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2005年09月30日

沢田研二「Darling」

 CDアルバム『MIS CAST』(1982年LP)で「Darling」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/白井良明。沢田研二には1978年のシングル「ダーリング」があるが、別の歌。
 「darling」がなんと32回も繰り返されている(数えましたー笑)。

  ♪Darling!
  ♪早くおいで
  ♪君に触れたいから

 なんとストレートで刹那的な Love Song でしょう。
 
  ♪一人になれない理由は
    ♪恐いから、つらいから
      ♪誰もかれも恋をするのさ
  ♪だから
  ♪Darling!

 軽いリズムに乗り、メリハリきかせて歌い切っている。まことにジュリーらしい。
 沢田研二は、思い切りのよさが感じられてかっこいいと思う。舞台などにも出ているようですね。さぞ華があることでしょう。

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CDアルバム『MIS CAST』2005年(ユニバーサルミュージック)UPCY-6065
Miscast

 

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2005年09月29日

井上陽水「ビルの最上階」

 CDアルバム『九段』(1998年)で「ビルの最上階」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/井上陽水・BAnaNA-UG(川島裕二)。
 
  ♪15階建てのビルの14階はテレビ局のフロア

 実際にはありそうもない雑居ビル。各階にあるのはシニカルな言葉で表現される現代か。誰もが感じることだが、事物事象を並べるつくりが「最後のニュース」に似ている。
 かなり長い曲だが、何かあるのか何か来るのかと聴いているうちに、終わるともなく終わる。ちょっと肩透かしされた感じを、わたしはもつ。
 
  最上階がいい。村上春樹の小説「ダンス・ダンス・ダンス」に出てくる「ドルフィンホテル」の、主人公だけ行けちゃうフロアのようだ。

  ♪15階建てのビルの最上階は今もなおミステリー
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ♪不可解な空白が青空に浮かんだまま

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→九段)

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CDアルバム『九段』FLCF-3711
九段

投稿者 蒼木そら : 23:56 | コメント (6) | トラックバック

2005年09月28日

井上陽水「アンチヒロイン」

 CDアルバム『九段』(1998年)で「アンチヒロイン」を聴いた。作詞/井上陽水 作曲・編曲/布袋寅泰。
 詞を渡されて曲を作ったけれど、ずっとそのままで・・・というふうなことを、テレビ番組《井上陽水 空想ハイウェイ NHK 2004年》に出演した布袋は話していたが、これはこんなイミで・・・なーんてやりとりは・・・ないものなのでしょうか。アルバムには当然、彼はギターで参加している。なお、『YOSUI TRIBUTE』では、布袋寅泰は「東へ西へ」を歌っている。

  ♪わかりそうだろ そのくらい

 と言われても、難しいのです、解釈が。
 イメージは闘う女。歌っているのは、ボクサーに付き添うセコンンドのような男?
 陽水の力唱とギターの力演も闘っているような、絡み合っているような。

  ♪涙は孤独な
  ♪アンチヒロイン

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→九段)

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CDアルバム『九段』FLCF-3711
九段

投稿者 蒼木そら : 23:55 | コメント (12) | トラックバック

2005年09月27日

井上陽水「ビーズとパール」

 CDアルバム『バレリーナ』(1983年LP)で「ビーズとパール」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/BANANA(川島裕二)。

 S子さん
 今日は忙しいのにお昼を付き合ってくれてありがとう。食べるのに夢中で、この話をしようと思っていたのを忘れてました。
 昨日の朝刊でこんな記事に気がつきました?《ウチの犬に選挙権?》(朝日新聞9月26日東京版)
 ニュージーランドのある男性が、愛犬の名を選挙人登録したら、登録証が届いちゃったという話。署名欄には犬の足形!職業は「ネズミ駆除業」と書いたんですって。何とか法違反になるかもってことだけど、そんな無粋はやめて欲しい。このジョークにはご褒美をあげたいくらいですよね。

  ♪こわれた瞳でここまでおいでよ 見つめたままで
  ♪大事なダイヤが心のかわりの バラエティー

 ビーズってここ数年流行してるけど、この詞のころ、20年以上前のが復活したのでしょうか。陽水が「パール」はともかく「ビーズ」を知ってるって不思議。
 けだるい感じに歌われます。女の子の名前が沢山出てきて、いうなればギャルたち?その呼び方は、このころもうあったかどうか、わからないけど。
 「誘惑」のところでも書いてるように、何気に心地よいサウンドです。

 記事とこの歌、なんの関係あるのかって?ご贔屓の探偵スペンサーの愛犬(恋人の犬かも)の名前がパールっていうんです。ただそれだけ(笑い)。
 これにヒントを得て、国勢調査に愛猫の名前など書かないよーにね。

