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2005年04月28日

井上陽水「招待状のないショー」

 CDアルバム『招待状のないショー』(1976年LP)で、タイトル曲「招待状のないショー」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。
 まことにまことに私事ながら、今日は誕生日で、この曲を聴こうととっておいたのでした。そのうちにツアーが決まって始まって、昨日の富士ロゼシアターで聴けたら最高と望んだけれど、人生そううまくは行かない。CDでひとり聴くことになりました。

  ♪誰ひとり見てない
  ♪僕だけのこのショー
  ♪好きな歌を
  ♪思いのままに

 強がりもひがみもいっとき忘れて、詩をメロディを素直に聴く。

  ♪声よ 夜の空に
  ♪星に届く様に 声よ
  ♪変わらぬ言葉とこの胸が
  ♪はるかな君のもとへ 届く様に

 この広がりが寂しいのだろうか?宇宙のように果てしないから。でも、どんなに遠くても声は心に響いて。
 昔、ステージ上に階段?だったか作られていて、この曲が歌われるコンサートを観たような気が・・・。それとも夢?

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 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場のうち昨日4月27日富士市で5箇所終了し、あと20会場。うち3会場では”弾き語り!”
 日程と連絡先は「井上陽水公式サイト」のSheduleに載っていますが、次は5月5日出雲で、“弾き語り”初演!
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 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
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『招待状のないショー』FLCF-3848(1976年3月)
招待状のないショー
 

投稿者 蒼木そら : 23:47 | コメント (10) | トラックバック

2005年04月27日

「井上陽水コンサート2005」富士市ロゼシアター

 2005年4月27日、静岡県富士市ロゼシアターで「井上陽水コンサート2005」を聴いた。
 この「春の」コンサート・ツアーで唯一日帰りできる会場だ。昨日は急に雨が降ったりして荒れていた天気も今日は快晴。大きな富士山を楽しみに出かけた。
 ロゼシアター大ホールは席数1632席、大きな建物の中の本格的なホール。2階席まで満員だ。
 やはり“弾き語り”から始まる。殆ど一曲ごとにMCがはさまるので、舞鶴のステージより余裕がある感じ。
 おなじみの曲で始まり、古い曲をと8曲。7曲目からギター(今堀恒雄)が加わる。
 その後バンドが登場して活気あふれる演奏が続く。観客はご当地富士山の話などによく笑って、楽しんでいる。本編は16曲で終り、大きなアンコールの拍手。
 アンコールは「いま気に入っている曲」とPuffyの曲から始まって4曲。「まだまだ~」と呼ぶ聴衆の声も空しく終りのアナウンスが流れた。

 Singerという仕事もつらいものだ、そんなことを思ったのは、舞鶴のステージとつい比べて聴いていたからだ。初日の緊張というだけではない気迫のようなものが、舞鶴ではあった。それは、陽水も話していたように、その前日に高田渡が亡くなって、別れをしてきたからだろうか。
 心を悲しみに占められていても、舞台に立てば、聴衆を引き込み、聴かせ、或いはちょっと笑わせなければならない。どんな気持ちで果したのだろう。
 手向けのつもりの歌かもしれない。ずっと歌ってきた渡への。想い出の歌かもしれない。一緒にツアーをした頃の。
 今日のコンサートにその心がないと言っているわけではない。あの日のステージに生の感情が出ていたとしても、それはたまたまの一瞬のこと。持続させればもう作られたものになってしまう。

(今日の曲名いりの感想は明日、追記として書きます。よかったら読んでください) 

 Piano & keyboards 小島良喜、Drums 山木秀夫、Bass 美久月千晴、Guitar 今剛、Guitar 今堀恒雄

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高田渡さんを送る会が4月28日にあるそうです。
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「井上陽水コンサート2005」 2005年4月27日(水)富士市ロゼシアター

 まず陽水ひとりで登場し“弾き語り”

               初出アルバム↓      YOSUI TRIBUTEでは↓
1.東へ西へ        センチメンタル(1973)      布袋寅泰
2.帰れない二人     氷の世界(1972) 
3.かんかん照り     センチメンタル
4.ゼンマイじかけのカブト虫 二色の独楽(1974)
5.限りない欲望      断絶(1972)             Bank Band
6.人生が二度あれば  断絶 

 ここでギター(今堀恒雄)が加わる。舞鶴ではこの位置の「手引きのようなもの」からピアノ(小島良喜)がサポートしていた。

7.断絶            断絶
8.あどけない君のしぐさ  センチメンタル(1973)

 バンドのメンバー全員登場

                初出アルバム↓      YOSUI TRIBUTEでは↓
9.御免            二色の独楽
10.リバーサイドホテル LION & PELICAN(1982)    奥田民生 
11.とまどうペリカン   LION & PELICAN         松任谷由実
12.ワインレッドの心   9.5CATATS(1984)       DOUBLE
13.5月の別れ      アンダー・ザ・サン(1993) 
14.My House       あやしい夜をまって(1981)
15.氷の世界       氷の世界(1972)
16.少年時代       ハンサムボーイ(1990)     忌野清志郎

アンコール
                 初出アルバム↓       TRIBUTEでは↓
17.渚にまつわるエトセトラ
18.夢の中へ       シングル(1972)         TRICERATOPS
19.傘がない       断絶(1972)            UA
20.結詞          招待状のないショー(1976)

 「昔はこういう形で、つまりギターだけでひとりで歌っていた。また、やってみようかな、と・・・」
 そう陽水は言っていた。なぜそう思ったのかはわからないが、大歓迎の今回のツアーである。「ひとりで」の選曲はごらんのとおり30年以上前の曲だ。その中で
 「『人生が二度あれば』の父母の年齢に近づいて、この曲も複雑な心境」
 と話して歌った『断絶』は、自らの曲のパロディのようにも聞えるほど、若者代表「俺」のシャウトは大きくオヤジはオヤジらしかった。
 この歌のあと、しばしの間があって
「そうして・・・家出した二人はこんなふうに」
 と歌った『あどけない君のしぐさ』。あら?ストーリーになっている。もっと続くのかと思ったが、“弾き語り”の部はこれで終了。このストーリ展開をもうすこし膨らませても面白いのではないだろうか、照れないで。
 
 『能古島の片想い』をもう一度聴けるかと思ったが、残念。舞鶴で聴いたそれは、曲の初々しさがまるでそのまま、むしろもっと想いがこもっているようだった。またどこかで聴けますように。

 バンドが登場して一曲目は『御免』。『コーヒー・ルンバ』と代わって、希望が叶った。元気な演奏に活気付く。
 『とまどうペリカン』も嬉しい。「うたう」ということはこういうことか、と思わせる。流れるように吹くように、湿りすぎない叙情が伝わる。
 『My House』で興奮の渦に巻き込まれ『氷の世界』で最高潮に。30年以上前の曲が、いまもコンサートの花。だんだん変化してきているが、これも原曲の力なのだろう。陽水の、音に乗るような動きが観客を魅惑する。
 
