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2008年05月24日

井上陽水コンサート2008須崎

 2008年5月24日(土) 
  須崎市立市民文化会館(高知県須崎市) 19:00開演

新居浜から高知県須崎市へ。高知から四万十のほうへ特急で40分各駅停車だと1時間余のところ。漁港だそうで、駅に着く前にちょっと見えました。入り江?内海?海が入り込んで船が沢山泊まっていた。濁らずにスサキと読む。昨日の新居浜は、アライハマじゃなくてニイハマでした。

  陽水は市の観光資料かなにかで読んだとここの特徴をのべてました。えっと、雄大でおおらか?須崎のみなさんとは「初めまして」だそうで、今日の自己紹介は作曲の方法。即興で「須崎の本質」なる曲をご披露。お父上の郷里が近いので、町の名は聞いていたと。

  800人ぐらい収容との会場は、そこここに折りたたみいすの席も作られ、立ち見の方たちも沢山。ごめんなさい、よそ者のわたしが座って、と思う。
  1曲目から手拍子、次の「東へ~」ではいよいよ盛大に、きれいに揃って、もうお祭り気分。外は雨だけどうきうきしてくる。須崎の、そして高知のみなさんは明るいです。

  今日の「ワインレッド~」はベースからスタートしてギターが加わる。そうそう、この曲のとき、今堀さんは座ってアコースティックを弾くのです。
  「氷~」もまた変わってる気が・・・。ハモニカも投げられて。
  モバイルサイトのスタッフさん日記の言葉を借りれば、“渾身の”ライヴが続き、本編終了。
    
  このとき8時40分。実は高知への電車が9時15分のあとは10時ごろまでなく、出やすい位置にいれば間に合うかもと思ったわたしは、立ち見の方たちにまぎれて後ろに立つ。
  ところがそれが嬉しい誤算で、出てきたのは陽水ひとり。ずっとシーズンカラーの明るいグリーンだったが、今日は鮮やかなオレンジのTシャツ。
  福岡から来るたびに父上の故郷がとてもいいところに思えたと「海へ来なさい」をギターと共に。続いてそれこそ渾身の「人生が二度あれば」を。最後に声が詰まって、わたしもジーンときてしまう。
  みなさんを呼んでの「少年時代」もその余波で、曇るステージを見ながら立ちつくすのでした。
  さすがに高知は特別な場所なんですね。

  01.Make-up Shadow
  02.東へ西へ
  03.飾りじゃないのよ 涙は
  04.Power Down
  05.ワインレッドの心
  06.リバーサイド ホテル
  07.新しいラプソディー
  08.The STANDARD (奥田民生)
  09.5月の別れ
  10.背中まで45分
  11.バレリーナ
  12.嘘つきダイヤモンド
  13.Just Fit
  14.限りない欲望
  15.氷の世界
  16.傘がない
  
  アンコール

  17.海へ来なさい
  18.人生が二度あれば   
  19.少年時代      
  20.夢の中へ  
  21.いっそ セレナーデ 

   
   Piano & keyboards 小島良喜、Bass TOKIE、Percussion 三沢またろう、Guitar 今堀恒雄

  井上陽水公式WEBサイトhttp://www.y-inoue.com/


  歌詞はこちらでお読みになれます 

投稿者 きさら先 : 23:59 | コメント (15)

2008年05月23日

井上陽水コンサート2008新居浜

  2008年5月23日(金) 
  新居浜市民文化センター(愛媛県新居浜市) 19:00開演

YOSUI & His Members の圧勝! 誰に対して?わたしの眠気です。ま、いつもなんですけどね。
  6時半起きだし暑いし、ヘロヘロのよれよれで、二時間保つかなぁと不安なままタクシーに運んでもらって行ったのでした。
  「駅前さっぱりしてるけど、町はどこなんですか?」「町はないんや」(笑い)会館についてようやく「何?今日」ときいてくれて。「有名や!」「何知ってます?」「聞けばわかるわ」って。面白い方でした。