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→バレリーナ)

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『バレリーナ』FLCF-3854
バレリーナ

 

投稿者 蒼木そら : 23:55 | コメント (2) | トラックバック

2005年09月26日

井上陽水「ロングインタビュー」

 CDアルバム『九段』で「ロングインタビュー」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/宮崎一哉。アルバムの7曲目で、「ラブレターの気分で」の次にある。
 
  ♪いつでも恋は ブルースの夜と ライトシンフォニー
  ♪ミントの花が香りであふれてゆく

 この歌いだしにはいつも誘われる。歌詞にもメロディーにも。

  ♪信じる人の言葉が流れてゆく

 信念の人の言葉は強くて美しい。しかし、力の壁にはねかえされて

  ♪時計は空回り

 歴史は待たせるのだ、いつまで?「願いを繰り返す」ことで、心に持ち続けることでその時を待つ。

  ♪世界が気づくまで
  ♪いつまでも


(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→九段)

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CDアルバム『九段』FLCF-3711
九段


 


投稿者 蒼木そら : 23:35 | コメント (8) | トラックバック

2005年09月25日

井上陽水「プレゼント」

  リマスタリングされ2001年に発売されたCDアルバムBOX『ReMASTER』の『extra-1』で「プレゼント」を聴いた。作詞/井上陽水 作曲/井上陽水・佐藤準 編曲/佐藤準。シングルCD『Make-up Shadow』のカップリング曲。
 「Make-up Shadow」は前にも書いたように、フジテレビ系のドラマ「素晴らしきかな人生」(1993年)の主題歌。このカップリング曲は、ドラマに使われた記憶はないが、不思議にともさかりえの演じる大人びた少女の面影を感じる。彼女はその頃12歳か13歳、ヒロイン浅野温子の娘役だった。

  ♪街の上を飛行機が
  ♪青空を深く沈みそうに

 わたしの街はすぐ上を、飛行機が轟音を発して通り過ぎるので、このようなロマンチックな気持ちになりようもないが、青空の中に高く高く消えそう飛行機をイメージして聴く。

  ♪遊びのあとで 窓辺の声に
  ♪目覚めた時、夢のプレゼント

 少女が眠って見る夢は、目覚めて見る夢は、どんな夢?

  ♪いつか大人に春のように

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→井上陽水ReMASTER→extra-1を選んで)

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Happy Birthday To M-chan!
 小さい頃「ダイスキ」を連発していたあなた。その逆は「ダイスキジャナイ」ってのが可愛かった。
 子供の無邪気を残しながらも少女の恥じらいをまとい始めたあなた、わたしはいつまでもあなたが大好き。
 沢山もらったね、プレゼント。でも、目に見えないプレゼントに、心のプレゼントにも、どうぞ気づいて。これから、大きくなるたびに。

    ♪気づいた人だけにプレゼント

神よ、あるいは運命よ、この子の生涯を、どうか守ってください。お願い。
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『ReMASTER』17枚組BOX FLCF-3860 このNo.16「extra-1」
ReMASTER

投稿者 蒼木そら : 12:49 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月24日

井上陽水「最新伝説」

 CDアルバム『九段』(1998年)で「最新伝説」を聴いた。作詞/井上陽水 作曲/井上陽水・平井夏美 編曲/井上陽水・宮崎一哉。 TBS系のテレビ番組「世界ウルルン滞在記」のエンディングテーマだった。「英雄」の次、アルバム4曲目である。

  ♪なつかしい 歌よ友よ 最新伝説

 メロディ、特にこの歌いだしは耳慣れているのだ。でも、「最新伝説」って、何か由来があったのだろうかと改めて考えた。『九段』には時事的なな事柄を取り上げた曲が多いようなので。だが、何も思い当たらない。仕方がないので、気になる「ジュゴン」のことでも。

  ♪恋人が 歌う唄を 伝えて 1000ジュゴン

 「ジュゴン」人魚のモデルの魚、ではなくて哺乳類。鯨と違って草食で、藻や海草を食べるのだそうだ。沖縄の水族館でジュゴンに似た「マナティ」を見たが、餌に人参などを与えられていた。狭い水槽の中でどんよりと漂っている。立ち姿で浮いてもいるが、人魚姫を想像するのはやや難しい。

 空間と時間と想像力が、どこまでも広がって行くような言葉が続く。

  ♪愛し合う 夢の果ては 情熱急行
  ♪舞い上がる 風を巻いて 最前線の鐘の音

 繰り返しもあってかなり長い歌詞のここまで聴くと、この「最前線の鐘の音」でぐっと来る。
 大げさな言い方だが、歴史を作っているのだ、わたしたちも、なんて思う。

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→九段)