 アンコールの最後に『結詞』をしんみりと聴く。メリハリのあるいいコンサートであった。

投稿者 蒼木そら : 23:59 | コメント (7) | トラックバック

2005年04月26日

井上陽水「野蛮な再会」

 CDアルバム『永遠のシュール』(1994年)で、「野蛮な再会」を聴いた。作詞・作曲/忌野清志郎・井上陽水 編曲/井上陽水・村田陽一。
 「井上陽水コンサート2005」では、やはり清志郎との共作「帰れない二人」が、「三十何年か前に友達の忌野清志郎と一緒に作った曲」と紹介されて、“弾き語り”で歌われている。ずいぶん長い付き合いなのだ。この「野蛮な再会」は「帰れない二人」ほど有名ではない。収録アルバムは他に『GOLDEN BAD』(2000年)。

  ♪つきあってた頃の君は
  ♪おもいだし笑いが得意
  ♪じゃれあっては夜の度に
  ♪強がりなんて言って

 ゆったりした大人っぽい曲である。タイトルの「野蛮な」が想像を膨らませる。再会して・・・。

  ♪もういちど会うなら
  ♪久しぶりに君に
  ♪星屑の中で甘くささやいて、散りばめて
 
 甘く美しいメロディだ。どちらが?

  ♪スピードをあげても
  ♪ブレーキをかけても
  ♪野蛮な恋のようで

  「つきあってた頃の」と歌いだすところも印象的。「抱きあっても」「燃えあっても」と反復されて耳に残る。
 詞はどちらかというと陽水の世界でしょうか。

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 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場のうち今日4月26日豊橋市で4箇所終了し、あと21会場。うち3会場では”弾き語り!”
 日程と連絡先は「井上陽水公式サイト」のSheduleに載っていますが、明日27日は富士市です。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 何曲叶うかリクエスト。提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。(4月15日の予想)
 25日までの得点は9点。 得点経過(?)は取得日のコメント欄に。
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CDアルバム『永遠のシュール』(1994年)FLCF-3527
CDアルバム『GOLDEN BAD』(2000年)FLCF-3800
永遠のシュールGOLDEN BAD

投稿者 蒼木そら : 23:40 | コメント (1) | トラックバック

2005年04月25日

井上陽水「海はどうだ」

 CDアルバム『あやしい夜をまって』(1981年)で「海はどうだ」を聴いた。作詞/友部正人 作曲/井上陽水 編曲/星勝。
 4月16日にも書いた番組、NHKBS2で2004年8月5日に放送された「井上陽水・空想ハイウェイ Act2」に高田渡と一緒に出演していた“フォーク界の吟遊詩人”友部正人の作詞である。他の出演者は、加川良、三上寛そして“フォーク界の長老”小室等。

  ♪君の恋などさめたらしい
  ♪雨も上がったこの町

 ポップス的なメロディだが、油断するとサビについていけないかもしれない。

  ♪青いズボン波がチャプチャプ
  ♪君の船に眠る人、誰?
  ♪むぎわら帽子持って出かけた
  ♪海はどうだ

 こんな可愛い詞も

  ♪うさぎみたいに長い耳を
  ♪うまくたたんで、かんぱい
  ♪それは雨降る寒い晩で
  ♪二人、向きあいシンシンと

 昨年のその番組の時は、ニューヨークに戻ると言っていた友部さんは、このところ日本で活動しておられるようです。
 Official Tomobe Masato Web

 高田渡さんを送る会が4月28日にあるそうです。

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 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場のうち20日奈良の橿原で3箇所終了し、あと22会場。うち3会場では”弾き語り!”
 日程と連絡先は「井上陽水公式サイト」のSheduleに載っていますが、次は4月26日豊橋市、27日富士市です。
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 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 何曲叶うかリクエスト。提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。(4月15日の予想)
 今日までの得点は9点。 得点経過(?)は取得日のコメント欄に。

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『あやしい夜をまって』FLCF-3852(1981年11月)
あやしい夜をまって

投稿者 蒼木そら : 23:08 | コメント (9) | トラックバック

2005年04月24日

Puffy「渚にまつわるエトセトラ」

 「井上陽水コンサート2005」で、Puffyの「渚にまつわるエトセトラ」を聴いた(4月17日舞鶴。なお、加古川、奈良でも演奏)。作詞/井上陽水 作曲/奥田民生(1997年シングル:Sony Music)。
 Puffyの4th Single であった。ちなみに1st Single は「アジアの純真」で、同じ作詞者、作曲者である。

 この曲がコンサートで歌われるようになったのは、2003年のツアーからだったろうか。元気のいい曲で、聴衆は踊り出しそうになる。陽水は初めてという若者も知っているので喜ぶし。手許に歌詞がないので間違っていたら申し訳ないが、こんなふうに始まる。

  ♪車で駆けてこ
  ♪キャラメル気分で

 K音がキッパリと明るい。ファンの間では「カニの曲」とよばれているらしい。

  ♪カニ食べ行こう
  ♪はにかんでも行こう
  ♪あまりにも絵になりそうな
  ♪魅力的な長いハッピービーチ

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 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場のうち20日奈良の橿原で3箇所終了し、あと22会場。うち3会場では”弾き語り!”
 日程と連絡先は「井上陽水公式サイト」のSheduleに載っていますが、次は4月26日豊橋市、27日富士市です。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 何曲叶うかリクエスト。提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。(4月15日の予想)
 今日までの得点は9点。 得点経過(?)は取得日のコメント欄に。

投稿者 蒼木そら : 23:50 | コメント (9) | トラックバック

2005年04月23日

井上陽水「ゼンマイじかけのカブト虫」

 CDアルバム『二色の独楽』(1974年:LP)で「ゼンマイじかけのカブト虫」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。
 4月20日に奈良の橿原総合文化会館で、“弾き語り”で演奏されたとゆうこの曲、ちょっとこわい歌です。

  ♪カブト虫 こわれた
  ♪一緒に楽しく遊んでいたのに
  ♪幸福に糸つけ
  ♪ひきずりまわしていてこわれた
  
  ♪白いシャツ 汚した
  ・・・・・・・・・・

  ♪青い鳥逃がした
  ・・・・・・・・

 残酷な子供、はしゃぐ子供、無念な子供の歌のようだが、最後は

  ♪君の顔 笑った
  ♪なんにもおかしい事はないのに
  ♪君の目が こわれた
  ♪ゼンマイじかけのカブト虫みたい

 笑顔の奥にある笑わない目を見てしまって、終りを知る。悲しげなメロディがじわっと迫る。
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 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場のうち20日奈良の橿原で3箇所終了し、あと22会場。うち3会場では”弾き語り!”
 日程と連絡先は「井上陽水公式サイト」のSheduleに載っていますが、次は4月26日豊橋市、27日富士市です。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 何曲叶うかリクエスト。提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。(4月15日の予想)
 今日までの得点は9点。 得点経過(?)は取得日のコメント欄に。
 
