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2009年12月24日

井上陽水コンサート2009福岡2nd

「井上陽水 40th Special Thanks Tour」

 福岡サンパレス (福岡市)
 2009年12月22日(火)晴れ 18:30

  
  今日も好天で暖かい。
  とはいえ日が落ちると戸外は結構寒い中、ホールの前には立ち見券を求める行列があり、6時過ぎても待たされている。昨日もそうだった。壁に貼られた座席表を見ると、2階席と3階席の後ろに位置するらしい。申し訳ないと思いつつ入る。

  いよいよ最終日。
  終わりの始まりは「新しいラプソディー」。ゆっくりと。

  「とまどうペリカン」(大きな拍手)のあと、”弾き語り”に入るときのMC。
  昨日は言い忘れたが、能古島も思い出深いところ。ホテルの近くで能古島へ行く(?)バスを見て、乗りそうになった。当時のことをあざやかに生々しく思い出す。
 ひとりでは行かない、だいたいいい感じで行っていた、のだそうです。(この島をタイトルに持つ曲は、孤独な印象だが)

  「能古島の片想い」
  昨日タワーから島を見たときにこの歌詞が思い出せず、♪遠くを行く船の~幸せかな~♪で合ってますか?と友にメールをしたら、「南へ行く船の~幸せかな~byうたのことば(ありがたい!)」と返してくれた。「南へ行く」から「幸せかな~」が生きるんですね。
  2作目のアルバム『センチメンタル』の曲です。『弾き語りパッション』にも収録されている。とするとその前のツアーで聴いたのだろうが、何度聴いても嬉しい。

  昨日でいえば「自然に飾られて」の位置で、「めぐまれない曲を」と。『カシス』かな?『九段』かな?『永遠のシュール』かな?・・・『永遠のシュール』らしいですなどという前振りがあって。
  「移動電話」低音が素敵です。コーラスも。前にも書いたような気がするが、そんな恵まれない子ではないです。わたしは好きだし「聴きたかった」と言う方が沢山おられます。

  「招待状のないショー」は今日はもう宇宙まで届くような。わたしがうちにいたとしても聞こえたかも、と思うほど。そして続く「クレイジーラブ」も、前の曲のブルーの光が残っていて、すんなり聴いた。

  「限りない欲望」のころから、寂しくなってくる。終わるんだなぁと思う。

  アンコールは昨日と同じ最高の4曲。1曲目の終わりは今日は「to you」。メンバー紹介で、「ドラムス山木秀夫、誕生日!」と。
  ツアーを支えてくれた見えないスタッフにも拍手を!と。心から拍手を送る。
  「夢の中へ」で会場を見回す。凄い!陽水も2階を3階を見上げて唄う。
  ほかに言いようがない"渾身の”「傘がない」。

  そして「結詞」。

  何を望む?この上。

  

01.新しいラプソディー
02.嘘つきダイヤモンド
03.闇夜の国から
04.Make-up Shadow
05.とまどうペリカン

06.能古島の片想い
07.帰れない二人  
08.カナリア   

09.飾りじゃないのよ 涙は 
10.リバーサイド ホテル  
11.ワインレッドの心
12.移動電話
13.招待状のないショー
14.クレイジーラブ
15.限りない欲望
16.氷の世界
17.最後のニュース
18.少年時代

アンコール

19.Happy Birthday
20.夢の中へ
21.傘がない
22.結詞


井上陽水さま
そしてみなさま

ありがとうございました!どうかお元気で。


Piano & keyboards 小島良喜、Drums 山木秀夫、Bass 美久月千晴、Guitar 今剛、Guitar 今堀恒雄
Chorus  紹介順に向かって右から 我那覇美奈  藤田真由美 Rie fu

井上陽水公式サイト

歌詞はこちらでお読みになれます。

投稿者 きさら先 : 00:36 | コメント (20)

2009年12月23日

井上陽水コンサート2009福岡1st

「井上陽水 40th Special Thanks Tour」

 福岡サンパレス (福岡市)
 2009年12月21日(月)晴れ 18:30

  
  その前日あたりは雪マークも見られた福岡だが、この日は晴れて暖かい。博多駅で回転寿司の昼食をとったりコーヒーを飲んだりしてからバスでホールへ。ここはホテルもある施設だ。ツアー最後のコンサート、何時まででも付き合えるように(笑い)泊まり込みである。