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CDアルバム『九段』FLCF-3711
九段

投稿者 蒼木そら : 23:51 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月23日

井上陽水「英雄」

 CDアルバム『九段』(1998年)で「英雄」を聴いた。作詞・作曲・編曲/井上陽水。この曲は次の年の『GOLDEN BEST』にも収録されている。ちなみに『九段』からは他に「TEENAGER」と「長い坂の絵のフレーム」。
 9月になってから野茂英雄の若い頃の姿をテレビ画面で見かける。缶コーヒー(日本コカコーラ「ジョージア」)のCMである。クールな表情がかっこよくて、思わず見入ってしまう。1968年8月31日生まれとうからいま37歳。かの長島茂雄が現役を引退したのが38歳、スポーツ選手の人生は急ぎ足だ。一般人がこれからといういう頃に、勝負をつけなければならないのだもの。

  ♪内角を高めに 快感を投げ込めボールボーイ

 軽やかな聴きやすい曲。「快感を投げ込め」・・・・聴きながらCMの野茂の姿がかぶさる。
 短いショットを重ねる映像のように、「英雄」のあの時この時の姿を示す言葉がちりばめられている。

 日本の今日のニュース。阪神優勝秒読みで、大阪の道頓堀に高い壁ができたそうな。

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→九段)

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CDアルバム『九段』FLCF-3711
九段

投稿者 蒼木そら : 23:45 | コメント (13) | トラックバック

2005年09月22日

井上陽水「メリー・クリスマス」

  『ReMASTER』(リマスタリングCD17枚組BOX2001年)のうちの『extra-2』で「メリー・クリスマス」を聴いた。作詞・作曲・編曲/井上陽水 。
 1976年発売のLP『クリスマス』の一曲。『クリスマス』は小室等・吉田拓郎・井上陽水・泉谷しげるの4人によるオムニバス・アルバム。
 クリスマスの曲というと「お願いはひとつ」と思ってしまっていたが、この、正真正銘クリスマス・ソングがあったのだ。1976年というと、このアルバムの9ヶ月前に『招待状のないショー』が出た年。
 
  ♪今夜のパーティーにおいで 僕が綱渡りする
  ♪おいしいワインのついでに ほんとの僕も見れるよ

 「メリー・クリスマス」と詠いながら、少しも楽しそうでない。クリスマス・ソングとして流通(?)しなかったのも、無理もないかも。鬱屈した心情、夢と現実。

 昨夜はお台場のホテル一泊で同期会があった。30階からレインボウブリッジの見える夜景は、早く訪れたクリスマスのようにまばゆい。でも食事のあとも一室で夜半まで続く話は、どうも聞くには気が重い。まあ、人生半ばをとうに過ぎていれば、仕方がないのだが。自分はというと、持つものが少ないからか語るほどの悩みもない、多分。

  ♪長い話はもうやめ 夜も眠りたいから
  ♪終りのない話には さよならを言いたいだけ

 彼女ら友たちが、「ハッピークリスマス」を迎えますように。
 
(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→ReMASTER→extra-2を選んで)

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ReMASTER(FLCF-3860)CD17枚組(このNo.17「extra-2」)
CD『クリスマス』フォーライフミュージックエンターテイメント
ReMASTER

  

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2005年09月20日

井上陽水「エンジの雨」

 CDアルバム『九段』(1998年)で「エンジの雨」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/菅野よう子。アルバム9番目の曲。
 秋晴れはどこへやら、ぐずついた天気。今日はときどき、しとしと細い雨が降って、明日も明後日も曇マークが続く。

  ♪明日の恋を待ったのは
  ♪エンジの雨が降ったから

 歌詞カードを見るとどうしても、右側の頁の陽水の笑顔に目がゆく。ふりふりのピンクのカフェカーテンから現れるところ。

  ♪想い果てなく 夢見てごらん
  ♪あの頃まで 眺めを映して

 歌が妖精のよう。かわいい妖精とちょっと大人の妖精がかわるがわる現れる。

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→九段)

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CDアルバム『九段』FLCF-3711
九段


  

投稿者 蒼木そら : 22:33 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月19日

井上陽水「炎熱の月明かり」

 CDアルバム『九段』(1998年)で「炎熱の月明かり」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水・忌野清志郎 編曲/井上陽水。アルバムの一曲目、好きな曲だが久しぶりに聴いた。
 よく晴れた仲秋の名月だったが、十六夜の今夜はやや曇り。「炎熱の月明かり」というわけにはゆかない。そもそも月が「炎熱」って?・・・なのだが。
 