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CDアルバム『二色の独楽』(1974年)POCH-1575
二色の独楽

投稿者 蒼木そら : 23:45 | コメント (8) | トラックバック

2005年04月22日

井上陽水「コーヒー・ルンバ」

 CDアルバム『UNITED COVER』で「コーヒー・ルンバ」を聴いた。作詞・作曲/J.M.Perroni 訳詞/中村清二 編曲/星勝。
  『UNITED COVER』(2001年5月)は14曲中13曲が古い曲のカヴァーという井上陽水初めてのアルバム(1曲は奥田民生との共作「手引きのようなもの」)。
 「コーヒー・ルンバ」はシングルでも発売された(MAXI-CDs: フォーライフ/星のフラメンコ、ドミノ、旅人よ)。1961年に西田佐知子が歌ってヒットした曲のカヴァーである。

  ♪昔アラブの偉いお坊さんが

 と始まるこの歌詞、原曲の詩とはずいぶん違うらしい意訳が愉快です。
 コンサートでもよく歌われていて、「井上陽水コンサート2005」では“弾き語り”からバンドとの演奏への転換の場面で陽気な音を響かせる(舞鶴、橿原)。
 加古川ではこの曲の代わりに「御免」が歌われている。そちらも聴きたいものです。
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 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場のうち20日奈良の橿原で3箇所終了し、あと22会場。うち3会場では”弾き語り!”
 日程と連絡先は「井上陽水公式サイト」のSheduleに載っています。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 何曲叶うかリクエスト。提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。(4月15日の予想)
 今日までの得点は9点。 得点経過(?)は取得日のコメント欄に。
 
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CDアルバム『UNITED COVER』(2002年7月)FLCF-3906
CDシングル『コーヒー・ルンバ』(2002年8月)FLCF-7052

UC

投稿者 蒼木そら : 23:37 | コメント (3) | トラックバック

2005年04月21日

井上陽水「かんかん照り」

 CDアルバム『センチメンタル』で「かんかん照り」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。
 井上陽水コンサート2005において、昨日4月20日現在3会場全てで“弾き語り”されている。
 いろいろな歌から想像すると夏は好きそうな陽水だが、こんな曲もあるのだ。

  ♪焼けついた屋根がゆらいで見える
  ・・・・・・・・・・・・・・・・
  ♪水道の水はぐらぐらたぎり
  ♪セッケンはすぐにだらだらとける

 “白髪三千丈”的(?)な表現が、いかにも暑い。

  ♪いやな夏が 夏が走る
  ♪あつい夏が 夏が走る

 まあ言うなれば凄く暑い夏って詩なんですが、曲、声、ギターの音で、言葉を超えた世界が出現する、これも陽水マジックな曲です。足を運んで聴いてください。

 ところで、「井上陽水コンサート2005」は3回を了え、ネットをさまよってセット・リストを拝見すると、『YOSUI TRIBUTE』収録曲が9曲ある。
               17日  18日  20日
1.夢の中へ・・・・・・・・・・○・・・・○・・・・・○   
2.東へ西へ・・・・・・・・・・○・・・・○・・・・・○
3.心もよう・・・・・・・・・・・○・・・・○
4.リバーサイドホテル・・○・・・・○・・・・・○
5.いっそセレナーデ・・・・○
6.限りない欲望・・・・・・・○・・・・○・・・・・○
7.カナリア
8.傘がない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・○
9.いつのまにか少女は
10.とまどうペリカン
11.白い一日
12.ワインレッドの心
13.ジェラシー ・・・・・・・○・・・・○・・・・・○
14.少年時代 ・・・・・・・○・・・・○・・・・・○

 ライブの定番曲、準定番曲が多いから、あながちこのアルバムからの選曲とは言えないが、「白い一日」が歌われる可能性もあるかもしれない。期待しよう。もちろん「とまどうペリカン」も。
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 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場のうち昨日奈良の橿原で3箇所終了し、あと22会場。うち3会場では”弾き語り!”
 日程と連絡先は「井上陽水公式サイト」のSheduleに載っています。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 何曲叶うかリクエスト。提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。(4月15日の予想)
 今日までの得点は9点。 得点経過(?)は取得日のコメント欄に。
----------------------------------------------------------------------
『センチメンタル』CD:POCH-1572
センチメンタル

投稿者 蒼木そら : 23:35 | コメント (1) | トラックバック

2005年04月20日

井上陽水「御免」

 CDアルバム『二色の独楽』(1974年:LP)で「御免」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/Gene Page。シングル『御免』も発売されていて(EP:1975)B面は「旅から旅」。
 一昨日4月18日に、加古川市民会館で演奏されたとゆう「御免」。古めかしい語感の“御免”と軽やかなテンポの曲との対比が面白い。

  ♪なんにもないけど
  ♪水でもどうです
  ♪せっかく来たのに
  ♪なんにもないので 御免

 話しかけているような詞である。加古川では、弾き語りだったのだろうか?

  ♪重ねてTVも
  ♪調子がおかしくて
  ♪そうですか あなた
  ♪野球が好きですか 御免

 斜めのユーモアに微笑んで聴く。

  ♪よく来てくれた 僕の家に
  ♪ありがとう ありがとう ありがとう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場のうち今日奈良の橿原で3箇所終了しあと22会場。うち3会場では”弾き語り!”
 日程と連絡先は「井上陽水公式サイト」のSheduleに載っています。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 何曲叶うかリクエスト。提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。(4月15日の予想)
 今日までの得点は9点。 得点経過(?)は取得日のコメント欄に。
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CDアルバム『二色の独楽』(1974年)POCH-1575
二色の独楽

投稿者 蒼木そら : 21:30 | コメント (8) | トラックバック

2005年04月19日

井上陽水「人生が二度あれば」

 CDアルバム『断絶』(1972年LP)で「人生が二度あれば」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。「人生が二度あれば」(1972年:EP)は、井上陽水名義での初のシングルで、B面は「断絶」。
 昨日加古川市民会館で歌われたとゆうこの曲も、支持者が多い。

  ♪父は今年二月で六十五
  ♪顔のシワはふえてゆくばかり
  ♪仕事に追われ
  ♪このごろやっと ゆとりが出来た
  ・・・・・・・・・・・・・・・・
  ♪母は今年九月で六十四
  ♪子供だけの為に年とった
  ♪母の細い手
  ♪つけもの石を持ち上げている

 私小説的な歌詞に、つい自分の父母のことを考えてしまう。こんなお手本のような父母ではなかったが。そして、逆の立場に立ついまでは、「子供だけの為に」生きてきたとは言えないわが身を、反省したりもする。