  見るからに古い会館で、こういうところ、結構好き。一階だけで、あいうえお順で。ぎっしりです。始まる前から熱気むんむん。ヨースイ!と男性の声。

  「忙しい中、なぜ来てくれるのか」と。わたしに問われたわけではないけれど、「はいはい、自分にもわかりません」と心で答えて。
  「うどんを(讃岐うどんだけど)を食べに入ったら、自分の写真があってびっくり」したそうです。

  文字通り目が覚める想いで聴いた、どの曲も。「氷の世界」なんて、過去に完成形を聴いたと思っていたけれど、今日はまた実に不条理で素晴らしい。自分でもどういう意味かわからないけど。
  
  そんなわけで、すっかり蘇生し、かなり遠い道を歩いて帰ってきたのでした。歩いてみたら、食べ物やさんが結構あってちょっと後悔。駅のコンビニでじゃこ天といか形のかまぼこを買ってしまってたから。
愛媛のじゃこ天おいしいですよ。でも明日は高知で新鮮なお魚食べたいです。
  

  01.Make-up Shadow
  02.東へ西へ 
  03.飾りじゃないのよ 涙は 
  04.Power Down
  05.ワインレッドの心
  06.リバーサイド ホテル
  07.新しいラプソディー
  08.The STANDARD (奥田民生)
  09.5月の別れ
  10.背中まで45分
  11.バレリーナ
  12.嘘つきダイヤモンド
  13.Just Fit
  14.限りない欲望
  15.氷の世界
  16.傘がない
  
  アンコール

  17.少年時代
  18.心もよう      
  19.夢の中へ      
  20.いっそ セレナーデ 

   
   Piano & keyboards 小島良喜、Bass TOKIE、Percussion 三沢またろう、Guitar 今堀恒雄

  井上陽水公式WEBサイトhttp://www.y-inoue.com/


  歌詞はこちらでお読みになれます 

投稿者 きさら先 : 23:56 | コメント (1)

2008年05月16日

井上陽水コンサート2008京都

  2008年5月16日(金) 晴れ
  京都会館(京都市) 19時開演

  京都会館はかなり古いホールで、1960年前川国雄の作品だそうです。その後で建った上野の東京文化会館と、厚く突き出したひさしのそりが似ています。太く四角い列柱を抜けて入る中庭は、守られていながら風も通るような安心感を覚える空間です。
  決して聞きやすいホールではないだけに、建て替えというような話が出てきたら、どう考えたらよいのでしょうか。

  彦根より京都は暑い。会館のある場所の周りのお堀の葉桜は、濃い緑色。桜が散るころに来たのを思い出す。
  京都は昨日が葵祭りだったとか、その話から高岡のお祭りの話に。こちらのほうのお祭りは繊細だけど、筑豊のお祭りは乱暴だそうです。
  そんな流れで、今日の挿入歌は三橋美智也(たしかこんな字)の「おいら炭鉱夫」。歌詞の解説、聞きどころの説明など。苦しいだけでは終わらない、開き直った明るい人生観というふうに聞きましたがそんな感じでしょうか。「さのよいよい」(炭坑節)にそんなに深い意味があったとは!(笑い)

  2曲目は「東へ西へ」3曲目は昨日と同じで「飾りじゃないのよ 涙は」。以下彦根と同じ。

  アンコールの「夢の中へ」で1階はみんなわーって感じで立って手拍子。「いっそセレナーデ」で20曲のライヴは終わりました。
  疲れているせいか(自分がです)勢いのある曲に惹かれた今夜でした。刻むリズムに元気をもらって。陽水もバンドのみなさんも、疲れておられるでしょうにね。

  

投稿者 きさら先 : 23:51 | コメント (10)