  ♪月とkissした 夜のあと
  ♪かなり手さぐり したけれど

 忌野清志郎と一行ずつ交互に作詞したという(「青いリンゴ」陽水年表1991/8/25)。連句のような成り立ちなんですね。そう思って読んでみても違和感はないが、ここはどちらかしら?と思う楽しみがある。テーマのようなものを決めてあったのか、一行目からの流れなのか。
 これも清志郎と共作された曲は、ゆったりしたロック調で、歌いだしから魅力的。最後も美しく決まっている。

  ♪ああ 月明かり 進むべき道を
  ♪照らしておくれ お願い

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→九段)

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CDアルバム『九段』FLCF-3711
九段

投稿者 蒼木そら : 23:38 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月18日

奥田民生「月ひとしずく」

 井上陽水奥田民生のCDアルバム『ショッピング』(1997年)で「月ひとしずく」を聴いた。作詞//井上陽水・奥田民生・小泉今日子 作曲/井上陽水・奥田民生。もともと小泉今日子への提供曲で、シングル『月ひとしずく』(1994年)。TBS系連続ドラマ「僕が彼女に、借金をした理由」の主題歌だった。アイドル小泉今日子だが、最近のドラマで見る彼女は潔く、面白い。
 忘れていた洗濯物を取り込みにベランダへ出ると、西の空に金星が光っている。今夜は晴れなのだ。東へまわるとビルの上に大きな満月が昇ってくるところだった。

  ♪人にまかせて僕らは行こう

 この曲の vocal は奥田民生。月見とは関係ない歌でむしろ生き方を詠っている?この次の「手引きのようなもの」もそうであるように。詞も曲も主に民生っぽい気がするがどうなのだろうか。

  ♪夜のとばりの香りが何て素敵

 陽水のコーラスがはいる。このフレーズは陽水の手かな?と思うのはそのせいだろうか。

  ♪今夜も月はMid Night ね

 この最後、うっかり聞いていると「みないとね」って聞こえる。偶然?それとも楽しい仕掛け?

歌詞はこちらで読めます

聴いてみて!こちら→『ショッピング』までスクロールして

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『ショッピング』CD:FLCF3679、CD:SRCL-3769
ショッピング

投稿者 蒼木そら : 19:21 | コメント (15) | トラックバック

2005年09月17日

井上陽水「クレイジーラブ」

 CDアルバム『EVERY NIGHT』(1980年LP)で「クレイジーラブ」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/鈴木茂。シングル(EP)『クレイジーラブ』(1980年)のB面は「空はブルーエンジェル」。
 山口百恵への提供曲で、彼女の最後のアルバムに収められているそうだが(「Crazy Love」)、残念ながら聴いていない。
 また、1999年の連続ドラマ《アフリカの夜》(フジテレビ系)で挿入歌として使われ、こちらは見ていた。とても面白かった記憶がある。大石静脚本の雰囲気のあるこのドラマで、「クレイジーラブ」は切ないが乾いた空気感を醸していた。このときシングルCDが発売され、カップリングは「答えはUNDERSTAND」。

  ♪粋で悲しいクレイジーラブ

 この歌いだしで勝負は決まったようなもの。
 ロック調の曲と、「もっとこなごなになれば」と詠う歌詞の、突き抜け感が小気味よい。好きな歌のひとつ。

  ♪もっと真夜中になれば クレイジーラブ

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→EVERY NIGHT)

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HAPPY BIRTHDAY to S!
 何年前だろう。コンサートを付き合ってくれたときに聴いて「いい曲だね」と言っていたね。憶えている?
 ひとつひとつ挙げるといやがるだろうから言わないけれど、君には詫びることばかり。子供の頃ちゃんと見ていてあげなかったね、ごめん。ときに愛に臆病なようなのは、そのせいかと思って心が痛みます。
 してる?恋。
 真夜中に、仕事なんかしてちゃ、いけないよ。
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CD:『EVERY NIGHT』FLCF-3851
CDアルバム『GOLDEN BEST』FLCF-3761(2枚組)
EVERY NIGHTGOLDEN BEST
なお、「GOLDEN BEST」で聴ける曲は全て、
「GOLDEN BEST SUPER」(FLCF-3965)(CD3枚組)でも聴けます。