  ♪人生が二度あれば この人生が二度あれば

 しみじみと始まった歌は、こう大きく歌い上げられて心を揺さぶる。
 実は私にとって、この曲はしばしば聴く曲ではない。父母に限らず、失った身近な人の人生を想って、あまりに辛いからである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場のうち昨日加古川で2箇所終了しあと23会場。うち3会場では”弾き語り!”
 日程と連絡先は「井上陽水公式サイト」のSheduleに載っています。
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 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 何曲叶うかリクエスト。提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。(4月15日の予想)
 今日までの得点は9点。 得点経過(?)は取得日のコメント欄に。
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CDアルバム「断絶」(1972年LP)POCH-1571
CDアルバム「GOLDEN BEST」2枚組(1999年) FLCF-3761
断絶GOLDEN BEST

投稿者 蒼木そら : 22:22 | コメント (10) | トラックバック

2005年04月18日

井上陽水「手引きのようなもの」

 昨日2005年4月17日、舞鶴総合文化会館で、「手引きのようなもの」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水・奥田民生。収録アルバム:『ショッピング』(1997年)『UNITED COVER』(2001年,編曲/今堀恒雄・星勝)

  ♪道なりに 道なりに その道を造った人なりの
  ♪逆らってはいけない 合わさってもならない

  ♪ああなんだ 釣をする時の手引きのつもりが
  ♪ああまるで 君といる時の私ではないか

 弾き語りでのこの曲は、もちろん初めて聴いた。ひとり舞台の8曲目、途中からピアノが参加すると、気のせいか陽水は、歌に集中できるぞとでもいうように、力のこもった歌唱。実はこの曲、いい曲だとは思っていたが、いままであまり感情移入したことはなかった。しかし、全力で歌う姿を観て、聴いて、しみじみと、心に落ちるものがあった。

 「井上陽水コンサート2005」2005年4月17日 (昨日のつづき)
 1年4ヶ月ぶりのコンサート・ツアーのスタートである。2003年の12月までのツアーでは、ほとんど完成形かと思えるコンサートが行われていた。もう変わりようがないのではないか?でもそれでは、変化し続ける井上陽水らしくないのでは?そんな予測は、この初日に見事に裏切られた。
 暗いステージにひとりで登場し、「能古島の片想い」を歌い始めた陽水は、やや緊張した様子。大御所と呼ばれるいまでさえ、聴衆の前に出るとき不安なのか。なお、この一曲目には、嬉し涙したファンは多いはず(自分のことは棚に上げておく)。
 弾き語りで張り詰めた空気が続いたあと、バンドが登場して活気あふれるステージへと導かれ、聴衆の見る陽水は、どんどん大きくなり力強くなってゆく。
 不安げな繊細さと、かくも強烈なオーラ、その共存が井上陽水なのだ。人間井上陽水の体温が感じられるようなコンサートであった。
 行きにくい場所が多いが、これはまた聴かねば!の思いを強くして帰って来たのでありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場のうち今日加古川で2箇所終了しあと23会場。うち3会場では”弾き語り!”
 日程と連絡先は「井上陽水公式サイト」のSheduleに載っています。

 「今日も井上陽水」でのリクエストはどのくらい叶えられるのか、余興に予想してみます。下記の提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。(4月15日記)
 今日までの得点は9点 yeah! 得点経過はコメント欄に。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
---------------------------------------------------------------------- 
『ショッピング』CD:FLCF3679、CD:SRCL-3769
ショッピング

投稿者 蒼木そら : 23:55 | コメント (10) | トラックバック

2005年04月17日

「井上陽水コンサート2005」舞鶴市総合文化会館

「井上陽水コンサート2005」初日4月17日の舞鶴の海は、青空を映して深い紺碧いろ。

陽水ひとりで登場。
弾き語り!
能古島の片想い、東へ西へ、帰れない二人、かんかん照り、限りない欲望、夏まつり、いっそセレナーデ、手引きのようなもの、長い坂の絵のフレーム

バンド登場して
コーヒールンバ、リバーサイド・ホテル、ジェラシー、5月の別れ、嘘つきダイヤモンド、氷の世界、少年時代

アンコール
心もよう、招待状のないショー、渚にまつわるエトセトラ、夢の中へ、結詞。

来てよかった、ツアー初日。予想外の展開にやられました。

投稿者 蒼木そら : 20:47 | コメント (12) | トラックバック

2005年04月16日

高田渡「生活の柄」

 2004年8月5日放送NHKBS2の番組「井上陽水空想ハイウェイAct2」の録画で、高田渡の「生活の柄」を聴いた。作詞/山之口貘 作曲/高田渡(1971年)。

 高田渡さんが今日4月16日の未明に亡くなられたそうです。昨年2004年7月5日沖縄で撮影された映像では、とてもお元気そうなのに。
 「フォーク界の仙人」という、番組での形容の似合う風貌で、「僕は何も変わってない、昔から。ちょっと年齢をとっただけ」と言う言葉に真実味があった。
 「明日目が覚めたら何かする」こんな言葉も印象に残った。一度ライブを聴かなければ、とそのとき思ったのに、ぐずぐずしていた。もう、聴けないのですね。

  ♪歩き疲れては
  ♪夜空と陸との隙間にもぐり込んで
  ♪草に埋もれては寝たのです
  ・・・・・・・・・・・・・
  ♪歩き疲れ
  ♪寝たのですが
  ♪眠れないのです
  ♪そんな僕の生活の柄が夏向きなのでしょうか?
  ♪寝たかと思うと寝たかと思うと
  ♪またも冷気にからかわれて
  ♪秋は秋からは
  ♪浮浪者のままでは眠れない

 自分の価値観、自分の信念、自分の歌。生きるということ、生きたということ。
---------------------------------------------------------------------
CDアルバム3枚組『高田渡BOX』(2004年)ベルウッドレコード
CDアルバム『ねこのねごと』(2003年)徳間ジャパンコミュニケーションズ

高田渡BOX
ねこのねごと

投稿者 蒼木そら : 23:05 | コメント (1) | トラックバック

2005年04月15日

井上陽水「この世の定め」 

 CDアルバム『カシス』(2002)で「この世の定め」を聴いた。作詞・作曲・/井上陽水 編曲/井上陽水・村田陽一(ブラス)。この曲もキリンビバレッジの聞茶のCM曲。先行MAXIシングル(2001年)もあり、カップリングはこの曲のInstrumentalと「毛がに」「名古屋食べ物事情」。
 2005年4月現在『カシス』はオリジナルでは最新のアルバムだが、発売からもう3年経っている。しかし実を言うと、この曲などは、まだ消化できていない。

  ♪過ちは この世の定め
  ♪三日月は あの世のカナメ

 タイトルからの予測に反して、テンポの速い乾いた曲。音のバランスに違和感を覚えるのは、きっと私の音感と再生装置が悪いから。

  ♪まぼろしだけが
  ♪恋の世のブルー・バード

 さまざまに受け取れる歌詞である。恋の歌のようでもあり、世相を映しているようでもあり、居直っているようでもある。

  ♪愛する目に会わせて
  ♪もう少し 手で抱きしめて
  ♪逃げても すぐ TELEPHONE

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場が発表になり、4月17日に舞鶴で開幕します。うち3会場では”弾き語り!”
 「今日も井上陽水」でのリクエストはどのくらい叶えられるのか、余興に予想してみます。下記の提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。
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 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
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CDアルバム『カシス』(2002年)FLCF-3906
CDシングル『この世の定め』(2001年)FLCF-7001