2008年05月15日

井上陽水コンサート2008彦根

  2008年5月15日(木) 快晴
  ひこね文化プラザ(滋賀県彦根市) 19時開演

  五月晴れ!気温、高すぎず低すぎず、陽水日和の近江であります。お昼は近江牛に堪能したあとはやはり彦根城でしょう。子供のころに松本城に上って以来、お城は苦手なのだが、「天気がいいので、今日は眺めがいいですよ」との受付の方の言葉につられて、無謀にも天主閣まで。このお城も昔のままの数少ないお城のひとつだそうです。
  もう歩きたくないなぁと思っているところへ寄ってきた自転車タクシー?のお兄さん。古い家並みを案内してくれるというのでついその気に。ちょー恥ずかしい初体験。でも、このお兄さんが物知りで、彦根のことなら知らないことはないって感じ。一見お寺?みたいな教会へ連れてってくれました。和風の教会は日本に三つときいて、わたしは三つもあるのかとびっくり。お名前きいておけばよかった。また彦根にきたら会いたいです。

  宿でひと休みしてちょっと寝過ごし(笑い)タクシーで会場へ。ちょうど日没の少し前で雲が美しい。琵琶湖の夕日はどんなにか・・・というと、「回って湖畔を走っても間に合いますよ」と。その運転手さんも、どうも夕日ファンだったらしく、いきいきと写真の指示などする。湖の向こうの山なみに落ちんとする大きな太陽。走っている間にもう沈んで、貴重な素晴らしい瞬間を味わうことができた。
  この運転手さんにも恒例のアンケート調査を。陽水といえばどの曲?答えは「リバーサイドホテル」でした。
  
  豊かな気持ちのまま、陽水を聴く。陽水はいつも「よいことが沢山ありますように」と言ってくれるけれど、こんなよい日を過ごせたら、もう充分と思う。
  そうそう、食いしん坊友達に、お昼の伽羅で会って、たねやさんでお茶してたらまた会って笑ってしまいました。

  「飾りじゃないのよ 涙は」はジャズ風で素敵な演奏。聴けて幸せ。
  初めてらしいという彦根での自己紹介は音楽の・・・・といいながら、いつの間にか石炭のお話に。福岡から舵を切りなおして、なんと今日は「炭坑節」を!
  そしてまだ足りないのか、「黒田節」も歌ってくれました。
  この辺の民謡って?の質問に、前の席の方が答えてあげてて、会話が楽しそうな陽水でした。

  「氷の世界」今日はハモニカの出番はなし。「傘がない」で本編終了。「虹のできる訳」のうわさを聞いている方たちは、残念そうでした。また聴けますようにと、陽水に倣ってみなさんの幸せを願うわたしであります。

  セットリストは前回の松江と同じです。

  
  

投稿者 きさら先 : 23:55 | コメント (9)

2008年05月11日

井上陽水コンサート2008松江

  2008年5月11日(日) 曇のち晴
  島根県民会館(松江市) 17:30開演

  宍道湖、松江城、お堀。大きい橋小さなお堀の橋、沢山あって渡るのが楽しい。松江はこじんまりした素敵な街です。ごく普通に、家庭でお茶をたてるんですって。優雅です。

  6時少し前に会場に着くと、妙にシーンとしている。それもそのはず、5時半開演で、もう「ワインレッドの心」の最中でした。「闇夜の国から」に替わって演奏された「飾りじゃないのよ 涙は」を聞き逃してしまった。残念!

  松江は27,8年ぶりだそうです。今日の自己紹介は音楽との馴れ初めのお話。お父上が口ずさんだという歌を何曲か少しずつ歌ってくれました。「これ知ってる?」などと、次々とご機嫌で楽しそう。そして、この地方の安来節(こんな字?)は難しいから代わりに福岡の歌をと、黒田節を。見事な黒田節でした。

  アンコール「夢の中へ」では、またろうさんのリードで手拍子も盛大に。次第に立ってゆくのもいい感じ。
  県民会館は古いようだが、なにげにいい建物でした。会場いっぱいに気持ちがこもっていいライヴ。それだけにいっそう、今日の遅刻は痛い!