投稿者 蒼木そら : 02:19 | コメント (10) | トラックバック

2005年09月16日

井上陽水「家へお帰り」

 CDアルバム『断絶』(1972年LP)で「家へお帰り」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。LP『断絶』のB面は「愛は君」で始まり、この短い曲は5曲目。次がラストの「傘がない」となる。
 つい先日聴いた、これも短い「口笛」ど同じに口笛のメロディがはいっている。こちらは途中にはさまれるのだが。
 2005年5月19日に銚子のコンサートでアンコールの最後に聴いたこの曲を思い出す。ギターの音と、しーんとした空気と、涙ぐむひとたちを思い出す。
 
  ♪さあ 泣かないで
  ♪家へお帰り  
  ♪今日の日は すべてが これで終わった

 コンサートでは、このように聴衆に向けて届く。
 しかし今日わたしが涙するのは、最初のところ。

  ♪子供が道で泣いてる しかられて

 何も悪いことをしていない子供をよく叱っていた、邪険に。怒りの対象はほんとは自分だったのに、身近にいるから、弱いから。逆らいもせず、許してもらうまで外で泣いていたのだろう。
 そして愛してくれていたんだね、こんなわたしを。

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CDアルバム「断絶」(1972年LP)POCH-1571
断絶

投稿者 蒼木そら : 23:15 | コメント (11) | トラックバック

2005年09月15日

井上陽水「もしも明日が晴れたら」

 CDアルバム『断絶』(1972年LP)で「もしも明日が晴れたら」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。ファースト・アルバムの3曲目である。
 残暑残暑と嘆いているが、さすがに風は涼しい。今日の夕刊(朝日新聞東京版)に、白く輝く原一面のススキの写真が載っている。十五夜ももうすぐだ。

  ♪明日 風が吹いてたら
  ♪君をつれて野を歩こう

 野を歩くふたりに、ススキの穂波が似合いそうな。
 この前の曲「断絶」のシャウトから一転、やさしい静かな曲調と歌いように和む。真夏でもない、冬でもない、春よりは秋。

  ♪明日 空が晴れてたら
  ♪時を忘れて話し合おう
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ♪もしも明日が晴れなら

 秋の天気は変わりやすい。明後日からの三連休は晴れるのでしょうか。

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CDアルバム「断絶」(1972年LP)POCH-1571
断絶

 

投稿者 蒼木そら : 20:24 | コメント (14) | トラックバック

2005年09月14日

井上陽水「口笛」

 CDアルバム『招待状のないショー』(1976年LP)で「口笛」を聴いた。作詞・作曲・編曲/井上陽水。アルバム10曲目、小椋佳作詞の「坂道」のあとにあって、ほっと一息つき、「I氏の結婚」への橋渡しをする短い曲。タイトルどおり長い口笛で始まる。

  ♪想い出
  ♪時々は話をしよう

 口笛とギターの音色と声と。短いがしーんときき入る。
 
 一曲づつだと気づかなかったが、アルバム通して聴いていると、次の「I氏の結婚」は、おおらかさが嬉しい。胸に海の風がはいってくるような気持ち。

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→招待状のないショー)
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CDアルバム『招待状のないショー』FLCF-3848
招待状のないショー
 

投稿者 蒼木そら : 23:27 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月13日

井上陽水「今年は」

 CDアルバム『招待状のないショー』(1976年LP)で「今年は」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。アルバム13曲中の7曲目である。
 気がつけば9月ももう半ば、年の終りへと舵がまわり、時の速さはなお増すのだ。何の展望もないままで。
 確たる展望のないのは、この曲も同じようだ。

  ♪指切りが出来ない指
  ♪やさしさを抱けない腕

 確かなものを持たない以上、誰とも約束なんかできはしない。自分が信じられない以上、誰をも信じられない。過ぎた時を思い出に変えられなければ、新しい時を迎えられない。
 
  ♪今年は何の年?

 詩で読むよりは聴くほうがテンポが速く明るい。が、やはり寂しい。
 長い instrumenal で華やかなギターを聴くことができる。

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→招待状のないショー)
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CDアルバム『招待状のないショー』FLCF-3848
招待状のないショー
 

投稿者 蒼木そら : 23:00 | コメント (13) | トラックバック

2005年09月12日

井上陽水「曲り角」

CDアルバム『招待状のないショー』(1976年LP)で「曲り角」を聴いた。作詞・作曲・編曲/井上陽水。このアルバムはフォーライフレコードでの初めてのLP。『二色の独楽』(1974年)までと比べて、急にに大人びたものを感じる。
 昨日の衆議院議員選挙の結果を見て思った。曲り角なのか、ニッポンは?しかし、相変わらず行方は見えない。