カシス
この世の定め

投稿者 蒼木そら : 23:42 | コメント (11) | トラックバック

2005年04月14日

井上陽水「Pi Po Pa」

 CDアルバム『ハンサムボーイ』で「Pi Po Pa」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/井上陽水・細野晴臣。
 ピッと音がすると、何かな?と見回す。電子レンジはもちろん洗濯機、冷蔵庫、ガスレンジ、空気清浄機、加湿器・・・。ただの終了を告げているのか、なにかトラブルなのか、確かめねばならない。
 帰宅して留守番電話を解除したときの、「ご用件はありません。ピー」ってのは、結構冷たいし。
 この「Pi Po Pa」も電話の音らしい。

  ♪ひとり ふたり 二人より一人で Pi Po Pa
  ♪離ればなれ 指先で触れたら Pi Po Pa
  ♪話くらいキャラメルをカミカミ Pi Po Pa
  ♪悪いくらい恥じらいが希薄で Pi Po   

 アルバム『ハンサムボーイ』の一曲目。言葉遊びと音を楽しむ、現実感の「希薄」さが面白い曲。

  ♪のぼり くだり くだりめの二人は
  ♪あがり さがり さがりめの気分

 「さがりめ」だったり「ゆきどまり」だったり「やぶれかぶれ」だったり、どうも上昇はしない気配だが、気にしないで楽しもう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場が発表になり、4月17日に舞鶴で開幕します。うち3会場では”弾き語り!”
 「今日も井上陽水」でのリクエストはどのくらい叶えられるのか、余興に予想してみます。下記の提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
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CDアルバム「ハンサムボーイ」FLCF-3761(1990年) 
ハンサムボーイ

投稿者 蒼木そら : 23:29 | コメント (9) | トラックバック

2005年04月13日

井上陽水「Just Fit」 

 CDアルバム『ガイドのいない夜』(1992)で「Just Fit」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。
 『ガイドのいない夜』はセルフカヴァーの11曲が納められている。「つめたい部屋の世界地図」「東へ西へ」「カナリア」「白い一日」「結詞」「Just Fit」「愛の装備」「夏まつり」「眠りに誘われ」「とまどうペリカン」
 昨日の曲「愛の装備」が入っているので改めて聴いてみたが、いいアルバムだ。選曲がいいし、演奏も素晴らしい。新しい発見もあるし。
 「Just Fit」は、沢田研二のアルバム『Mis Cast』への提供曲。このアルバムは最近再発売されたらしい(ユニバーサル)。こんどこそ買わなければ。

  ♪ステーションワゴンに俺は乗り込んで
  ♪夜の荒野をかけているところ
  ♪バックミラーはあとを見るかがみ
  ♪ヘッドライトは前を知るあかり

 あたりまえ!と突っ込まれるのは承知の上。ビュンビュン走る疾走感がたまらない。

  ♪Midnight Sexy
  ♪急カーブでUターン
  ♪女が俺にささやく
  ♪いいのよ ずっとこのまま
  ♪二人はジャスト フィットなんだから

 最後に”ジャスト フィット--!”とシャウトも決まって、ご機嫌な演奏である。この曲はライブアルバム『クラムチャウダー』(1986年6月NHKホール)にも収録されているが、そちらに負けないぐらいのライブ感さえある。

 アルバム『ガイドのいない夜』での次の曲が「愛の装備」。「Just Fit」での激しい息が治まらない、みたいに聞える。それがまた、曲の満ち足りた雰囲気に合って、なかなかよいのであります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場が発表になり、4月17日に舞鶴で開幕します。うち3会場では”弾き語り!”
 「今日も井上陽水」でのリクエストはどのくらい叶えられるのか、余興に予想してみます。下記の提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
---------------------------------------------------------------------- 
CDアルバム『ガイドのいない夜』(1992年)FLCF-30195
CDアルバム『クラムチャウダ-』(1986年)FLCF-3856
CDアルバム2枚組『GOLDEN Best』(1999年)FLCF-3761
CDアルバム『MIs Cast』沢田研二(1982年オリジナル)UPCY-6065


ガイドのいない夜クラムチャウダーmis cast

投稿者 蒼木そら : 23:16 | コメント (1) | トラックバック

2005年04月12日

井上陽水「愛の装備」

 CDアルバム『white』で「愛の装備」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。
 ひと言ではくくれないアルバム『white』だが、それでもこの「愛の装備」の存在は異色かもしれない。

  ♪太陽なら沈んだ
  ♪旅も今日で終わった
  ♪ハイウェイ 銀のライトが並び
  ♪もうすぐ君のエリアに入る

  ♪愛を装備した車が
  ♪長い道を縮める

 あふれそうな愛を積んで走る車。ひたすら前へ家へと高速で進む。胸のたかなり、喜びを歌い上げるメロディ。不安も疑いもない愛の歌って、珍しいのではないだろうか。

  ♪夜を越えて 僕は帰る
  ♪すべての事が あざやかな今

 「井上陽水コンサート2005」の全日程25会場が発表になり、4月17日に舞鶴で開幕します。
 「今日も井上陽水」でのリクエストはどのくらい叶えられるのか、余興に予想してみます。下記の提案曲のイタリック表記13曲が一回でも演奏されれば5点、他の曲は1点の得点とします。何回演奏されても、5点と1点。満点は81点。
 筆者の予想は、7点 です。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21今夜               22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20あかずの踏切り'76
17 移動電話            18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図  10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン     4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
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CDアルバム『white』FLCF-3849(1978年7月)
white

投稿者 蒼木そら : 23:50 | コメント (9) | トラックバック

2005年04月11日

井上陽水「娘がねじれる時」

 CDアルバム『スニーカーダンサー』(1979年)で「娘がねじれる時」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/高中正義。シングルEP『なぜか上海 』(1979年・フォーライフ)のB面でもあった。
 地震で目覚めた今日、新聞でいちばん熱心に読んだのは、地震の記事でも、トップの南アフリカの核兵器の記事でもなく、恥ずかしながら、新潟の山古志村(旧)で飼い猫が大雪の冬を生き抜いていたという記事だ。写真の猫は前にうちにいた猫に似ていて(色と目だけだが)、やせこけた体でしもやけができていたというくだりで、うるうるっとしたのだった。