  夕方近くに、陽の沈む海がみられるかもと思いついた。尋ねるとすぐ裏が博多湾で遊歩道があるとのこと。ほんとに傍が博多港で穏やかな湾を船が行き来している。近くに赤いポートタワーが。昇れるのか?展望台へはエレベーターで、「どうぞ」と無料だった。
  太陽は左手の山端に沈むところ。そしてあちらが能古島(と描いてある)。かなり大きい。玄海島、佐賀島、たちまち島影は濃くなってゆく。
  さっきまで空を映して青緑色だった海がもう黒く、灯影をきらめかせ始めているのを眺めながら戻る。いっときの休息をもらった気分。

  "弾き語り”の前のMCで、40年前にRKB毎日放送でかけてもらったのが始まりだった、と思い出を聞く。
  スタートの地、そして青春の地。聞くほうも格別な思い。
  天神の交差点などを見て、40年前がまざまざとよみがえったと。そうそう、ふとしたきっかけで、往時がリアルに立ち上がることがある。陽水の中に立ち上がった細やかな情景が、感触として聞くものの中に流れ込む。

  「断絶」若々しいでしょ、と。誰より先に(笑い)東京へ行って・・・思い出話はフォーク喫茶からRCサクセションへ、「帰れない二人」へ。このツアーで聴く「心もよう」は新鮮。

  「ワインレッドの心」のあとのMCでも、思い出話は続く。福岡へ来ると、いや、帰ると食べ物がおいしい。なじんでいるから。そして女性が美しい。
  思い出してしまう。わぁーっと思い出す。大濠公園の緑、西公園の花見・・・と地名を挙げて、地元の方ならもっとよくわかるのだろう。そしてそのお相手は?どうしておられるのでしょうね。
  公園、緑あふれる季節、6月でしょう!とちょっと強引に「自然に飾られて」へ。

  「招待状のないショー」は今日も圧巻。声が光がホールを満たす。

  アンコール。1曲目で立って手拍子。最後は ♪ to me と。改めて、おめでとうございます。40年目をこの地で祝えて嬉しいです。

  「傘がない」を息を詰めて聴いて、そのあとの陽水のイントロ。まさかの「結詞」!

  思えば、この曲こそ、40年を振り返るこの会にふさわしい。400年の1/10と冗談を言っているが、永い永い道のり。かみしめるように。♪ 遠き道 青き空♪


01.新しいラプソディー
02.嘘つきダイヤモンド
03.闇夜の国から
04.Make-up Shadow
05.とまどうペリカン

06.断絶
07.帰れない二人  
08.心もよう   

09.飾りじゃないのよ 涙は 
10.リバーサイド ホテル  
11.ワインレッドの心
12.自然に飾られて
13.招待状のないショー
14.クレイジーラブ
15.限りない欲望
16.氷の世界
17.最後のニュース
18.少年時代

アンコール

19.Happy Birthday
20.夢の中へ
21.傘がない
22.結詞


Piano & keyboards 小島良喜、Drums 山木秀夫、Bass 美久月千晴、Guitar 今剛、Guitar 今堀恒雄
Chorus  紹介順に向かって右から 我那覇美奈  藤田真由美 Rie fu

井上陽水公式サイト

歌詞はこちらでお読みになれます。

  この日は大事な約束があった。
  7月に鹿児島でお会いした奄美大島のNさん、福岡へ来られるというので、連絡を待っていた。席は1列目の10番台というので、凄いねー真ん中?と思っていたのだが。

  結局開演前のホールで、オリジナル陽水Tシャツ7分袖バージョンを着た彼女と鹿児島ぶりの再会。よかった会えて。これも携帯電話あればこそです。

  席は端だという。扇形のホールで、真ん中が同じ番号になるというケースだったんですね。しかし、それが幸いして、終演後彼女は大喜び。「氷の世界」で目の前で陽水が・・・・。その様子は15列目のわたしからも見え、おおいに祝福しました。
  人生何があるかわかりません。

  同じ九州とはいえ、翌日は列車で鹿児島へ、夜発つ船で奄美へ。着くのは翌朝だという。お仕事を休んでの遠征です。でも、こんな嬉しいコンサートだったから、またがんばると言っておられた。
  
  彼女だけではなく、ずいぶん見知った顔にお会いした。恐らく全国から。月並みな言い方だが、こんな熱心な方たちと、この日の感動を共有できて幸せです。 
  

投稿者 きさら先 : 19:05 | コメント (1)

2009年12月18日

井上陽水コンサート2009大阪2nd

「井上陽水 40th Special Thanks Tour」

 大阪厚生年金会館 (大阪府)
 2009年12月16日(水)晴れ 18:30


  大阪二日目です。
  今日の驚きはこのお話し。
  『自然に飾られて』の6月はイギリスのこと!