  ♪俺は曲り角で
  ♪こけた ほんの少し
  
「曲り角」には、フォーライフでの出発の意味もあるのだろうか?アルバム『氷の世界』(1973年)の熱はまださめてはいないだろうに、自信満々の気配はない。むしろどう見えるのか、自分像をつかみかねているようだ。
 
  ♪友達が出来た時は深い仲にならぬ様
  ♪大地を結ぶ虹はきれいすぎない様に

 美しすぎてなぜいけない?喜びをなぜ抑えるの?誰を信じるの?
 皮肉な詞がそのまま陽水の心情とは思わないが、つい訊ねてみたくなる。自らに楽観をいましめているのか。メロディも内省的。
 そして次の曲「今年は」に続くのである。

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→招待状のないショー)
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CDアルバム『招待状のないショー』FLCF-3848
招待状のないショー
 

投稿者 蒼木そら : 23:45 | コメント (10) | トラックバック

2005年09月11日

井上陽水「答えはUNDERSTAND」

 CDアルバム『EVERY NIGHT』(1980年LP)で「答えはUNDERSTAND」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/井上鑑。シングル(1980年EP)『Bright eyes』のB面。
 総選挙の日である。テレビ各局はどこも大型の選挙速報だ。大勢はほぼ決まり、これが国民の答えだと与党の党首は話している。
 
  ♪SWEET キャロライン

 選挙とはまったく無関係のあまいメロディーが歌い始める。この曲も、タイトルと曲の印象が違う。

  ♪心がSWEET キャロライン

 誰を想うのかキャロライン。月の夜に心悩ませて。幸せではないの?

  ♪ところがSWEET キャロライン
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ♪ブロークンハート
  ♪心がブロ-クンハート

 答えはわかっているさ、キャロライン。早くおいで、僕のところへ。

 平凡な読み方です。まあ聴きようは聴くものの勝手ということで。例にあげた歌詞、言葉の乗せ方が心地よいです。

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→EVERY NIGHT)

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CD:『EVERY NIGHT』FLCF-3851
EVERY NIGHT

投稿者 蒼木そら : 23:22 | コメント (37) | トラックバック

2005年09月09日

井上陽水「荒ワシの歌」

 『ReMASTER』(リマスタリングCD17枚組BOX2001年)のうちの『extra-2』で「荒ワシの歌」を聴いた。作詞/井上陽水・飯泉俊之 作曲/井上陽水・平井夏美 編曲/小野沢篤・平井夏美 。シングル(CD)『少年時代』(1990年)のカップリング曲。
 映画化されたと聞いて、昔の漫画《タッチ》を探し出して読んでいる。本屋で見ると文庫版あり単行本ありで人気のほどが窺える。棚の奥にあったのは最初の新書版(Shonen Sunday Comics-小学館-)で、いま読み終わった6巻は昭和58年5月の初版本だ。というと・・・1983年?22年前である。息も長いが話も長くて26巻まである。なぜこんなのを読み始めちゃったのか、ネタにもならないし・・・と嘆いてふと思いついたのがこの「荒ワシの歌」。少年野球チームのチーム歌(団歌?)だ。

  ♪白いボールに賭けた青春

 さすがに元気よく、わかりやすく始まる。
 しかし、「四角いベースをくるりとまわり」 とか「バットでヒット、ヒットでバント」とか、くすっと笑ってしまう。井上陽水作のチーム歌、なんとも贅沢なチームではありませんか。いまも 歌われているのでしょうか。チームはまだあるのでしょうか。
  
  ♪うちのエースは日本一

 エース上杉和也、息詰まる投手戦を制し、甲子園まであと一試合。(TOUCH)

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→ReMASTER→extra-2を選んで)

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ReMASTER(FLCF-3860)CD17枚組(このNo.17「extra-2」)
ReMASTER

投稿者 蒼木そら : 23:52 | トラックバック

2005年09月07日

井上陽水「Bye Bye Little Love」

 CDアルバム『white』(1978年LP)で「Bye Bye Little Love」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。アルバムの最後の曲である。

  ♪俺たちが恋をした時
  ♪天使から羽根がはずれた
    ♪重たい空

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ♪Bye Bye Little Love
  ♪Bye Bye Little Love

 愛が終わったわけではない。引き裂かれたのでもない。理由はない。ただ時が来ただけ。

 この曲を聴き終わってため息をつく。そしてまた「青い闇の警告」から聴く。『white』はそんなアルバムだ。2年以上前の『招待状のないショー』より若々しい印象があるのななぜだろうか。

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→white)
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CD『white』FLCF-3849
white