  01.Make-up Shadow
  02.娘がねじれる時
  03.飾りじゃないのよ 涙は
  04.Power Down
  05.ワインレッドの心
  06.リバーサイド ホテル
  07.新しいラプソディー
  08.The STANDARD (奥田民生)
  09.5月の別れ
  10.背中まで45分
  11.バレリーナ
  12.嘘つきダイヤモンド
  13.Just Fit
  14.限りない欲望
  15.氷の世界
  16.傘がない
  
  アンコール

  17.少年時代
  18.心もよう      
  19.夢の中へ      
  20.いっそ セレナーデ 

   
   Piano & keyboards 小島良喜、Bass TOKIE、Percussion 三沢またろう、Guitar 今堀恒雄

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投稿者 きさら先 : 23:58

2008年05月10日

井上陽水コンサート2008広島

  2008年5月10日(土) 雨
  広島厚生年金会館(広島県) 18:00開演

  広島へ”夢見るヒコーキ”で来たのは初めてです。機内で「現地の天気は雨、気温は10度」と聞いて、北国かっ!と。松本が27度だったし、そろそろ5月らしい天候に恵まれたい。チーム陽水のために。
  それでも念願の世界平和記念聖堂へ。幟町カトリック教会の聖堂です。信者ではないけれど、高い天井の下でお祈りしました。この国が戦争に向かいませんようにと。ここ広島へ来るとまじめにそう願う。あと、新型インフルエンザウイルスが滅亡しますように。

  陽水作詞の「HIROSHIMA」で聞く地名を見て、あ、ここかと。八丁堀はとても賑やか。デパートもアーケード街もあって、買い物したり食事したり、みんな楽しそう。八丁堀から紙屋町まで♪そんなに遠く♪歩きました。
  会場は、原爆ドームからデルタ地帯をくだり、きりっと美しいピースセンターも過ぎて、川に面してある。
  ヨースイ機MCは着地しそうでしないの繰り返し。何に受けたのか何度もひとりで笑っている。「ゴールデンウイークが終わって、火曜か水曜あたりから働いて、やれやれ恵みの雨の土曜日なのにコンサートに来て」と、庶民の事情をよくご存知で。もっとも、ご本人は、GWも働いてましたものね。
  話にかぶさるコールが何度もあったが、これも愛するがゆえなのでしょうね。

  今日は「Power・・・」と「Just・・・」甲乙つけ難し。どちらも素敵!比べる理由もないのだが。しかし、Just Fitの前に、いつも人生を持ち出すのはなぜだろう。
  「The Standard」 民生さん、ごめんなさい。広島に来たのにお好み焼き食べませんでした。アーケード街を歩くカップルを見て、こんなふうに過ごされたのかしらと。でも、この曲は、もっと大人になってからのうたなのでしょうね。
  「少年時代」  この位置なら手拍子は出にくいかも。
  「心もよう」 うーむ。飾りがちょっと気になって。
  「アジアの純真」今季お初。とても気合はいってみえました。

  01.Make-up Shadow
  02.娘がねじれる時
  03.闇夜の国から
  04.Power Down
  05.ワインレッドの心
  06.リバーサイド ホテル
  07.新しいラプソディー
  08.The STANDARD (奥田民生)
  09.5月の別れ
  10.背中まで45分
  11.バレリーナ
  12.嘘つきダイヤモンド
  13.Just Fit
  14.限りない欲望
  15.氷の世界
  16.傘がない
  17.少年時代
    
アンコール

  18.心もよう
  19.夢の中へ      
  20.アジアの純真      
  21.いっそ セレナーデ 

   
   Piano & keyboards 小島良喜、Bass TOKIE、Percussion 三沢またろう、Guitar 今堀恒雄

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投稿者 きさら先 : 23:59 | コメント (11)