  「外国へ行ったなかで、何回も行ったのはタイとイギリス」「イギリスの最初は『氷の世界』の録音のとき」「イギリスは気候が悪いが、1週間だけ完璧な陽気がある。6月に」
  そのイギリス(ロンドン?)の6月を思って作られた、とのこと。
  わたしは軽井沢あたりの山荘、コテージを想像してましたけど、そうなんですか!これからは、胸のあいたドレスを着て社交界デビューをする少女をイメージしそうです。

  その他については追記します(かも)。


  
01.新しいラプソディー
02.嘘つきダイヤモンド
03.闇夜の国から
04.Make-up Shadow
05.とまどうペリカン

06.心もよう   
07.帰れない二人  
08.カナリア

09.飾りじゃないのよ 涙は 
10.リバーサイド ホテル  
11.ワインレッドの心
12.自然に飾られて
13.招待状のないショー
14.クレイジーラブ
15.限りない欲望
16.氷の世界
17.最後のニュース
18.少年時代

アンコール

19.Happy Birthday
20.夢の中へ
21.いっそセレナーデ


Piano & keyboards 小島良喜、Drums 山木秀夫、Bass 美久月千晴、Guitar 今剛、Guitar 今堀恒雄
Chorus  紹介順に向かって右から 我那覇美奈  藤田真由美 Rie fu

井上陽水公式サイト

歌詞はこちらでお読みになれます
  

(12月20日 追記)

  この日は、「2時になんば高島屋に集合」と、なんば界隈食い倒れツアー実行委員会から指示を受けていた。
  つながらないインターネットを諦めて11時だいぶ過ぎてホテルを出る。余談だが、windowsが勝手に更新されて、インターネットが不調になるようですね(XP)。40年前になかったパソコンは確かに便利だが、トラブルとなるとわたしにはもう、見えない世界の出来事。お手上げである。
  肥後橋の西のほうにあるはずの古い教会を探す。あとで牧師さんが、昔は中ノ島から塔が見えたと言われたが、なんども周りを回ってやっと発見。意外に大きな教会で大切に使われているのが嬉しい。
  中ノ島めぐりの途中で「集合は1時半だって」というメールに気づく。御堂筋線に乗るつもりが乗り場を間違えたりしたが、無事指定の場所に到着。遅くなってすみません、とこんなところで詫びておきます(笑い)。おいしいツアーでした!
  陽水が40年前にはなかった例に挙げる携帯電話。たしかにそれなしには、知らない場所には行けなかった。

  そんなわけでこの日もやや疲れ気味。隣席の「このツアー10回目、東京から」「盛り上げましょうね」という方が頼もしい。「氷の世界」で立ちなさいサインを出されたっけ(笑い)
  終わって「気が抜けないですね、ふう~」というふうな満足の表情で、「福岡も行きます」とおっしゃっていた。

  今日は「新しいラプソディー」で始まり、「Happy Birthday」はアンコールのトップに。このほうが嬉しい。

  「とまどうペリカン」の照明は最近赤っぽい色。前と変わった気が。
  「招待状のないショー」では曲の高まりにつれて、広がる照明が素晴らしい。会場全体に声が、光が届く。福岡でまた聴けるだろうか。
  
  気持ちも高まり、まだまだこれから!という気分になっていたのに、アンコール3曲であっさり終了。また来年!と言われたような言われなかったような。

  

  

投稿者 きさら先 : 00:58 | コメント (5)

2009年12月17日

井上陽水コンサート2009大阪1st

「井上陽水 40th Special Thanks Tour」

 大阪厚生年金会館 (大阪府)
 2009年12月15日(火)晴れ&曇り 18:30

  フェスティバル ホールが建て替えで使えないからここなのでしょうか。初めて行ったこの会場、座席が狭く舞台も奥行きがあまりないようだった。
  大阪での陽水は、親戚の家に来たようだといつも思う。聴衆との会話の様を見るのが楽しみ。
  何度目かのMC中、コンと小さな音。下を見る陽水。
  「ピックが落ちた」と後ろからもう1個とり「ピック、爪、これ」とつまんで見せていた。

  そのあと、話しながら12弦ギターを持つ。あれ???