  ♪真夜中の街角にキラリと光る
  ♪のら猫の瞳ではまさかあるまい
  ♪家出する娘には行くあてもない
  ♪おちついて考える事が出来ない

 体が弾むようなテンポと冷やっとする歌詞が妙に似合っている。バックでダンサーが軽く踊っていて、コーラスも入って・・・そんなステージ映えしそうな曲。

  ♪そのとき夜空がゆがむ
  ♪悲しい娘もゆがむ
  ♪心と体と愛がねじれる

 ふた昔以上前もいまも、悲しくて淋しい娘がいて。素直になれればいいのだけれど。甘えられればいいのだけれど。
 まあこんな理屈はどうでもいい。シュールでクールな一曲。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21 今夜                22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20 あかずの踏切り'76
17 移動電話             18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図   10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン            4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
---------------------------------------------------------------------- 
CDアルバム『スニーカーダンサー』FLCF-3850(1979年9月)
CDアルバム『GOLDEN BEST』FLCF-3761(1999年7月)
CDアルバム『クラムチャウダー』FLCF-3856(1986年8月)(ライブ版)
スニーカーダンサーGOLDEN BESTクラムチャウダー

投稿者 蒼木そら : 23:41 | コメント (1) | トラックバック

2005年04月10日

井上陽水「フィクション」

 CDアルバム『ハンサムボーイ』で「フィクション」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/後藤次利。
 強い風に桜の花が舞って、あっけなく春が過ぎて行く。リアルなものってあるの?などと思ってしまうのは、こんな季節。何かたしかなものを、持っているのだろうか、私は。

  ♪叶えられぬ恋はただのフィクション
  ♪日ごと夜ごと想いつめても
 
 恋人たちは、どう聴くのだろう、この歌を。想像上の恋がフィクションというのは、まあ、わかりますね。

  ♪沈みそうなBedで 君にそっとGood Bye

  ♪忘れられぬ恋はすでにフィクション
  ♪朝に夜に想い出しても
  ♪胸のヒダに残る傷はフィクション
  ♪たとえ深くきざみこんでも

 成就してもしなくても、所詮恋はフィクション。それを言ったら、恋人たちから反対の声があがるだろうが。
 人生も同じこと。虚構の中で、なんとか折り合いをつけて暮らしてゆく。日常の小さなことに喜んだり、誰かの心に何か残せるかと錯覚したりして。
  構成のしっかりした詩であり、ドラマチックに展開する曲である。私だったら(笑い)映画かドラマにぜひ使わせていただくのに。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21 今夜                22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20 あかずの踏切り'76
17 移動電話             18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図   10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン            4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
----------------------------------------------------------------------
CDアルバム「ハンサムボーイ」FLCF-3761(1990年) 
ハンサムボーイ

投稿者 蒼木そら : 23:58 | コメント (1) | トラックバック

2005年04月09日

井上陽水「自己嫌悪」

 CDアルバム『氷の世界』で「自己嫌悪」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。
 1973年12月に発売された、井上陽水の4枚目のLP『氷の世界』(ポリドール)の7曲目に収録されていたこの曲は、1996年の再発CDでは削除されていた。しかし、2001年の『ReMASTER』復刻紙ジャケットシリーズでは復活しているし、また、ポリドール『氷の世界』LIMITED EDITION(2001年)にも再び収録されたので、現在は聴くことができる。

 「井上陽水コンサート2005」のスタートも10日後となった今日、あるブログでシークレット・ライブがあったことを知った。
http://blog.livedoor.jp/stojyokovic10/archives/17155615.html#comments
 3月下旬のことのようで、いまごろ読んだのも間が抜けているが、がっかりして花見の余韻も消えてしまった。どんな人が聴けたのかわからないが、情報を知らずにいたのが情けない。
 「自己嫌悪」

  ♪病の男は淋しく見てる
  ♪めっきり薄い日めくりの紙
  ♪つきそう子供はたじろぎもせず
  ♪あなたの体よ 天まで届け
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ♪歌えぬ男はおびえるばかり
  ♪明日の仕事は南か北か
  ♪ここまでおいでと誰かの声が
  ♪どこまでゆくのだ 貧しい足で

 気落ちして何もコメントできないんです、今日は(苦笑)。

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 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21 今夜                22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20 あかずの踏切り'76
17 移動電話             18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図   10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン            4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
----------------------------------------------------------------------
CDアルバム『氷の世界』LIMITED EDITION(2001年)ポリドール
氷の世界

投稿者 蒼木そら : 21:13 | コメント (12) | トラックバック

2005年04月08日

井上陽水「Summer」

 CDアルバム『招待状のないショー』(1976年)で「Summer」を聴いた。作詞・作曲・編曲/井上陽水。
 北海道でサマータイムの導入実験がされているのだそうだ。今年は6月21日から道内全域で40日間行うという。北海道だけということは、日本の中で時刻が変わる?例えば羽田を0時に発った飛行機が、2時何分かに千歳に着くということなのでしょうか?でも実際は1時間余で・・・。あれ?それとも逆?
 北海道での井上陽水コンサートのスケジュールを見ながら、そんなことを考えていたら、頭が痛くなった。行けるわけではないのだが。
 桜が満開の今日、気が早すぎるが「Summer」を聴いた。

  ♪思いのままは暮らす事
  ♪思いのほかは生きる事

 タイトルからは想像できない始まりだ。夏の情景の歌ではないのですね。

  ♪又、来る夏のひかげで
  ♪休む事が楽しみ

 「夏」はなにかの象徴なのだろうか。輝きの、または、盛りの。

  ♪少女はすでに夏の人

 「すでに」の使い方が面白い。
 このアルバム『招待状のないショー』には、時の経過を詠っている詩が多い。陽水まだ20代、人生を振り返るには早すぎる歳なのに。

  ♪Summer あこがれの Summer Summer

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 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21 今夜                22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20 あかずの踏切り'76
17 移動電話             18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図   10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン            4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
----------------------------------------------------------------------
CDアルバム『招待状のないショー』FLCF-3848(1976年3月:LP)
招待状のないショー


投稿者 蒼木そら : 23:50 | コメント (12) | トラックバック

2005年04月07日

井上陽水「太陽の町」

 CDアルバム『二色の独楽』(1974年:LP)で「太陽の町」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/Gene Page。
 朝日新聞の朝刊の「今日の番組」頁で「体を揺らすCMコピー」というタイトルが目にとまった(2005年4月6日・東京版)。
 文化放送の石井千鶴子プロデューサーの「どんなに美しい言葉でも、声となったものが人の耳に心地よくなければだめ」や、鴻上尚史の「言葉が届くということは、言葉が相手の体を揺らすことです」などのコメントが紹介されている。(ライター・山家誠一)
 これはラジオCMの話だが、音を伴わない言葉はいかに無力か、と読んでしまったのは、毎日このコラムを書きながら、そう思っているからだ。陽水の曲を聴いて文を書く。自分の頭のなかではメロディが鳴っているから、それが伝わっているような気がしている。でも、メロディや声なしでは、象の脚のつま先にさえ触ってもらっていないのだ。残念である。