投稿者 蒼木そら : 23:38 | コメント (8) | トラックバック

2005年09月06日

井上陽水「甘い言葉ダーリン」

 CDアルバム『white』で「甘い言葉ダーリン」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。昨日に引き続き『white』を聴く。「ダンスの流行」の次の曲。
 タイトルの印象は、いい意味で裏切られる、。たしかに甘くて穏やかなメロディーだが、そこはかとなく翳が漂う。

  ♪あてのない旅人は知らない
  ♪眠られるゆりかごは売ってない

 読んでも歌われても美しい詩です。
 ないない尽くしのこの詩の世界に、別次元から来たような「甘い言葉ダーリン」が入り込んでいる。整った四行三連の詩でよいような気もするが、ミスマッチがまた面白かったり。

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→white)
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CD『white』FLCF-3849
white


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2005年09月05日

井上陽水「ダンスの流行」

 CDアルバム『white』で「ダンスの流行」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/星勝。“ダンス”のつくタイトルの陽水の曲はざっと見て3曲ある。「ダンスはうまく踊れない」「ダンスのチャンス」とこの曲。いろいろな編集盤にはいっている「ダンスはうまく踊れない」とこの「ダンスの流行」は、およそ同じ時期に生まれている(たぶん)。
 だいぶ前のことだが、飛行機の中かなんかで、ハリウッド版「Shall we Dance?」を観た。オリジナル「Shall we ダンス?」のほうが面白かった。誰かが言っていた、あまり踊る習慣のない日本人だからこその話だと。そのとおりだと思う。このあたりのニュアンスは、当然ハリウッド版にはない。

  ♪ジルバ、マンボ、タンゴ、ルンバ、ボサノバ
  ♪ダンスの流行

  ひとつ前の曲「迷走する町」で『white』感を堪能したあとのこの曲は、ずいぶん雰囲気が違う。転がってつまづきそうなリズム。こんなスピードで踊り続けるのはたいへんだ。
 でも二人は毎日ダンスダンスダンス。クラブから外へ「暗い夜道」へ、捉われて、恋も忘れて。「赤い靴」の女の子のように、とまらない。

  ♪いたわって うら切って いつまで踊れば
  ♪リズムの外で 君と休める?

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→white)
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CD『white』FLCF-3849
white


 

  
 

投稿者 蒼木そら : 23:07 | コメント (12) | トラックバック

2005年09月04日

井上陽水「カラフル」

 井上陽水奥田民生のCDアルバム『ショッピング』(1997年CD・LP)で「カラフル」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水・奥田民生。交互に歌ったりコーラスしたりしているこのアルバムだが、この曲のvocalは陽水。
 9月になったばかりだというのに、もう近くの神社の秋祭りだ。いつもより早いのではないか?と思ったら、地区のイベントが続くので、早めたのだとか。神様はそれで異存はないのだろうか。
 狭い参道は両脇に夜店が出て、通り抜けられないほどの混雑ぶり。お昼ごろ家のそばを賑やかに通って行った神輿が暗くなって神社に戻ってくるクライマックスまで、みんな買ったり食べたりおしゃべりしたりふざけたりしている。
 金魚すくい、大きなパンチボール、水のはいったヨーヨーなどの定番に加えて、新顔はいろいろな色の光るリング。小さな子供からteenagerまで、腕にはめたり脚に巻いたり、暗い境内にカラフルな光が弾んでいる。

  ♪あざやかな   口
  ♪先のとがった   眉
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ♪君の顔の部分  カラフル

 この例でいうと、「アザヤカナ-----クチ」と長~く延ばしてスパッっと切れる。あまり出番のないこのアルバムだけど、今日聴くといいなぁと。声が歌の気分にとても似合っている。曲は奥田民生っぽい気がするがどうなのだろう。
 なかなか官能的な歌詞だったりするのです。歌詞の全部も試聴も紹介できないのが残念。共作のためなのでしょうか。奥田民生の歌うのも聴いてみたい、延ばす部分など特に。

  ♪僕が恋に気づいたときの
     ♪君の体の部分  カラフル

 「カラフル」実は素敵な Love Song なのでした。

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『ショッピング』CD:FLCF3679、CD:SRCL-3769
ショッピング


 

 

2005年9月5日記

「カラフル」試聴はこちら→『ショッピング』までスクロールして

投稿者 蒼木そら : 23:29 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月03日

井上陽水・玉置浩二「俺はシャウト」

 CDアルバム『GOLDEN BAD』(2000年CD)で「俺はシャウト」を聴いた。作詞/井上陽水 作曲/玉置浩二 編曲/井上陽水・安全地帯・中西康晴・川島裕二。
 実は「夏の終りのハーモニー」を聴くつもりだった、まあ、季節的に。ところがこの曲の入っている『GOLDEN BEST』が、探したけれど見つからない。『GOLDEN BEST SUPER』もあるはずなのだが、思い出せばその3枚組みが出たとき、Disc1と2は友人にあげてしまたのだった。そして、もう1枚の収録アルバム『Re-View』も、誰かに貸したまま行方知れずと、ルーズな性格が恥ずかしい。
 「俺はシャウト」はシングル『夏も終りのハーモニー』(1986年EP)のB面、とりあえずこちらを聴いた。