  「これは12弦ギターと言って、ふつうは6本の弦が12本あるんです」と持ち上げてみせる。「こんな音」マイクに近づけてポロロンと弾く。
  「豪華な感じ。そういえば、『カンドレ マンドレ』を録音したとき、こういうギターを使ったなぁと思って。ちょっとだけやってみましょう」

  『カンドレ マンドレ』

  「次はこのギターを使う曲」

  『新しいラプソディー』

  何を隠そう(というほどのことではない)わたしはこのギターのファンであります。音色が?と問われると恥ずかしい、単に見るのが好き。弾かれているとき、12個ある"糸巻き”(正しい名称は知らない)がキラキラ光って美しい。
  今回のツアーで陽水の弾くギターはアコースティックのみで3本。観客席から向かって右に置かれているのがそのギターで、『新しい・・・』のほかに『最後のニュース』で弾かれている。『人生が二度あれば』でも登場します。

  2本の弦を一緒に弾くんですよね?難しそうですが、最初の録音で12弦ギターを?“アマチュア”だったのに?聞き間違いでしょうか。
  ともあれ、このギターが脚光を浴びた今日の大阪に居合わせてラッキー!

  今日のおまけ  『カンドレ マンドレ』(白パネでは1曲と扱ってましたが)
  

01.Happy Birthday
02.嘘つきダイヤモンド
03.闇夜の国から
04.Make-up Shadow
05.とまどうペリカン

06.断絶   
07.帰れない二人  
08.カナリア

09.飾りじゃないのよ 涙は 
10.リバーサイド ホテル  
11.ワインレッドの心
12.新しいラプソディー
13.招待状のないショー
14.クレイジーラブ
15.限りない欲望
16.氷の世界
17.最後のニュース
18.少年時代

アンコール

19.アジアの純真
20.Love Rainbow
21.夢の中へ
22.いっそセレナーデ


Piano & keyboards 小島良喜、Drums 山木秀夫、Bass 美久月千晴、Guitar 今剛、Guitar 今堀恒雄
Chorus  紹介順に向かって右から 我那覇美奈  藤田真由美 Rie fu

井上陽水公式サイト

歌詞はこちらでお読みになれます 
  

(12月20日追記)

  しばしば意識が遠のくのは朝早かったせいか、つい武道館の華やかさを想うせいか、または、なぜかどよ~んとした音のせいか。
  
 「Happy Birthday」でのスタートはちょっと残念。アンコールで唄われれば充分な祝意を表せるから。
 「ワインレッドの心」(今堀さんのイントロは、いつも何だっけ?と思う。素敵)のあとの長いMCでギターのお話。俄然、集中する。

 「招待状のないショー」。特別な想いで聴く。惹きつけられます。で、余韻に浸る間もなく「クレイジーラブ」へ。
  釧路でのこの曲順を見た友人が、「この場所ではすわりが悪い」というふうなことを言っていた。そのときはサプライズに浮かれてピンと来なかったが、いまはその意味がわかる。字で見ただけで想像した彼女はエライ。つまり、余韻に浸る間が欲しいということだろう。
  「クレイジーラブ」は大好きだけど、こちらが“ちょっと待って”みたいな気持ちなので、損をしているかも。
  終わってから「招待状のないショー」の位置についてあれやこれやと話したが、まあ聴くだけの我々には、専門的なことはわからないから。

  アンコール2曲目が「Love Rainbow」。秋冬はコーラス隊募集がなかったから、席で唄ってました、という方が多かったらしい。たまたま19日に東京で観たコンサートでは、まったく初めての曲を上手に客席に歌わせていて、素敵だった。
 
 で、思ったのでした。陽水コンサートも客席の歌声を拾ったらよいのに・・・と。
  

投稿者 きさら先 : 23:36 | コメント (10)

