあるそうです。

連続シンポジウム(要予約) 
第1回「DOCOMOMOとモダニズム建築」 3/12(土)14:00~17:00 
     マリステッラ・カッシアート、金晶東、磯崎新
     司会 鈴木博之
第2回「モダニズム建築と保存」 4/2(土)14:00~17:00
     安藤忠雄、岡田恒男、兼松紘一郎
     司会 藤岡洋保
第3回「DOCOMOMO100選 自作を語る」 4/23(土)14:00~17:00
     菊竹清訓、林昌二、槙文彦、
     司会 大森晃彦

ギャラリートーク(予約不要)
  第1回 松隈洋 3/26(土)14:00~
  第2回 大川三雄 4/9(土)14:00~

ほかに見学会の予定もあるようです。
詳細はまた、追加情報 でお知らせします。

お問い合わせは上記ミュージアムへ。

投稿者 蒼木そら : 00:36

2005年02月01日

DOCOMOMO100選展

文化遺産としてのモダニズム建築 DOCOMOMO100選展

DOCOMOMO JAPANが選定した日本国内の優れたモダニズム建築100。
歴史的に貴重な建築の写真・原図・模型などが展示されるそうです。

2005年3月12日(土)~5月8日(日)
場所 松下電工汐留ミュージアム
(新橋駅から5分ぐらいです)

〒105-8301
東京都港区東新橋1丁目5番1号
TEL 03-6218-0010

「Casa Blutus」vol.54 2004年9月号は「世界に自慢したいニッポンのモダニズム建築100」と銘打った特集で、DOCOMOMO100選を全て紹介している。

DOCOMOMOについての説明は、DOCOMOMO JAPAN の説明をお読みください。

投稿者 蒼木そら : 23:57

2004年08月03日

展覧会「建築家の流儀」

NAISミュージアムで開かれている展覧会を見てきました。
サブタイトルに「中村好文 仕事の周辺」とあるように、建築家中村好文さんについての展覧会です。
まず驚いたのは、文庫版120頁あまりの「建築家の流儀 ハンドブック」を渡されたこと。展示品にふられた番号に沿って、中村さん自身が説明を書いているもの。入場料500円で、ですよ!偉いなぁ。

住宅の模型、インテリアのモデル、家具の実物、中村さんが撮られた写真、仕事場で使っているモノたち、スタッフとのビデオ。そして設計図、これは素人の私には猫に小判ですが、勉強してる方にはさぞかしのもの。
住むための家、使うための家具。こまやかな、人にそった考え方がよくわかる内容でした。

私は、最近までこの方を知らなかったのがとても残念で、早速帰りにショップで「芸術新潮」の2002年12月号(特集が中村好文と考える意中の家具)を買ってきました。
ほかに
「住宅巡礼」「続・住宅巡礼」「住宅読本」(以上 新潮社)
「普請の顛末」(共著)(岩波書店)
「普段着の住宅術」(王国社)
などの著書も欲しかったけど、重いのでネットで買おうなどと横着。

グッズもちゃんとあって、その中の建築家の顔の缶バッジ(1個300円)、迷って買わなかったのが口惜しく、もう一度行こうかと思ってます。
8月10日まで。新橋から3分ぐらい。
隣が旧新橋停車場でレストラン「グランカフェ新橋ミクニ」。
NAISミュージアムのある松下電工本社ビルとこの古い建物との対比も面白く、また1500円のビュッフェ・ランチも魅力。
暑い中行ってよかったと思う一日でした。

「グランカフェ新橋ミクニ」のビュッフェ・ランチは、通常1890円で、13時過ぎると1500円なのだそうです。
訂正します。

投稿者 蒼木そら : 01:01 | トラックバック