2008年05月04日

井上陽水コンサート2008松本

  2008年5月4日(日)
  まつもと市民芸術館(長野県松本市) 17:30開演

  昨日は高岡から長野へ。つい最近ニュースを賑わした善光寺のある町です。中央線特急しなのに乗り換えて松本へ。改札で出迎える人の多さにGWなんだなぁと思う。北アルプスの雪はまだ真っ白だが町は暑かった。
  今日のコンサートで陽水が「お城を見るのに40分とか50分かかるそうで」と言っていたが、昨日もそちら方面へのバスはのろのろ運転。歩いたほうが速いと思うが、暑さで倒れたらしゃれにならないし。
  今日は方角を変えて旧制高校の校舎などを保存している一角へ行ってみた。卒業した有名人の手紙などを掲示してある一面に「斉藤宗吉」の物理の答案が。のちの北杜夫ですね。答えの代わりによく読めないがひねった理屈と「ぼくの全集に載せられるでしょう」というようなことが書いてある。大物です。そのような気風もあったのでしょう、そのころそこには。

  市民芸術館の外観はとらえどころのない有機体のよう。中も壁が大きな水玉模様でその水玉がときどき窓。肝心のホールはクラシックな馬蹄型で、客席がなんと4階まである。
  今日の席は2階のバルコニー。渋谷への願望がここで叶ったわけですが、2階でさえすごく高いし小島さんが見えない。一人ずつ縦に並んでいるので気は楽だが、仲間はずれのような気分も。拍手の響きがさすがにすごかったです。

  陽水は「しみんげいじゅつかん、このようなところで畏れおおい」などと言っていたが、どうしてどうして、余裕の声量でした。見下ろすとみんな圧倒されて聞き入っている様子。帰りにCD売り場には沢山の人だかりが。(LOVE COMPLEXも買ってねーまだ言うかー)

  2曲目の「東へ西へ」が今季お初です。それとわかるイントロ(笑い)
  「結詞」がアンコールの最後に。今回のひとり旅の締めくくりでした。

  モバイルサイトのスタッフさん日記によると、今日は朝の8時から準備だったそうで、大変なものなんですね。
  ツアーは9回終わって、やっと3分の1?もう3分の1?1週間もおかずにまた西へ。帰京してのその間にお疲れを十分癒されますように。


  01.Make-up Shadow
  02.東へ西へ
  03.闇夜の国から
  04.Power Down
  05.ワインレッドの心
  06.リバーサイド ホテル
  07.新しいラプソディー
  08.The STANDARD (奥田民生)
  09.5月の別れ
  10.背中まで45分
  11.バレリーナ
  12.嘘つきダイヤモンド
  13.Just Fit
  14.限りない欲望
  15.氷の世界
  16.傘がない
  17.いっそセレナーデ
    
アンコール

  18.少年時代
  19.心もよう      
  20.夢の中へ      
  21.結詞 

   
   Piano & keyboards 小島良喜、Bass TOKIE、Percussion 三沢またろう、Guitar 今堀恒雄

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2008年05月02日

井上陽水コンサート2008上越

  2008年5月2日(金)
  上越文化会館(新潟県上越市) 18:30開演

 
  高岡から日本海沿いを東へ。どこからか新潟県になる。海が遠くまた近く、いくつもの川を渡る。小川が小川のままで海に入るのを、わたしの人生はこのくらいかと思う。天国へ行かなくてもよいけれど、なんとか海にはたどりつきたい。
  直江津から内陸に入る。水田にはまだ水はなく、遠い山にはまだ残雪が。高田の町を歩いてみると、昔からの問屋街が残っている。庇の深い造りは、豪雪の冬も町の人がその下を歩けるようにとのこと。私有地の提供です。永い冬に耐えながらの思いやりの慣わし、優雅です。

  ホールは春日山という駅にあって、上杉謙信の居城という春日山城址があるらしい。歴史に強そうな陽水も今日は触れなかったが。隣の駅である高田にも城址があって、お城っていったいいくつあったのか。
  春日山駅の近くにはホールのほかに市役所がありいわば上越市の中心なのに、ここを通る信越線は線路が一本だけ。駅員さんも夜はいなくなる。列車が来ると「村の鍛冶屋」のメロディが鳴る。無駄話はさておき。