  ♪はてない空
  ♪かげりのない雲
  ♪季節の風
  ♪鳥は向かい風

 この「太陽の町」も、詩を読むだけでは、(そう言ってはナンだが)さして興味を惹かない。次の引用で、少し心に触れた気はするが。

  ♪走り抜ける
  ♪まぶしさの中を
  ♪ふりかえらず
  ♪立ち止りもせず

 一回聴き、くり返し聴く。「体を揺らす」メロディがゆっくりと歌われて、詩は歌になる。陽水自身のコーラスが陰影をつけている。
 この曲は、上で引用した最初の節だけ(編曲/星勝)が、アルバムの3曲目にも入っているという趣向。これは、この次のアルバム『招待状のないショー』の「枕詞」「結詞」の扱いと同じなのだ。そう思って読み、聴くと、「結詞」は「太陽の町」の発展形かと思えて来る。

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 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21 今夜                22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20 あかずの踏切り'76
17 移動電話             18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図   10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン            4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
----------------------------------------------------------------------
CDアルバム『二色の独楽』(1974年)POCH-1575
二色の独楽

投稿者 蒼木そら : 23:22 | コメント (12) | トラックバック

2005年04月06日

井上陽水「夏まつり」

 CDアルバム『センチメンタル』と『ガイドのいない夜』で「夏まつり」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/井上陽水(センチメンタル)・佐藤準(ガイドのいない夜)。両アルバムについては2月3日に触れたので省略。
 春真っ盛り、というより初夏の陽気の今日、都下の古い建物を移築してある公園へ出かけた。昨日今日で桜も咲いて、はからずもの花見ともなった。
 映画「千と千尋の物語」のロケに使われたという、古い立派な銭湯の前に空き地があって、竹馬や輪回し(?)が用意してあり、子供たちが親に教えられて遊んでいる。結構熱心にトライしている子もいれば、父親のほうが夢中になっている親子もある。

  ♪十年はひと昔 暑い夏
  ♪おまつりはふた昔 セミの声

 その銭湯の周りには、商店が集められていて、「くださいな」と入るとお店の人が出てきそうなリアルさ。路地には鉢まで並べられ、タイムスリップを演出している。
 ”郷愁”に似合う歌を探すなら『センチメンタル』だ。「自転車のうしろに」妹を乗せて行く「夏まつり」。

  ♪友達もみんな居る 笑い声
  ♪道には並ぶ店 オモチャ売り
  ♪あゝ今日は おまつり 何を買おうか

 「夏まつり」「おまつり」、漢字ではないんですよね。平仮名だと「祭り」ほどの賑やかさも、もちろん厳かさもない。
 「あゝ今日は~」と歌っているが、友達も夜店も、浴衣姿の妹も、古い写真のようなセピア色。でも、郷愁だけではないこの寂しさはなぜ?
 『センチメンタル』ではギターだけの伴奏でしみじみ。『ガイドのいない夜』では、やはり音が増えてちょっと違うな、と聴いていると、最後の「ふるさとはふた昔 夏まつり」で伴奏がパッと途絶えるのがニクイです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21 今夜                22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20 あかずの踏切り'76
17 移動電話             18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図   10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン            4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
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『センチメンタル』CD:POCH-1572『ガイドのいない夜』FLCF-30195
センチメンタルガイドのいない夜

投稿者 蒼木そら : 23:55 | コメント (7) | トラックバック

2005年04月05日

井上陽水「夢」

 CDアルバム『バレリーナ』で「夢」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/BANANA(川島裕二)。
 昨日は「眠りにさそわれ」今日は「夢」を見る。よほど眠いのか、という選曲ですが、ただの夢の歌であるはすがない。

  ♪Oh, 夢に見てまで夢
  ♪Oh, 心は羽根のよう
  ♪Oh, 風の誘うまま ゆれよう
       消えそうなあなたを夢見よう あの空で

 やはり、詠われているのは夢ではなくて恋。

  ♪Oh, 恋をしてまで夢
  ♪Oh, あなたは夢以上
  ♪Oh, もしもかなうなら 祈ろう
       会えそうな時まで夢見よう この夜を

 ひねった言葉は使っていない。おき方ひとつでこんなステキな詩になるのだ。繊細なメロディに乗って、いま恋をしてるひとが聞けばさらに、胸に響くだろう。
 片想いか、それとも、例えばスターへの憧れのような遠いひとへの想いか。言うことはないだろう言葉。もし言えるなら・・・・・

  ♪あなたに贈る言葉は  I love you
  ♪そのまま言えば言葉は I love you

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21 今夜                22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20 あかずの踏切り'76
17 移動電話             18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図   10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン            4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
----------------------------------------------------------------------
『バレリーナ』(1983年)FLCF-3854
バレリーナ

投稿者 蒼木そら : 23:52 | コメント (12) | トラックバック

2005年04月04日

井上陽水「眠りにさそわれ」

 CDアルバム『二色の独楽』(1974年:LP)で「眠りにさそわれ」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。
 暖かいせいか眠い。朝の雨もあがった午後、外出から帰ってうとうと。昼寝をすると夢ばかり見る。誰かに話そうとしても声が出なくてもどかしい。それも夢。

  ♪想い出 ひとつ ふたつ
  ♪夢に体が 沈む
  ♪どこからか遠い調べが聞える

 昨日の手強い「紅すべり」のあとのこの曲は、ほっとする。ゆったりと揺れるメロディ。

  ♪言葉が歌になる
  ♪星までが夜に舞う
  ♪あの歌が僕の心に残る

 「遠い調べ」「あの歌」、僕に聞えているのは何の歌?それとも夢で歌を作っているの?

  ♪いつか海の底
  ♪流れのない世界に
  ♪よこたわる心ゆくまで静かに

 知らないうちに、もう目覚めることのない場所に、いざなわれているのでした。たしかに、静かではあるだろうけど・・・。

  ♪Good Night さよなら Good Night
  ♪眠りにさそわれ

 この曲は、『ガイドのいない夜』(1992年・セルフカヴァー)にも収録されている。オリジナルより多い音の中に、ヴォーカルが際立って、より大きな曲と感じられる。これは、『二色の独楽』では、すぐ続いて「太陽の町」が始まっているために、印象が薄れていたためかもしれない。
 歌唱を聴き比べると、もともと天才と言われる陽水だが、やはり時とともに「声」というものの扱いに、練達してきているという感想も持つ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21 今夜                22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20 あかずの踏切り'76
17 移動電話             18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図   10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン            4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
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CDアルバム『二色の独楽』(1974年)POCH-1575
CDアルバム『ガイドのいない夜』(1992年)FLCF-30195
二色の独楽ガイドのいない夜

投稿者 蒼木そら : 21:24 | コメント (10) | トラックバック

2005年04月03日

井上陽水「紅すべり」

 CDアルバム『GOLDEN BAD』で「紅すべり」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/BAnaNA(川島裕二)。シングル『夢寝見』(1989年)のB面。
 アルバム『GOLDEN BAD』は『GOLDEN BEST』のちょうど一年後2000年7月に発売された。『BEST』に対してシングルのB面や、アルバム収録曲の中でもあまり有名でない曲が集められている、のだそうだ。

 「紅すべり」あらためてこのタイトルに対面して、はたと困った。ずっと頭の中にあったのは、百日紅のような木だが、果たして実在する植物なリや?こんなときネットは便利でとりあえず検索してみたが、出てくるのは「井上陽水」「YOSUI INOUE」ばかり。植物辞典でもヒットなし!念のため、いつも鋭い突込みをいれてくださる”なかしょう”さんの「なかしょうの隠れ家」をそっと覗いて薀蓄を探したが見つからない。「少年時代」における「風あざみ」のように実在していないの?