  ♪フィードバックの目もりを変えて
  ♪ディストーションよりひずんでみせて

 はあ?
 そういえばちゃんと歌詞を読んだのは初めてで、見慣れない単語が続々と。
 
  ♪ディレクターの耳をグシャグシャにして
  ♪俺はシャウト!
  ♪シャウト!シャウト!シャウト!

 録音の風景らしい。バンドの音がかなり大きく、井上陽水と玉置浩二、ふたりの歌う言葉ははっきり聴き取れなかったりする。ずっと「うさぎさんして~~」と聞いていたのは「グシャグシャにして~~」だったのだ(笑い)。
 「one,two,three,four!」陽水のカウントで始まる、勢いのある曲。ライブを聴いているようだ。

 残念ながら、試聴は見つかりません。
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CDアルバム『GOLDEN BAD』(2000年)FLCF-3800
GOLDEN BAD

  

投稿者 蒼木そら : 22:39 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月02日

井上陽水「UNDER THE SUN」

 CDアルバム『UNDER THE SUN』でタイトル曲「UNDER THE SUN」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/窪田晴男。
 このアルバムからの曲が続いている。それだけ聴いていなかったということか。正直、あまり馴染みのないアルバムで、今日のこの曲も敬遠していた。『GOLDEN BAD』でもラストの位置を与えられているし、ファンの評価も高い曲なのだが。
 今夜テレビの歌番組をぼんやり見ていたら、「UNDER THE SUN」なるタイトルの曲が表示されてびっくり。面白半分に検索してみたら、Rip Slymeの今日歌っていた新曲以外にも、同じタイトルの曲やアルバムがいろいろ出てきた。

 さて、陽水の「UNDER THE SUN」は大曲である。気合たっぷりの歌いっぷりで、長く延びる高音も凄い。そして歌詞、空にあるもの、地にあるもの、ないものまでを網羅したような歌詞は、相変わらず、というか、特にというか難解だ。なかなか、広がる展開についてゆけない。
 この歌、ライブで聴いてみたい。苦手意識を克服できるかもしれない。

 歌詞はこちら

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→UNDER THE SUN)

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『UNDER THE SUN』FLCF-30220
UNDER THE SUN


投稿者 蒼木そら : 22:54 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月01日

井上陽水「ダメなメロン」

 CDアルバム『GOLDEN BAD』(2000年CD)で「ダメなメロン」を聴いた。作詞・作曲/井上陽水 編曲/大村憲司。このアルバムは『GOLDEN BEST』(大ヒット。たぶんいまも売れているのでは?)の一年後に出た編集版で、シングルのB面やあまり陽の当たらない曲(14曲)を集めたものという。「ダメなメロン」もシングル『新しいラプソディ』(1986年EP)のB面。『ReMASTER』の『extra-2』でも聴くことができる。

 電車の冷房が寒い。外気が涼しくなっているのだ。季節は確実に過ぎようとしている。あまり暑い間はご遠慮申し上げていたこの熱い曲をやっと聴く。

  ♪燃えるあなたの瞳に
  ♪みつめられても 感じ方だけは勝手だから

 「感じ方」のところがとても早口。2節以降も同じくで、電車の中で聴いてて、ここ、なんて歌っているのかなと。テンポが早くてご機嫌な曲。リピートして活力をもらいながら帰って来た。

  ♪丸いメロンの気持は
  ♪泣いてゆれるばかり

 活力といっても、別にそのような歌詞ではないのです、“転がるばかりの”メロンですから。

  ♪大人みたいに恐がる彼氏を

 「子供みたいに」の間違いではない。“転がる”“恐がる”とか面白い歌詞だが、覚えにくそう。それでライブで歌われないのでしょうか(まさか!)。

(聴いてみて! FORLIFE のこちら→Discography→ReMASTER→extra-2を選んで)

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RCDアルバム『GOLDEN BAD』(2000年)FLCF-3800
ReMASTER(FLCF-3860)CD17枚組(このNo.17「extra-2」)
GOLDEN BAD
ReMASTER

投稿者 蒼木そら : 23:27 | コメント (9) | トラックバック