  去年の夏フェスを報じたスポーツ紙に「陽水降臨」の文字が躍っているのを見て、いつから人間ではなくなられたのだろうと恐れ入ったのだったが、「と~かいで~は~」のひと声にはたしかに、人ならぬものを感じる。
  もう作者の手を離れて、「傘がない」という曲の魂が存在するのかもしれない。その魂に唄わされているような。昨年はあまり聴けなかったこの曲の復活を喜ぶ。
  ドラマチックなこの曲とは逆に淡々とした「結詞」は、それだけにいっそうこめた気持ちが感じられて、おいしいものを惜しみながらいただくように聴く。
  わたしは何度でもうれしいが、札幌で会った方は、2日のうち1回は「虹のできる訳」を聴きたかったと言っておられた。そうかもしれませんね。わたしも「まもってあげるから」も聞きたいです。欲張り?

  今日は「Power Down」より「Just Fit」。
  人生が300年あるのなら、いいですとも、Just Fit!(笑い} それは冗談だが、疾走するアンサンブル、快感でした。
  

  01.Make-up Shadow
  02.娘がねじれる時
  03.闇夜の国から
  04.Power Down
  05.ワインレッドの心
  06.リバーサイド ホテル
  07.新しいラプソディー
  08.The STANDARD (奥田民生)
  09.5月の別れ
  10.背中まで45分
  11.バレリーナ
  12.嘘つきダイヤモンド
  13.Just Fit
  14.限りない欲望
  15.氷の世界
  16.傘がない
  17.結詞
    
アンコール

  18.少年時代
  19.心もよう      
  20.夢の中へ      
  21.いっそ セレナーデ 

   
   Piano & keyboards 小島良喜、Bass TOKIE、Percussion 三沢またろう、Guitar 今堀恒雄

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2008年05月01日

井上陽水コンサート2008高岡

  2008年5月1日(木) 晴のち曇り
  高岡市民会館(富山県) 18:30開演

  
  空港からの途中の田には水が張られ苗代には富山こしひかり(推測)の苗がほわほわと育っている。もうそろそろ田植えの時期なんですね。

  ホールは古城公園の入り口にある。公園といっても、ほとんど森とお堀で自然がたっぷりの中にいろんな施設が散在している。

  折から今日は高岡御車山祭。陽水は予習怠りなく(笑い)「みくるまやままつり」と得意げに?発音して、その由来を話してくれました。よく覚えますよね~わたしは覚えられなくてホテルに戻って調べたわけです。
  古い街並みを散歩していたら、お店の前に数脚ずつ椅子がだしてあったりして、いい感じ。「おやまが見えたよ~」と中の人を呼んだりしている。ちょうどその御所車がしずしずと進んでおられました。

  街のお祭り気分がうつったように、陽水は楽しそうに見えた。アレンジはまた変化してバンドも、どんどん魅力的になっている。
  富山のみなさんが、また、素晴らしい。感動が、喜びがわーっと伝わってくるのでした。

  「自分の気持ちを表してる曲」「みなさんに聴いてほしい曲」そして今日は「My fevorite song」と、いろんな言い方で、このツアーの一押しは「Just Fit」のようだ。が、わたしは陽水の力強いギターが印象的な「Power Down」が好き。今日なんか、間奏?のとき、ギタリスト陽水誕生か!みたいな。かっこよかったです。

  


  01.Make-up Shadow
  02.娘がねじれる時
  03.闇夜の国から
  04.Power Down
  05.ワインレッドの心
  06.リバーサイド ホテル
  07.新しいラプソディー
  08.The STANDARD (奥田民生)
  09.5月の別れ
  10.背中まで45分
  11.バレリーナ
  12.嘘つきダイヤモンド
  13.Just Fit
  14.限りない欲望
  15.氷の世界
  16.傘がない
  17.結詞
    
アンコール

  18.少年時代
  19.心もよう      
  20.夢の中へ      
  21.いっそ セレナーデ 

   
   Piano & keyboards 小島良喜、Bass TOKIE、Percussion 三沢またろう、Guitar 今堀恒雄

  井上陽水公式WEBサイトhttp://www.y-inoue.com/


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投稿者 きさら先 : 23:00 | コメント (1)