傘がない

都会では自殺する若者が増えている
今朝来た新聞の片隅に書いていた
だけども問題は今日の雨 傘がない
 
行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ
つめたい雨が今日は心に浸みる
君の事以外は考えられなくなる
それは いい事だろ?

テレビでは我が国の将来の問題を
誰かが深刻な顔をして しゃべってる
だけども問題は今日の雨 傘がない

 行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
 君の家に行かなくちゃ 雨にぬれ
 つめたい雨が 僕の目の中に降る
 君の事以外は何も見えなくなる
 それは いい事だろう?
  
行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ

行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の家に行かなくちゃ 雨の中を

行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
雨にぬれて行かなくちゃ 傘がない

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:24

家へお帰り

子供が道で泣いてる しかられて
よごした服は涙でぬれている
さあ 泣かないで
家へお帰り
夕焼けに サヨナラ言って お帰り

さあ泣かないで
家へお帰り
今日の日は すべてが これで終った

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:23

限りない欲望

限りないもの それが欲望
流れゆくもの それが欲望

子供の時欲しかった白い靴
母にねだり手に入れた白い靴
いつでもそれを どこでもそれをはいていた
ある日僕はおつかいに町へ出て
靴屋さんの前を見て立ち止まった
すてきな靴が飾ってあった 青い靴

限りないもの それが欲望
流れゆくもの それが欲望

僕が20歳になったとき 君に会い
君が僕のすべてだと思ってた
すてきな君を欲しいと思い 求めていた
君と僕が教会で結ばれて
指輪かわす君の指 その指が
なんだか僕は見飽きたようでいやになる
 
限りないもの それが欲望
流れゆくもの それが欲望

僕はやがて年をとり 死んでゆく
僕はそれをあたりまえと思ってる
それでも僕はどうせ死ぬなら 天国へ

限りないもの それが欲望
流れゆくもの それが欲望
限りないもの それが欲望

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:22

白い船

港を出る白い大きな この船が
あなたを今つれてゆくのか この船が
一度見たら忘れられぬ
白い船が僕の人をのせている

数えられぬテープの色が あざやかだ
そんなテープの影に見える 僕の人
それはまるで虹の中を
迷いながら僕を見てる鳥のよう

とても僕は見ていられずに目をとじる
だけど船の汽笛が僕に泣けという
とじた まぶた 涙 流れ
白い船が僕の人をのせている

とじた まぶた 涙 流れ
白い船が僕の人をつれてゆく

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:21

ハトが泣いてる

ハトが ハトが泣いてる
声が 声が聞こえる

ハトは広い空を飛んでいたけれど
もう あんな空を飛びたくないと
飛びたくないと言っている

ハトは地上に降りて少し歩いたけれど
車と人の流れを見つめ
おびえてふるえ 泣いている

ハトが ハトが泣いてる
声が 声が聞こえる

ハトはこの世界で生きていたけれど
涙 流して明日はないと
明日はないと 泣いている

ハトが ハトが泣いている
声が 声が聞こえる

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:20

愛は君

愛は空 愛は海 愛は鳥 愛は花
愛は星 愛は風 愛は僕 愛は君
君の笑顔が僕は好きだよ
僕はとっても愛しているよ
君のその手にそっとふれたい
僕は君だけ愛しているよ

愛は空 愛は海 愛は鳥 愛は花
愛は星 愛は風 愛は僕 愛は君
僕のすべてを君にあげたい
僕はこんなに愛しているよ
君のそばから離れたくない
僕は本当に愛しているよ

愛は空 愛は海 愛は鳥 愛は花
愛は星 愛は風 愛は僕 愛は君

愛は空 愛は海 愛は鳥 愛は花
愛は星 愛は風 愛は僕 愛は君

ラララ・・・・・・・・

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:19

人生が二度あれば

父は今年二月で六十五
顔のシワはふえてゆくばかり
仕事に追われ
このごろやっと ゆとりが出来た

父の湯飲み茶碗は欠けている
それにお茶を入れて飲んでいる
湯飲みに写る
自分の顔をじっと見ている
人生が二度あれば この人生が二度あれば

母は今年九月で六十四
子供だけの為に年とった
母の細い手
つけもの石を持ち上げている

そんな母を見てると人生が
だれの為にあるのかわからない
子供を育て
家族の為に年老いた母
人生が二度あれば この人生が二度あれば

父と母がこたつでお茶を飲み
若い頃の事を話し合う
想い出してる
夢見るように 夢見るように
人生が二度あれば この人生が二度あれば

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:19

小さな手

小さな手を見て
思わず笑う私
小さなこの手で
生きてた事を笑う
不幸はこの手でかかえられないし
幸せはこの手ではこばれてしまう
小さな手

幼い手を見て
私はいつも笑う
幼いこの手で
恋した事を笑う
あなたが私にさよならをつげて
私のこの手は涙もふけない
幼い手

私のこの手は
笑いをいつもさそう
笑いはいつでも
悲しい事と同じ
この手がすべてをなくしたように
私もすべてをなくしてゆくのね
小さな手

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:18

感謝知らずの女

僕はあなたの為に
すべて忘れて働いた
絹のドレスも帽子も
みんなあなたに買ってあげた
だけどあなたは感謝知らず
感謝知らずの女

ダイヤモンドの指輪
いつか誕生日にあげた
そしてあなたは言った
もっと大きいのが欲しいわ
だからあなたは感謝知らず
感謝知らずの女

ありがとうと一言
なぜいえないのかなぁー

たとえこの世が終っても
僕はあなたを愛すだろう
しかしあなたはこの愛を
あたりまえだと思うのだろう
だからあなたは感謝知らず
感謝知らずの女

ありがとうと一言
なぜいえないのかなぁ-

感謝知らずの女
感謝知らずの女

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:16

もしも、明日が晴れなら

明日 風が吹いてたら
君を連れて野を歩こう
君の髪が風とあそび
ほほにふれ輝く
それは僕を夢にはこぶ
もしも明日が風なら

明日 雨が降ってたら
外へ出ずに家に居よう
君の声が雨の音と
快く重なる
それは僕を恋にさそう
もしも明日が雨なら

明日 空が晴れてたら
時を忘れ話し合おう
いつのまにか夜になって
君はとてもおどろく
それは僕を愛につなぐ
もしも明日が晴れなら

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:15

断絶

夜中にデイトした 近くの公園で
たしかめあっていた おまえと俺の愛
突然あらわれた おまえのオヤジが
「私の娘は嫁入り前です
近所でおかしな噂が立ちます」といった

おまえのオヤジには わかってもらえない
どこかへ逃げようと 相談していたら
またまたあらわれた おまえのオヤジが
「かけおち 家出は絶対いけない
なぜなら娘はまだまだ子供だ」 といった

なんだか 俺たちがとっても悪い事
している様に見た つめたい顔で見た

どうして悪いのだ 愛している事が
いつでもそばに居て 愛している事が

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:15

あこがれ

さみしい時は男がわかる
笑顔で隠す男の涙
男は一人旅するものだ
荒野をめざし旅するものだ
ラララ・・・・・・・
これが男の姿なら
私もつい、あこがれてしまう

女は清くやさしく生きて
電車に乗れば座席をゆずり
悲しい歌が聞こえてきたら
ほろりと涙してしまう
ラララ・・・・・・・
これが女の姿なら
私もつい、あこがれてしまう

男は強くすべてを悟り
女は弱く何かにすがり
正義の為に闘う男
無口でいつもほほえむ女
ラララ・・・・・・・
これが男と女なら
私もつい、あこがれてしまう

登録日 : 2006年3月 8日(水) 23:13