2009年12月05日

井上陽水コンサート2009武道館

「井上陽水 40th Special Thanks Live in 武道館」

 日本武道館 (東京都)
 2009年12月4日(金)晴れ 18:30

  昨夜からウキウキ、今日は武道館の日。毎日のように変わる天気も、こともなく晴れて暖か。陽水日和であります。

  早めに前を通ると、大きな横断幕が張られていて、期待が高まる。初めて中を歩いた北の丸公園で銀杏の黄色、紅葉の赤を楽しむ。

  今週水曜日まで4週連続で放映されていたNHK“SONGS”で、こんなステージを観たいなぁと思っていた編成で聴けたことがいちばんの喜びか。最初はいつものバンドかと思ったが、音に気づき伸びあがって見る。
  装置と照明にも驚かされた。他会場と違う武道館オリジナル。準備に大変な労力を割かれたに違いない。素晴らしかった。
  
  メニューは釧路から名古屋へ、のものと大きな変化はなく、「心もよう」が「断絶」または「東へ西へ」の代わりに入っていた。

  自宅でないので詳しくはあとで書くが、いいですね!この大観衆で見る気持ち。わたしはアリーナ席だったが、広がりを全部見渡せるスタンドからの眺めもまた格別ではないだろうか。

  配られたチラシの中に、「WOWOWで独占オンエア」の1枚が!それもカラーで。「2010年1月31日(日)午後4時」だそうです。
  来場されなかった方たちもお楽しみになれますね!


(続き 12月5日記)

  「少年時代」にトランペットの演奏が入る映像を、以前テレビで見て大好きだったが、もう記憶も朧になり、いまでは想像だったのか、幻なのか、と思いかけていた。
  だから、武道館の前日にNHKのSONGS第四回の録画で、エリック宮城さんという方のトランペットが鳴るのを聴き、それだけでも嬉しかったのに・・・。
  そしてそして実際に武道館のステージで観て聴けて!その情景はあの映画の少年二人の別れのシーンを音で観たおもい。最後のハミングにトランペットが寄り添って、それも素敵だった。

  何の構えもない、いつもながらの陽水。曲作りの話をして、即興をうたい始めたが途中までだったり、武道館でも、テレビが撮影をしていても、ほんとに即興なんだなぁと妙なところで感心する。

  ところが、一曲一曲聴くごとに、陽水はどんどん大きくなってゆくようだった。ストリングスと管楽器が加わった厚い音に乗って、武道館を覆っていた。その歌声で、その存在で。

  大編成に彩られた「自然に飾られて」どこまでも届くような「招待状のないショー」繊細さが際立つ「カナリア」どのような遠い席でも"あなたは見える”「とまどうペリカン」「クレイジーラブ」からは大波のように。

  アンコールはアリーナ席は多分みんな立っていた。最後まで立ったまま聴いた。
  しばらくつかない客席の灯りに期待をもって、もう一曲、どうぞ「積荷のない船」を、と全員が手をたたいていたが、おしまいでした。

  おまけ。「自然に飾られて」の前、曲作りの話のときに。
  「初めて作った曲」(イントロがあるのがすごい、と)
           (この曲に武道館で拍手をもらうなんて夢にも・・、とも)

01.新しいラプソディー
02.嘘つきダイヤモンド
03.闇夜の国から
04.Make-up Shadow
05.とまどうペリカン

06.帰れない二人
07.心もよう 
08.カナリア

09.飾りじゃないのよ 涙は 
10.リバーサイド ホテル  
11.ワインレッドの心
12.自然に飾られて
13.招待状のないショー
14.クレイジーラブ
15.限りない欲望
16.氷の世界
17.最後のニュース
18.少年時代

アンコール

19.Happy Birthday
20.夢の中へ
21.傘がない
22.いっそセレナーデ


Piano & keyboards 小島良喜、Drums 山木秀夫、Bass 美久月千晴、Guitar 今剛、Guitar 今堀恒雄
Chorus  紹介順に向かって右から 我那覇美奈  藤田真由美 Rie fu
Trumpet エリック宮城、Trombone 村田陽一、Saxophone  Bob Zung
Strings 弦一徹ストリングス
Arrangement 星勝 (メンバー紹介の折、アレンジ 星勝!と)


11,12月ツアー、残すは大阪と福岡。日程はこちら
井上陽水公式サイト

歌詞はこちらでお読みになれます

投稿者 きさら先 : 00:34 | コメント (15)