  ♪想い描いたアラビアの
  ♪深い谷間の紅すべり
  ・・・・・・・・・・・
  ♪ぬめり輝く花びらの
  ♪闇の砂漠の紅すべり

 暑くて乾いた土地に生育しているらしい。ぬめった紅い花が闇に咲く。いかにも妖しい木です。

  ♪誰も言わない諺に
  ♪迷う証が紅すべり

 名前にこだわっている気持ちを言い当てられたような。花は忘れて、歌を聴きましょう。

  ♪泣きわめかせて喜びを 夏の嵐
  ♪堪え忍ばせて悲しみを 罪の意識
  ♪凄い軽ワザ師 恋の物語

 やはり妖しい恋の物語。このような激しい言葉遣いは珍しい。確信犯なのでしょう。それだけに読み解くのは難しい。

  ♪醒めすぎて 艶やかに
  ♪聞けば答えは様々に

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21 今夜                22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20 あかずの踏切り'76
17 移動電話             18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図   10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン            4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 

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CDアルバム『GOLDEN BAD』(2000年)FLCF-3800
GOLDEN BAD

 

投稿者 蒼木そら : 23:12 | コメント (6) | トラックバック

2005年04月02日

井上陽水 「積み荷のない船」

 CDアルバム『GOLDEN BEST』で 「積み荷のない船」を聴いた。作詞/井上陽水 作曲/井上陽水・浦田恵司 編曲/浦田恵司。シングル『TEENAGER』(1998年)のc/w。
 1999年発売の『GOLDEN BEST』は、2枚組のアルバムだが、ヒット曲を網羅して、文字通りGOLDENな売れ行きだったらしい。「積み荷のない船」がはいっているのは、テレビ番組で使われて好評だったからだろうか。
  20年前の沢木耕太郎の著書「深夜特急」(新潮文庫)に描かれた「デリーからロンドンまでの旅」を新たになぞって、2年がかりでされた旅を映像化したこの番組「劇的紀行 深夜特急」(テレビ朝日系)は、1996年、97年、98年と三部に分けて放映され、評判を呼んだ。
 昨年再放送されたものをまた観たが、観光旅行では見えない土地や人々が見えてくる旅は自分を見る旅でもあり、原作に劣らず心打たれた。
 
  ♪積み荷もなく行くあの船は
  ♪海に沈む途中
 
 主題歌ではあるが「積み荷のない船」は、歌詞としては重ならない。むしろ不吉な始まりである。映像では若い旅人はゆっくりと、自分の心にききながら、目的に向かって進むのに。
 だがそれでも、番組で流れる曲は、この旅の意味合いを十二分に表していた。

  ♪間に合えば 夏の夜の最後に
  ♪遅れたら 昨日までの想い出に

 表現していたのは、旅の心だけではない。時代の心でもある。1990年にいわゆるバブル的な経済伸長が終ったが、当初は一時的なものとの楽観があった。この曲が発表された1996年というと、我々一般人も不景気が居座ったことに否応なしに気づかされた頃である。
 いま聴くこの歌は、経済的なことではなく別の意味でも、私たちが不安の中にいることを思わせる。重い荷物を捨てたつもりで、なにか大事なものも捨ててしまったのだろうか。
 あるいは、時代が変わればなくなるものではなく、もっと根源的な不安なのだろうか。

(世界の国めぐり、地名の出てくる曲はまだまだ沢山ありますが、この企画?もあまり面白くないので、「積み荷のない船」で旅の終りとします。)
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 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21 今夜                22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20 あかずの踏切り'76
17 移動電話             18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図   10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン            4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO 
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CDアルバム『GOLDEN BEST』(2枚組)1999年 FLCF3761
GOLDEN BEST

なお、「GOLDEN BEST」で聴ける曲は全て「GOLDEN BEST SUPER」(FLCF-3965)(CD3枚組)でも聴けます。

投稿者 蒼木そら : 23:55 | コメント (9) | トラックバック

2005年04月01日

井上陽水奥田民生「アジアの純真」

 CDアルバム『ショッピング』(1997年)で、「アジアの純真」を聴いた。作詞/井上陽水 作曲/奥田民生
 1996年のPUFFYのデビュー曲である。このアルバムでは、井上陽水と奥田民生が交互に歌ったり、コーラスしたりしている。

  ♪北京 ベルリン ダブリン リベリア
  ♪束になって 輪になって
  ♪イラン アフガン 聴かせて バラライカ

 世界の国めぐり、今日は地名がどっさりの曲(廻りきれそうもない)。
 最後にRをふたつ重ねてリズミカル。

  ♪白のパンダを どれでも 全部 並べて
  ♪ピュアなハートが 夜空で 弾け飛びそうに
       輝いている 火花のように

 Pで弾けて、勢いがついて。元気でちょっと不思議なPUFFYにぴったりで、新鮮だった。
 このアルバムでも、陽水と民生で気持ちよさそうに歌っている。
 エスニック料理、アジアンな雑貨や家具のブーム、そしていまや韓流ドラマ。中国は別として欧米信仰のあった一般の日本人が、アジアの国々に注目するようになったのは、ここ十数年のことではないだろうか。

  ♪開けドアー
  ♪涙 流れても
  ♪溢れ出ても アジア

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 「井上陽水コンサート2005」勝手に提案セット・リスト
29 Good,Good-Bye
27 招待状のないショー      28 結詞
25 Final Love Song         26 あなたを理解
23 自然に飾られて         24 能古島の片想い 
21 今夜                22 悲しき恋人
19 ワカンナイ             20 あかずの踏切り'76
17 移動電話             18 Yellow Night
15 いつもと違った春        16 ライバル
13 青い闇の警告          14 迷走する町
11 白い一日             12 EVERY NIGHT               
9 つめたい部屋の世界地図   10 ラブレターの気分で       
7 青空、ひとりきり         8 嘘つきダイヤモンド       
5 長い坂の絵のフレーム     6 とまどうペリカン         
3 テレビジョン            4 結局 雨が降る         
1 イミテーション・コンプレックス  2 全部 GO
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『ショッピング』1997年 FLCF3679、SRCL-3769
『GOLDEN BEST』1999年 FLCF3761
ショッピングGOLDEN BEST

なお、「GOLDEN BEST」で聴ける曲は全て「GOLDEN BEST SUPER」(FLCF-3965)(CD3枚組)でも聴けます。

投稿者 蒼木そら : 23:57 | コメント (1) | トラックバック